ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ

 12月9日は昔から「耳あけ」と呼ばれている日だ。
大黒様(穀物)、えびす様(魚介類)を祭ってある神棚に尾頭付きの魚と二つに分かれた「まった(股)大根」をあげ、枡に大豆を入れ、カラカラと揺すりながら
「お大黒様、お大黒様。耳をよ〜く開けて聞いておりますから、なにがええごどおしぇでおごやえ〜!(良いこと教えてください)」と大声で3度言う。今年も小学6年生を筆頭に3人の孫がそれをやった。
「何か良いこと教えてください・・とは情けない」と思う向きもありましょうが、飢餓と隣り合わせの日々。ちょっとした天候異変がそのまま家族の存続の危機、いのちの危機につながって行った時代。懸命に働いた後は「神頼み」しかなかった頃の村人の行事が今に伝承されている。

 この行事が終わると、急速に暮れに向かい忙しさが増していく。


https://kanno-nouen.jp/
菅野農園のホームページで
お米を販売しています

名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 投稿後、すぐに反映されます。