獅子宿

このお獅子は南陽市宮内熊野大社に伝わる獅子頭新調の為、試作したお獅子ということです。東北芸術工科大学の研究室で制作したもので、実はこの獅子の話は以前こちらにも話をおうかがいしたのですが、残念ながら縁が無かったお獅子です。以前、赤湯駅に長井線利用拡大事業で制作した四つのお獅子に南陽市代表としてこちらのお獅子を制作したことがありました。今でも赤湯駅のプラットホームに展示してあります。
 このお獅子の展示の他にも新しい獅子頭の制作の工程をパネルにして展示しています。このお獅子の前にある丸い金属は額にはめ込まれる銅鏡で裏の部分に模様があります。古い獅子頭をX線で撮影し模様のある鏡の存在が判明したという事で、新しい獅子頭も同じ物を制作したということです。こういった科学的な技術を使って古い物を調べる事はとても大事な事で、一見して見ても分からない祖先たちの想いが、現代科学の力で浮かび上がってくるのですね。でも、人間の心はレントゲン撮影では分からないんだよねぇー。


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