おさむ茶マイルーム

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 そう、あの宮沢賢治のものだ。先日、花巻の訪れた羅須地人協会(晩年の住んだ家)の伝言板に今でも書かれている。訪れる人に賢治さんの凛とした生き方を伝えてくれる黒板です。
 自宅は花巻空港の横にある花巻農業高校に移転されているので、「下ノ畑」は実際にはもっと離れたところにある土地なのですが、今もまだ賢治さんが清く理想を掲げ、田畑で汗を流しながら人々とともに生き続けているような思いが伝わってきます。

 昔は、ほかの家に訪問するとき、了承を取ってから伺うことは少なかったのではないかと思う。今のように、携帯電話や電子メールはもちろんのこと、電話もあまり普及していない当時では「こんにちわ〜」と突然お邪魔してもそれが不思議ではない。
 
 今は訪問する方があらかじめ連絡するのが現在のエチケットとなっている。
時間に無駄がなく過ごせるという意味では、便利な世の中だ。さしずめ現代で『仕事ニ出カケテ居リマス』と黒板に書いてあれば、「泥棒さん、お入りください」と言っているようなものだ。
 何かにつけ大らかに生きた昔のほうがいい時代じゃなかったか、との思いを強くする今日この頃である。

2006.09.12:osamu:count(2,738):[メモ/▼オヤジの独り言]
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