:: 小野川温泉ノート
萌やし室の中を覗いて見ましょう。木を
縄でくんで萱でおおいます。その下に 廃湯が通る溝に湯が流されており、両脇に 藁が敷いてあります。この藁の下に土が盛って あって、豆やあさずきの種を蒔き発芽させ (萌やす)有る程度成長したところを 収穫します。 |
温泉の廃湯を小屋の中に引きます。
室の温度が高くなってきます。藁を かぶせて、ウドや豆、あさづきなどを 栽培します。 温泉熱を利用した萌やし場は、もと西裏公園 あたりにあったといわれ、塩田が次第に 海塩の商品流通とともにすたれ、代わりに 萌やし場として温泉の廃湯利用がなされたものでしょう。 小野川名物、豆萌やしをご賞味ください。 |
金池の静かな住宅街、少し小高い丘の一角にこの
十字架が刻まれた墓石が眠っています。 中世後期、カトリックの東北伝道の拠点となった この地で上杉の重臣であった甘粕右衛門が改宗し 深くキリスト教の教義を研究したといわれます。 米沢だけで、3000人。置賜一円で1万人の キリシタンがいたと言われていますが、幕府の 弾圧が厳しく、50数名のキリシタンがここで 殉教したといわれます。 今から400年近くまえのことです。 |
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ものです。里に下りて柿を食べたり、畑のものを
採ったりするようになってから、大分経ちますね。
冬が近く、時々猿を見かけます。