小野川温泉 吾妻荘

:: 館内レポート
   宴会場にお膳を並べる前に、このように
   膳をたてて、箸や、コップをつけます。この方が
   仕事がし易いわけです。昔は、このお客様のお膳は
   上客さんは、その人その人で、名前入りのものを
   使用していたそうで、時代の違いを感じさせます。
   仙台から、BMにのってるるぶの取材にうら若い
   ライターの曽根田さんと多少ふけたおじさんの
   キャメラのかたが見えました。庭の岩を近くから
   とりましたから、その写真が載るかもしれません。
   ラジウム玉子つくりも撮りました。
   来年、4月発売です。 有難うございます。
   あでやかな紫色の実をつけるので平安時代の
   女流作家、源氏物語の作者、紫式部の名がついた
   と言われます。小町開湯の温泉に紫式部が咲くのも
   目の保養です。
  庭のどうたんが少し色ずいてきました.このあたりの
  紅葉は、11月第一週ぐらいになりそうです.裏磐梯
  桧原湖の紅葉もそのぐらいと思われます.
  吾妻荘新館宴会場前のお風呂場にぬける廊下
  に敷かれる玉石は、山形の本間設計事務所の
  今野勝也さんらが何十種というサンプルを取り寄せて
  その中から、この場にふさわしい玉石を選んで
  敷いたものです。

   吾妻荘、玄関の敷板はけあきの一枚板が敷かれています.
   戦後、まだ森林の乱伐が行われていなかった頃にお客さん
   すじから話があって、十数枚のけあきの板が蔵にしまって
   おかれたのを貰ってきて、鉋でけずって敷き並べたもの
   です.
  
  秋のレモン釜に館山りんご千秋、あけびなどを
  成島焼きの大ぶりの土くさい陶器にのせました。
  温泉の浴槽の底をくり抜き、外にパイプを立ち上げ
  湯を流します.浴槽の上下の温度調整の意味と浴槽の
  底に汚れがたまらないようにする意味とがあります.
  小野川の湯はこのようにサイホン方式がいきわたって
  いますが、湯量がないとかけ流しができません.
  一日に6回転以上、4時間で浴槽の湯が全部新しく入
  れ替わるのが衛生学で望ましいとされております.
  
  
  
  お盆で高台から見守る先祖がしばらく
  いらっしゃいます。足下を照らすように
  提灯を飾ります。