おさむ茶マイルーム
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WBC
日本中がアツク燃えたWBC、王ジャパンは首の皮1枚残して韓国から劇的勝利、そして今日の決勝戦、キューバ相手に見事世界一…パチパチパチ。アメリカの審判の誤審問題もあって、後味の悪さを引きずった大会でもありましたが、それを吹き飛ばして余りある優勝でした。
その誤審問題ですが、アメリカ戦での3−3と同点の場面、3塁ランナーの西岡がタッチアップしし、ホームを駆け抜けたその時、誰もが日本の勝ち越しを確信したことでしょう。しかし、米国チームはタッチアップが早いと抗議しました。何と、この抗議で、一度はセーフとされた判定が、その後、アウトと覆ってしまったのです。
私は、長い間野球を見続けてきましたが、監督の抗議で判定が覆ったのを見たことはありません。「審判は絶対ですから、覆りませんよ」というのが、解説者の説明です。相撲のように、ビデオを見て審判団が協議すればいいのにと、私などは思いますが、そうはいきません。
一度、下された審判の判定が覆るというあり得ないはずの事態が生じ、しかもそれが野球の本場、アメリカでのことなのですからなおさらです。
もし、日本チームからの抗議だったら、このような形で判定は覆ったでしょうか。それが米国チームからの抗議だったからだと、どうしても思いたくなってしまいます。
公正で公平な審判というのは、スポーツの大原則です。どこの国のチームであれ、そのような原則を適用するのが、フェア・プレーの精神でしょう。
アメリカは、いつの間にか、このような精神を失ってしまったのでしょうか。自国のチームや選手をえこひいきする国に成り下がってしまったのでしょうか。世界の大国という「ハードパワー」に頼り続けてきたために、アメリカの人々は「ソフトパワー」の威力を忘れてしまったのかもしれません。しかし、アメリカは格下メキシコに思わぬ敗退を喫し、「想定外」脱落は皮肉というしかありません。でも、「雨降って地固まる」でニッポンが勝ったから、まっいいか〜。
2006.03.21:
osamu
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