おさむ茶マイルーム

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 先日、日本海の酒田にいく用事がありました。駅前の大型スーパーが消え、商店街もシャッターを降ろしているのが目立ち、かつての活気が失せているようで一抹の寂しさが…。庄内は米どころ、その象徴が山居倉庫。百年以上も経つ米の保管倉庫が今でも現役で頑張っている。太陽熱を和らげる二重屋根構造、夏の西日、冬の季節風をさえぎるケヤキ並木、人間より米を大切にしたのではと思わせる先人の知恵と工夫には驚かされる。
 この倉庫の一部を利用して、庄内米歴史資料館や酒田市観光物産館がオープンし、観光客でにぎわっていた。でも、かつての倉庫の変貌は、日本農業の衰退をみるような気がして何か寂しい。
 時あたかも衆議院総選挙の真っ最中「郵政民営化に賛成か否か」にかき消されて、農業政策はほとんど聞こえてこない。紛れもなく山形は農業県、後継者不足問題も含めて10年後20年後の姿見えてこない。現政府の農業政策の方向は、農業の担い手を絞りこむいわば農業の縮小再編を前提にした組み立てのようだが、農政の歴史で政府が立案で成功したためしがない。これも、別の意味での「もう一つの地方切捨て」のように思えてならない。

2005.09.02:osamu:count(1,340):[メモ/▼オヤジの独り言]
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