ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

 今年も暑い夏でした。

 働く稲もずいぶん辛そうに見えました。
でも、その暑さに負けることなく、今年も黄金色の稲穂
をつけてくれました。
 苗が成長し稲になる。一粒の種から一本の苗が生まれ、それがやがて20本前後の株となって穂をつけます。1本の穂におよそ80粒のモミが。春の一粒が秋の約1,600 粒に。一杯のご飯は約4000粒と言いますが、元をたどればわずか2〜3粒の種です。

 人間の科学がどんなに発達しても、人工的には種一粒も作れません。すべては土と植物の恵みです。ありがたいことです。
 
 菅野農園ではコメ作りの基本を、殺菌剤ゼロ、殺虫剤ゼロ、化学肥料ゼロに置いています。その為、一般農家が目標収量を10a あたり10俵(1俵60kg)に置くところを、7〜8俵と低く抑え、その分、密植せず、稲の根元まで日光が差し込み、風の通しの良い環境を作り、稲に無理を強いず、追い込まず、健康な稲の身体を作ることに置いてきました。
 
 肥料も、ニワトリを飼い、鶏糞とレインボープラン堆肥を原料にして有機肥料を作ります。
 一般的に、ニワトリが豚になったり、牛になったりするのですが、それも有機肥料を自給するため。そんな経営を有畜複合経営と呼んでいました。今となっては懐かしい言葉です。

 菅野農園が小さいながらも、有畜複合経営として何とか続けて来ることができたのは、このようなコメ作りを支えてくれる消費者の方々がいてくれたからです。
これもまた、ありがたいことです。


https://kanno-nouen.jp/
菅野農園のホームページで
お米を販売しています

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