:: 温泉と健康について
階段を下りて湯船につかると湯があふれ
したから、ボコボコと湯がわき上がってきます。 自然湧出時代は、各旅館で浴槽を掘って底に板を 敷いて、下から湯がわき上がって来るようになって いました。泉質も各旅館で違っていたものです。 食塩泉、硫化水素は多少の含有量に違いがあったの ですが、ラドン、ラジウムといった放射能泉の含有 成分は、上の湯と下の湯ではかなりの違いがありました。 ですから、自ずと、ファンも異なっていたわけです。 |
冬に、もやしが出来るとお得意様のお家を訪問
し、春先、雪が解けると宿の準備をします。七輪 に炭ををいれ、湯を沸かし、米をたきます。野菜 を農家の方がもってきて、自炊するわけです。田植え の終えた、さなぶり湯と稲刈りを終えた晩秋の農閑期が 最も宿の忙しい時期でした。冬は雪下ろしをしたり 蚕をかったり、豆もやし、あさずきを栽培したりして いました。 |
自転車すら普及していなかった、時代.高度
成長期以前、あるいは戦前、学生は徒歩で市内の 学校に通ったものです.冬も裕福でない家庭では、 下宿できないので徒歩でした.2時間ぐらい、帰りは 2時間半歩いたものだそうです.運良く、馬ぞりに とびのれれば少しは楽できたものでしょう.雪解けと ともに、蚕を置いておいた客室をかたずけ、宿の準備 をするのです.昔は、ほとんどが湯治宿でした. 種もやしといって、種籾を発芽させるため、もやし場 に籾を運んできて、湯に着け、発芽させるのです. |
阿岸祐幸先生、(北大医学部名誉教授)北海道から九州まで
温泉地のウェルネス観光ツーリズムの顧問をしてい らっしゃいますがお話しおうかがいして参りました。 最近のヨーロッパで保健のきく温泉療法は少なくなって 自費で健康を楽しみながらつくるバルノウェルネスが 9割を越しているそうです。観光、食、芸術、エコツーリズム、 グリーンツーリズム、コスメチクス、エステチクス といった様々な旅に関わる事柄を楽しみながら、運動 休養、リラクセーションなどで健康を作り出すウェルネス が温泉旅行の国際標準になって来ているそうです。 |
都立中央図書館にもいってきました.ウィリアム
ジェームスの「体の機能を開発する」という現代栄養学の 出発点に立つ、古典をじっくり読みたかったからです. 活字を大きくして、半分ぐらいコピーとってきました. 20年前の本で、絶版で手に入らず、おまけに老眼 だからです. ...もっと詳しく |
環境省が定めた療養泉のなかで、現在ヨーロッパ
で、4つの泉質が重視されているそうです。第一に 、食塩泉。深部温の上昇、保温効果これが免疫細胞 を活性化させます。末梢血流をよくします。第二に 炭酸泉。第三に、硫化水素泉。第四にラドン泉。 現在、小野川温泉は、上記の効果が国際的に実証 された温泉のなかで、2つの療養泉の基準にかなっ った温泉です。このすぐれた温泉をどのように活かす のでしょうか。 日本でも最近ウェルネスという言葉が 聞かれるようになって来ました。常磐ハワイアンが ヨーロッパで学んだ水中運動により新たに活性化され てきたというような、バルノウェルネスの事例を皆さん ご存知でしょう。 |
copyright/小野川温泉 吾妻荘
佐藤豆腐屋の濃厚豆乳に牛乳を少し加え飲みます。
グレープフルーツを4つに切って、皮をはぎます。
これが、私の水分補給法です。