木造校舎大暮山分校 白い紙ひこうき大会

木造校舎大暮山分校 白い紙ひこうき大会
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 なんと!地元放送局の山形放送が「社説放送」(佐藤嘉一論説委員)に取り上げて下さいました。
 放送の中で、前山形交響楽団常任指揮者の村川千秋さんは「音楽と親しくなれる建物。町の音楽堂にして欲しい」と。コニカミノルタカメラのCM撮りを行ったグッデイジャパンの手塚英一さんは「東北地方で一番味のある木造校舎です」。白い紙ひこうき大会実行委員長の私は「永久にとは言わないから、建っているうちは建たせておいて欲しい」。そして、町は「予算を使って維持管理することはない。」と。
 社説放送に取り上げてもらえる位、すごい建物だと思うのですが…



 白い紙ひこうき大会で検索していたら、なんとYouTubeで白い紙ひこうき大会の模様が動画で紹介されていました。地元局のYTSとTUYニュースで流れたものです。私たちスタッフは、テレビのない分校で最後の反省会(懇親会)をしていたので誰も見てなかったのです。なんだかジーンときてしまいました。tsubasa2929さんありがとうございました。
 こちらです!

           『Cotton』彩文館出版 2800円
  
 2007年夏。TBS『3年B組金八先生』に、江藤清花役で出演中の人気タレント、水沢奈子さんのファースト写真集の撮影に大暮山分校舎が使われました。そして、この程ついに出版されました!96ページ中12ページにもわたり、校舎でのかわいらしい写真が紹介されております。大会スタッフが育てたひまわりも背景を彩っています。ぜひご覧下さい。

大会には毎年大勢のカメラマンの方が撮影にいらっしゃいます。ここではいただいた入選作品を紹介いたします。

廃校の夏休み
  /沼沢麗子さん(山形市)朝日町フォトコンテスト最優秀賞

村の集会場
  /田村善昭さん(山形市)県展 入選

 ※みな様の作品もお待ちしております。

 

これまで大会や分校について、新聞等に紹介していただいた文章をまとめてみました。

地域の分校で心豊かさ育つ / 中上亮一さん(河北町)NEW!
                     山形新聞投稿

桜さく木造校舎めぐり / 岩崎孝彦さん(朝日町)
                  山形新聞連載「田舎に暮らす」 

廃校舍包む子どもらの歓声 / 八木文明さん(長井市)
                   朝日新聞「つれづれ」

私たちの大切な大暮山分校 / 川口愛梨沙さん(朝日町大暮山)
                東北電力中学生作文コンクール 秀賞

私の散歩道ー大暮山分校・夏ー /
                サンデータイムス編集部(キンダイ通信社)

木造校舎の役割 / 安藤竜二(朝日町)河北新報「座標」

ひこうき大会流れ星も飛ぶ / 鈴木輝彦さん(山形市)山形新聞「投稿」

分校・廃校・学校 / 岸 千春さん(青森市)
               河北新報「からくりこらむ」

紙ひこうき、とべ! / 花山紘子さん(朝日町宮宿)

  CMのワンシーン(提供/山形酸素株式会社、カックプロダクション)

 閉校直前に、サンエネグループ(山形酸素)のCMに起用され、ずいぶん長い間放送されていました。子供達が給食をもりもり食べるシーンや校庭へ一斉に飛び出すシーンが今でも印象に残っています。山形酸素の担当の方に問い合わせたところ、「たしか平成8〜9年の春夏バージョンとして放送していました。夏、撮影にお邪魔した時のすごい勢いのセミの声と、子供達の「こんにちわ!」の挨拶の声を、今でも懐かしく覚えています。」と。
 さらに「紙ひこうきになった気分でながめて下さい」と、クレーン撮影したこの素敵な写真をいただきました。ありがとうございました。
サンエネグループ 

 木の専門書『木の文化5 ブナ・ナラ・クリ』(新建新聞社)の「木造校舎のぬくもりとやすらぎ」の頁に、旧大暮山分校舎が白い紙ひこうき大会の様子とともに3ぺーじにわたり紹介されました。7回大会のあたたかで楽しい雰囲気や校舎のぬくもりについて詳しく書いて下さってます。(2006年刊)

 「どこかの監督が分校に目をつけて、映画を撮ってくれないかな…」。白い紙ひこうき大会の仲間たちと常々話していたことでした。何ごとも願っていれば叶うものです。コニカミノルタのDiMAGE21というデジタルカメラのテレビCMで分校が全国に放送されました。
 ロケの日は、私は残念ながら見学に行けなかったのですが、息子がしっかりヒロイン役の女優千堂敦子さんのサインをもらってきました。話を聞くと50人以上のスタッフで、とてもにぎやかだったとのこと。
 CMは、映画仕立ての短いストーリーになっています。あらすじは、都会に住む親子が、久しぶりに妻のふる里に帰ってきて、母校の廃校になった分校を訪ねる。教室を覗き込んだり、得意だった鉄棒をしようとして足を滑らせたり、懐かしい時間に浸る。夫、妻に向けてシャッターを押す。妻、ふと「これで最後かもね」と寂しそうにつぶやく。実家に帰ると、一人おかれた小さな娘がほっとして抱きついてくる。優しく抱きしめる。夫、シャッターを押す。夫、こみあげてしまう…。
 実は、ディレクターの手塚英一さんが遊びにいらした折に、このシナリオには隠されたストーリーがあることをお聞きしました。それは、ヒロインの妻が「余命わずか」という設定なのだそうです。ぜひ、このまま映画に発展させていただきたいものです。
 また、手塚さんは、このシナリオにあった木造校舎を探すのに、東北一円を足しげく回ったとのこと。なんとも嬉しい話です。
(2003〜2004年放送)

 2001年、小田和正さんの「言葉にできない」の歌に乗せて、ぬくもりのある写真が連続して映される有名な明治安田生命のCMに、大暮山分校の最後の卒業式の集合写真が使用されました。(撮影/日野イサム氏)校舎を背にしたとてもいい雰囲気の写真です。何枚か紹介された中で最後のトリをつとめました。この子供達の多くは、その後、白い紙ひこうき大会をスタッフとしてサポートして下さってます。
...もっと詳しく

    『ふるさとの記憶 木造校舎(上)』武田信夫(中公文庫)

 まだ子供達が学んでいた頃の大暮山分校舎の写真が見開きで2ページにわたり紹介されています。グラウンドの水たまりや昇降口だけ残された雪囲いを見ると、入学式の終わった4月初め頃の写真のようです。著者の武田氏は20年をかけて全国の木造校舎(廃校前)を撮り続けてきたそうで、東日本の58校が収められています。朝日町にも10校以上の木造校舎がありました。この写真集を見ていると、懐かしい気持ちよりも、無くしてしまった悲しみと罪悪感を感じてしまいます。時代に問いかける素晴らしい写真集です。95年初版。※表紙写真は他校です。

村川千明さんも参加!

 2000年に開催した第二回大会の模様が、山形放送の夕方の人気番組「ピヨ卵ワイド」で15分にわたり紹介していただきました。
 たまたま参加下さっていた、山形交響楽団の前常任指揮者の村川千明さんが取材を受け「木造は一番音楽と親しくなれる。こういう所は残して町の音楽会場にして欲しい。」と言って下さいました。村川さんは、若い頃に仲間と山あいの学校をまわって生の音楽を聴かせるボランティアをなさっていて、大暮山分校にもなつかしい思い出があったのです。
 3回大会の天気待ちの時間、体育館に残っていたグランドピアノを村川さんが弾き、声楽家の奥様の歌に合わせて参加者一同で「シャボン玉」を大合唱しました。参加者が一体となったあの時のやさしい時間は忘れられません。

長年、『サンデー毎日』表紙の女優の撮影をつとめられた写真家荒谷良一さんが何度も大会を訪れて下さり、いつも楽しく集合写真を撮って下さいます。迫力ある撮影とみんなを和やかにさせる語りかけは、さすがプロの技です。スタッフ一同、心から感謝しております。