ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
濃緑色の田んぼが広がっている。
選挙が終わり田んぼをまわったら 苗はすっかり成長していた。あと10日もすれば穂が顔を出すだろう。 TPP、憲法、原発、沖縄、経済格差・・。 今後の日本の戦略的方向性にかかわる選挙だったと思う。 しかし、戦後三番目の低投票率。 その中での自民党のひとり勝ち。 民主党の破たんがなお、尾を引いているということだろう。 彼らは、自覚してはいないと思うが、人々の未来にかけた夢まで食いつぶした。 さて、」山形選挙区でも、TPP、原発再稼働、憲法改正反対を掲げながら、地域の風土を守ろうと呼びかけた舟山やすえ氏(みどりの風)が落選した。 ここでは自民党の総力をあげて・・と言っていいほどの舟山つぶしが行われた。わずか半月の間に、安倍、石破、小泉は二度ずつ来県し、そのほかにも林農水大臣、野田聖子・・。負けはしたが僅差の27万対25万。もう少しだった。 これから先、しばらく自民党政治が続くだろうが、けっしてあきらめてはいけない。投げ出してはいけない。どんな中でも次世代の社会を担う希望の芽は確実に芽吹き、育っていくに違いないのだから。だれもがそのための土となり、水となり、芽となることができるのだ。 希望への土になろう。水になろう。芽になろう。 私もすこし休み、農作業の遅れを取り戻したなら、どんなふうに次の一歩を踏み出したらいいかを考えたいと思う。 全国のご支援していただいた皆さんに改めてお礼と感謝を申し上げます。 |
<山形県民をなめてはいけません>
山形県で子育てする気のない人、もともと山形県では暮らす気のない人を山形県民の代表にせよという。自民党の大物議員が次々とやってきてはお金と脅しで圧力をかけ、そんな候補を押し付けていきますが、山形県民をなめてはいけません。 <事故前と同じ構造が・・> 人々を不安と苦しみの淵に追い込んでいる原発事故。その原発を推進してきたのは自民党です。そこから巨万の資金を得てきたのも自民党です。その事故から何の反省もせぬまま、原発を再稼働しようとしています。事故前と同じ構造がまた始まります。自民党が選挙に勝つとはそういうことです。 <「日本」をさしだすのか> TPPとは巨大企業が国と社会の上に君臨し、それらを自分たちの思い通りに操るシステムのこと。背景にはアメリカの意思があります。それが通れば国民を守ってきた制度が次々と壊されていくでしょう。自民党はそのことを充分にわかりながら「日本」をアメリカに差し出そうとしています。アメリカのカイライ政権。そんな自民党を選挙で勝たせてはいけません。 <戦前への回帰> 憲法を改正し、自衛隊を国防軍にかえようとしています。また「軍法会議」を復活させ、戦争に行かない人を「死刑か懲役200年に処す」ことも検討していると石破幹事長が話しました(東京新聞7月16日)。戦前への回帰です。戦争で死んでいった者たちはこの話をどう聞くでしょう?自民党が勝つということはそういうことです。 <倫理観、道徳観の根本的欠如> どうして沖縄の人たちに軍事基地を押し付け続けるのでしょうか。原発も同じですが、苦しみを地方に押し付け、自分たちはその果実のみをもらおうとしてきました。学者、評論家、経済人は、その果実が必要だとは言っても、その苦しみを自分の地元に持ってくるよう説得するとは決して言いません。分かち合おうとはしません。卑怯極まりないとはこのことです。倫理観、道徳観の根本的欠如を感じます。それらを振り返ることなく、今までの政治が続きます。自民党が勝つということはそういうことです。 彼らを勝たせてはいけない。戦争で亡くなった人、戦後の日本の復活のために働いた人たちの未来に託した願いを引き継ぐためにも、決して彼らを勝たせてはいけない。こころからそう思います。 私は舟山やすえに一票を入れます。 ...もっと詳しく |
7月22日が土用の丑の日。 だけどウナギが少なく、充分に食べられないのだとか。 世間の人はそんなにウナギをたべているのだろうか。 たしかに世界のウナギの70%を日本人が消費しているらしいが オレはここ30〜40年口にしたことないし、 村の人たちの中でもウナギを食べてきたなんて話、聞いたことがないよ。 ま、あまり話題にするようなことではないけれど。 マスコミはウナギが食べられないことを騒いでも、古来、生息してきた日本のウナギが絶滅危惧種になりつつあることにはあまり関心がない。それは農作物の不足には関心がむいても日本の百姓が絶滅危惧種になりそうだということに関心がないのと共通する。 フフ・・・、ここはウナギと百姓との秘密会談が必要だね。 ...もっと詳しく |
選挙戦もあと1週間。
山形は重点地区だということで自民党の「大物」議員が大挙して押しかけている。JAへの圧力に林農水大臣が。舟山さんの地元、人口わずか8,600人の山間の小さな小国町に石破幹事長が。今日は安倍首相が・・。 彼らは金と権力に物を言わせ、有形無形の圧力をかけていくという。 そんな話を聞いていたら、昨夜、夢の中でこんなことを叫んでいたよ。 生活基盤を遠くにおいて、用事があるときだけ山形に入るって? そんな候補を金と力で押しつけるってか? 山形を馬鹿にするんじゃねぇ! そんな候補に負けてなるものか。 山形のおなご!やるときぁやるぞ。 山形のおとこ!みくびるんじゃねぇぞ! 金がどうした? 権力ったって何ぼのもんじゃ! そんなもので山形の未来を売り渡すことはできなねぇ! 夢から覚めてもやっぱり同じ感情が続いていた。 俺たちにだって意地があるよな。 ...もっと詳しく |
炭水化物をとらないできた9日間だけど、あらためてインターネットを読み、
調べてみたら、この方法は結構むずかしいんですね。 「炭水化物が分解された状態である「糖質」は脳の唯一の栄養素であり、全く摂らなければ脳が正常に働かず、ボーっとした感じが続いたり、集中力の低下や無気力を引き起こします」 だと。 小さな脳のキャパしかない中で、目いっぱい生きているのに、これでは話になりません。 確かに最近はどこかボーとしていることが多いような気がしていた。 やばかったねえ。 方法を替えなければ・・。 で、いただいたコメントを活かしながら、 1、 玄米をよく噛み、1日三食、子ども用のお茶碗に山盛り1杯 2、 寝る前2時間は食べ物を口にしない。 3、 夜お酒を飲むときは、ご飯は抜く 4、 朝ご飯の前に有酸素運動を心掛ける。 5、 間食はしない。 6、 朝晩体重を測る。 そばで94歳の母親は 「百姓がダイエットをしてどうするんだ。百姓は働いて痩せるものだよ!」と言っている。 ...もっと詳しく |
ホタルが飛んでいた。
さっき、家族で食事をしての帰り道、ちょこっと遠回りして我が家の無農薬水田にまわったらあっちでもこっちでも蛍が飛んでいた。 夏なんですねぇ。 その田んぼに行く途中、キツネがサッと横切って行った。 夏なんですねぇ。 そういえば昨日あたりからニーニーゼミが鳴きはじめた。 梅が色づき、落ち始めてもいる。 あとは俺たちだな。 うん、いい夏にしたいねぇ。 |
6月29日。月山の麓の旅館。
夜中のトイレの大鏡に映った自分の姿を見て、大きな衝撃を受けて始めたダイエット。 様々な方法がある中から「炭水化物ダイエット」を選び、決意を新たに歩みだして8日目を迎えた。その間、ごはん、麺類などの炭水化物はよほどのことがない限り取らなかったよ。ただ一度だけ「早苗ぶり」でお寿司を3個つまんだけどな。 1日3度の食事は、畑からとってくる「大根葉」を中心に、少量の肉と大根葉の煮物、サバの缶詰と大根葉の煮物、油揚げと大根葉の煮物、カレー味の大根葉の煮物、とろみをつけた大根葉の煮物・・・、それに豆腐とか納豆とか。ま、こんな感じで・・・バラエティーにとんでいると言えばそう言えなくもないけれど、ちょっとツラクなり、来週からは豆もやしを中心にしたメニューにしようと思っていた。 お酒も焼酎かウイスキー。そりゃ、一回ぐらいはビールの2本ぐらいは飲んだよ。ご飯好き、ビール好きの私にとって、決して楽な8日間ではなかったね。 そして今日、久しぶりに体重計に乗ってみた。その結果にびっくりし、愕然としたよ。なんと・・なんとだよ。やる前と比べて体重が500gほど増えていた・・・。こんなことってあっていいのだろうか! こんばんは久しぶりにビールを飲もうと決めた。 ...もっと詳しく |
TPPはこれからが決戦をむかえますが、 「幅広い連携を各界に働きかけ、あわせて市民と国会議員との連携をすすめることができるのは、 国会議員では今や舟山さんと篠原孝さん(長野県・衆議院議員)しか残っていない。」とわたしは思います。 春の衆議院選挙以降、他の方からもこのような声は頻繁に聞こえてきます。 舟山さんには「反TPP」運動の全国的リーダーとして、 TPPに慎重な立場をとっている国会議員や各界各層の人たちをつなぎ、運動を勝利に導く重要な役割が託されています。 その点では捲土重来を期す山田正彦(全国比例・みどりの風・元農林大臣)さんも同じですね。 引き続き応援しています。 |
「お母さん、今吹いていったのは春風っていうんでしょう?」 「うん、そうだよ、気持ちいねぇ。」 「お母さん、今のも春風?」 「ちがうよ。いま、菅野さんが通って行っただけだよ。」 「そお?でも気持ちいい風が流れたね。」 「うん、菅野さんって、そんな方だからね。」 これを目指しますぞ。 もうじきです! ...もっと詳しく |
夜中に目が覚め、トイレに立った。 山形県は西川町の旅館でのこと。 トイレの入り口には大きな鏡が貼ってあり、自分の身体を横から見ることができた。 「なんだ、これ?なに・・この腹、このお尻・・?」 いままで鏡があっても正面からしか見ていなかった。 それでは実物の一面しか写していなかったんだね。 こんなに腹が出ていて、お尻が出ていて、不恰好だとは思わなかったよ。 知らなかった。 いくら190cmでも三桁の体重はきついよな。こんな格好だとは・・・。 で、三桁から二桁になるまで頑張ってみることにした。 「菅野さんは背が高いから・・。そのぐらい体重があってもいいんだよ。」 うるせい!だまれ!まどわすんじゃねぇ! こんな甘言に自分を見失っていた。 自分が馬鹿だった。 |
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この山間の里からは一万年前の石器が発見されている。以来今日までこの地で数百回の世代交代が行われてきた。
山と水田と村人の暮らしを説明しながら、学生たちに考えてもらっている。
連綿と続いてきた「地域のタスキ渡し」・・・何を願いながらのタスキ渡しだったのか。
そして今、一見豊かに見えるこの村は、急速に衰退に向かっている。同時にそれは日本の食糧生産基地の衰退でもあり、人々は空腹を我慢できないことを考えれば、この衰退は国の自立の危機でもあることを。
首都圏で育った若い学生たちには、大学の教室では話してきたけれど、現場を見ながらの話しは衝撃的だったかもしれない。でも彼らが未来の創り手であることを考えれば、知っておいてほしい現実だ。なおこれからも首都圏で暮らす青年たちならなおさらそう思う。