おさむ茶マイルーム

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 先先週、NHK・BSで「フォレストガンプ・一期一会」をオンエア、劇場1回、ビデオ2回、4回目の観賞、原作も含めると5回目か、いつ観てもアメリカ映画の底力の凄さに圧倒される作品だ。IQは低いが、母の強い愛を受けて育ったフォレストの人生を、彼が語り続けるという形でストーリーが進みます。フォレストという愚直な青年の30年にわたる半生を通り、追体験することで、自分たちが何を失い、何が見えなくなっているのかを再考させた逸品だと思います。また、時代を象徴する“事件”とヒット・ナンバーで綴った心暖まるヒューマン・ファンタジー、T・ハンクスの当り役といってもいい。

 作品の中で、歴代大統領と彼を合成したCG技術も驚異的、いじけた児童がかくも立派な人生を積む。そのことで涙を流させるであろうが、本人の善行、その善人性があらゆる不幸を乗り越える、その性格がうれしく頼もしい。今までのアメリカ映画のヒーローと言えば、強くて、頭が良く、そしてハンサムと相場が決まっていました。そうかと思えば正反対に、欠点だらけでルックスも悪く、おまけに劣等感のかたまりで性格的にも屈折しているアンチ・ヒーローが活躍するこういう映画もありかな…と、大感動もの映画ではないが、良い映画であることは確かだろう。



2006.03.13:osamu:count(3,077):[メモ/▼映画&読書感想文]
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