おさむ茶マイルーム

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 北国に長らく住んでいると、冬はブラック&ホワイトの世界でシンプルライフが故に“和の心” が欲しくなるものでございます。特に、昔の生活で経験したものが妙になつかしくなるものでございます。その代表的なものが「火鉢」ストーブやエアコンじゃ絶対出せない味があるからでございます。
 我が家での自慢・骨董品が何を隠そう火鉢なんです。といっても陶器の火鉢や囲炉裏火鉢といった大それたものではありませんが、手炙り(てあぶり)といった極フツーのもので、しかも四角木製のもで、親戚にねだってもらったものがこれ。

 火鉢に手を当てると、ほっこり、ほんのりと温まります。炭火のパチパチという小さな音もまたオツなものです。ただ、昔のあばら家はスースーでしたが、今の高密度の住宅事情にあっては一酸化中毒の危険性あるからヤバイので気をつけないと…。

 火鉢の七つ道具といえば…
・五徳(鉄瓶や網を支えるもの)
・灰ならし(灰を整え模様を描くもの)
・火箸(炭火を掴む金属製の箸)
・鉄瓶、土瓶、ヤカンなど湯を沸かす道具ほかですが、亡くなった親父が火鉢のそばでよくキセル煙草を吸っていたのを思い出します。そして、通信簿の余り良くないときは、そのキセルでたたかれたことも…でへっ(-_-;)。

2006.02.16:osamu:count(1,877):[メモ/▼昭和な時代]
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