ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
「ぼくのニワトリは空を飛ぶ〜養鶏版〜」
一週間ほどまえ、我が家の田んぼの畦を歩いていたら,鴨が2mほど先から急に飛び立った。よく見ると巣があり、そこに玉子を産んでいた。この畦の草刈りは止めておこう。
大丈夫だ、追い出したりはしない。ここは安全だ。 ゆったりした気持ちで子どもを育てろな。 この村の周辺では毎年、時期を定めて「鴨駆除」、「カラス駆除」、「鷺駆除」を行っていて、ちょっと前まで早朝から鉄砲の音が聞こえていた。 駆除するのは、鴨たちが田んぼに入り、苗を踏んだり、蹴ったりしてしまうからだという。 そうかも知れないが、苗はそんなにひ弱ではない。 たとえ踏みつけられたとしても、またたちあがり、立派に成長する。 わざと鴨を放し、草や害虫を食べさせる農法があるぐらいなのだから、被害というよりも、恩恵の方がきっと多いはずだ。実際に被害があるかどうかを点検もせずに、時期がきたからと、ただ慣行的に鉄砲の標的にされたのでは鴨たちはたまらない。佐渡のトキを絶滅に追い込んだのも、このような考え方なんだろうな。 駆除する場合は、よくよく調査し、充分検討し、なお代替案がないかを話し合った上でのことだろう。 そんなことをのんびり考えていたら、今朝、薄明るくなっころ、またもや鶏舎からニワトリ達の叫び声が聞こえてきた。タヌキかキツネか! フトンから飛び起き、鶏舎に走った。 どこだ、どこが現場だ。 1,000羽のニワトリは12の部屋に分かれている。そのどこかが 騒ぎの発祥地。 あっ!最後の鶏舎にさしかかったときだ。 外におびただしい数のニワトリが横たわっていた。 数えれば37羽、玉子を産み出したばかりの若鶏たちだ。 キツネだ。金網が噛み千切られ、こじ開けられている。 以前、被害を受けてから、鶏舎を頑丈な資材で補強したが、一ケ所だけ 資材不足からまだのところがあった。そこをつかれた。 それにしても37羽。自然界の動物は自分(たち)の食べるもの以上は捕獲しないと聞く。タヌキはそうだ。自分が食べるものだけを持っていく。だけどキツネは違う、殺戮自体が目的なのか。異質だ。 力が抜けていく。 息子と埋葬の穴を掘りながら、どうするかを語り合う。つぶやきあう。 農業改良普及所の元職員が、内緒だけど・・・と断って、 「パンに殺虫剤を沁みこませておいて置けば、やっつけることはできるよ。」と教えてくれたことがあった。でも毒で殺すというのは、気が重い。 もちろん、もはやきれいごとでは済まされない。ニワトリがかわいそうであるだけでなく、我が家の暮らしもおびやかされている。まず残されていた一ケ所の補強だ。それでも際限なく攻守が続くだろう。「駆除」は最小限にすべきだが・・ここまで来れば・・・・・パン・・なぁ。 なぁ、キツネよ。 ムクドリや鴨やタヌキたちから、あいつは甘い奴だと聞いたのかも知れないが、俺にだって限度があるぞ。 さまざまな生き物に囲まれて・・・この自然の豊かさよ! ありがたくって涙がでてくる。 (朝の忙しい時に、一気に書いたので、国語的なミスはごめん! 写真はないよ。残酷すぎる。) ...もっと詳しく |
ここのところ寝不足が続いている。
原因はムクドリ。 二階の屋根裏に巣を作っていて、早いときは朝の3時半ごろから動き始め、遅い時には夜の11時半ごろまで騒いでいる。 天井裏というのだろうか、板一枚隔てた上。寝ているところのちょうど真上のあたりだ。「カシャカシャ・・・」「トントントン・・・」動き回る音が不規則に続き、眠れたものではない。 キツネやタヌキの騒ぎがおさまり、ようやく静かな夜が戻ってきたというのに今度はムクドリ。 どんどん・・・と下から棒でたたき、追い出しにかかるものの、 出て行こうとはしない。せいぜい10分ぐらい静かになるだけだ。 まだ農繁期が続いていて疲れてもいる。 だけどここのところの睡眠時間は4時間ぐらいか。 不眠状態が何日か続いたある朝、ついに意を決して追い出しにかかった。 家の構造は、どこからも天井裏に上がっていけない。仕方がないので押入れの天井板をはがしてみたが、巣を作っているところにはたどり着けないようになっていた。巣を取り除くことはできない。 それなら進入してくる穴を塞ぐしかない。場所は二階の屋根のすぐ下。キツツキがあけた穴だ。一階の屋根の上にはしごをかけ、布切れをギュッと詰めた。これで入ってくることはできない。 押入れの天井板をはがしたままにしておいたから、そこから天井裏に明かりがさしているはずで、中に残っている鳥はここから部屋に降りくればいい。これで万全だ。 昼休み、鳥のことはすっかり忘れていた。少しでも寝不足の解消をしようと二階に上がり、横になっていたら・・・足もとで何かが動いている。ムクドリだ。十畳ほどの部屋の中とはいえ、なかなか捕まえられない。隙間から隙間に逃げ回わっている。大丈夫だ。食いはしない。出て行ってもらうだけだから、貴重な時間を浪費させないでくれ。 ようやく捕まえてみたらまだ子ども。お前か、オレの睡眠を邪魔していたのは。オレの手の中で泣き叫び、震えている。あどけない目。二度と来ないようにコンコンと諭し、窓から放してやった。するとどこにいたのか、二羽のムクドリがサッとやってきて合流し、3羽が寄り添うように飛んでいった。きっと親鳥だな。心配していたんだなぁ。住まいをかえて仲良く暮らしてくれ。すこし申し訳なさを感じながら、いい気持ちで見送った。 これでようやく眠れるぞ。 横になってウトウトはじめたら、またムクドリが・・。これも捕まえ、放してやった。今度は6羽ほどのムクドリが、放たれた子どもに合流し、飛んでいった。家族と親戚が来たのかな。よかった、よかった。 さて、寝るぞ。 横になってウトウトしたら、またムクドリが・・・。放したら、今度も3羽ほどのムクドリ合流し・・友だちかな。 さて、今度こそ!そう思ったら、またムクドリが・・・。 よぉし、いくらなんでも、これで終りだべ。そう思っていたら・・・またムクドリが・・。 そして・・また、ムクドリが・・。 いい加減にしろ! お前達!どうせ出てくるのなら一度に出て来いよな!!せっかくの昼休みは台無しになってしまったじゃないか! 気分の良さもすっかりなくなってしまい、いらいらしたまま午後の仕事にむかった。 そんなことなので、この話からの教訓めいたことは一切なし! ただ眠たいだけ。 写真は我が家。 ...もっと詳しく |
夜中の12時前、鶏舎からニワトリの叫び声が聞こえた。
いそいで飛び起きて駆けつける。 鶏舎の外で塊のようなものが動いている。 懐中電灯で照らしてみると、タヌキがニワトリに喰らいついていた。 叫び声をあげるニワトリ。 更に走って近付くも、タヌキはニワトリに夢中で気づかない。 思い切り蹴り上げた。 ドスッ 一瞬、右足首の甲に肉の重い感触があり、 タヌキはぶっ飛んでいった。 前回来たのと同じタヌキだった。 もう来ませんと言っていたはずなのに。 経験した恐怖や痛さを押しのけるほどの空腹感だったのだろう。 奴も食うため、生きるために必死だ。 ニワトリは助かった。 またもや、夕方、入れそこなっていたニワトリだった。 トラックの下に隠れていたものだろう。 何度も見たはずなのに・・・。 ちょっとのミスも許さない自然。 ミスはそのまま、弱肉強食の世界につながっている。 タヌキはタヌキ自身を生きているんであって 奴が悪いとかいいとかの問題ではない。 ごめんな。 今度は決して見落としのないように、と思っていたのに バカだよ、オレは。 ...もっと詳しく |
田植えが終わりました。
いやー!終わったのですよ。 温湯法による種もみ消毒(3月下旬)から今日まで続いた60日間の農繁期。ようやくピリオドが打たれます。まだ後片付けなどの仕事が一週間ぶんほどあるけれど、気分がね、違うんですよ。 いい景色ですよ。田んぼに立って、あたりを見回すと、田植えの終わったばかりの水田が水をたたえて広がっていて、一面に鏡を敷き詰めたようです。田んぼには雲や青空、朝日連峰が写っていて、きれいですよ。夜になれば「田ごとの月」の風景ですね。 昨夜、水の入り具合を見るために田んぼに出かけました。元気ですねぇ、カエルたち。想像してみてください。360度からにぎやかな鳴き声が聞こえてくるんです。遠くの声に近くの声・・さまざまな鳴き声の大合唱。立体的に聞こえるんですね。 その声に包まれていますと、大概の事は、ま、いいかぁとなります。 知っていましたか?田んぼの畦はお花畑だってこと。それもチューリップとかクロッカスとかいう華やかな、良く知られた花たちではなく、野花。山形の畦に咲く野生の花々。黄色、桃色、紫、白・・色とりどりの花が咲いています。「忘れな草」と「おおいぬのふぐり」ぐらいは分かりますが、そのほか、名前の知らないたくさんの花たち。外国産のような、強い自己主張がないぶん、どこか上品な感じがしますね。ぼくなどはその控えめなたたずまいに惹かれます。 水田のカエルや草花。他にもたくさんの生き物達がいます。みんなそれぞれの世界を生きようとしているんですね。 そういえば・・・キツネもタヌキもそうかぁ。そうだよなぁ。 我が家の植えた「ひとめぼれ」、「こがねもち」。喰われてしまわない限り、皆様方の世界をできるだけ壊さないようにしますので、どうぞ、よろしく。 さて、片づけが終わったら何をしようか!ウフフ。 (写真はダブルクリックで拡大できます。) ...もっと詳しく |
罠をかけた翌日(20日)、痩せたタヌキがかかっていた。
こら!おまえか、早朝鶏舎を騒がせていたのは。まさか、ニワトリをやったのもお前じゃないだろうな! 違う、違う。オレじゃありません。オレにそんな大それたことできるわけがありませんよぉ。 ごまかしてもだめだぞ! 絶対違いますよぉ。誤解です! 確かにお前にできるわけがないよなぁ。でも騒がせていたのはお前だな? 毎朝、4時ごろにやってきては、ニワトリ達を驚かしていたろう!おかげで田植えの最中であるにもかかわらず、睡眠時間が足りずにヘロヘロになっていたんだぞ、こら! はい、それは確かにオレです。でも、埋められたニワトリを食べにきただけで、他にはなぁーんにも悪いことはしていませんよ。だから・・・。 勘弁してくれというのか? 二度とここに来ないというなら、考えないでもない。 「お父さん、それは止めようよ。 逃がすとしても遠いところに放すべぇ。」 「そんなことをしたらこのタヌキ、二度と家族とは会えなくなるではないか。大丈夫だ。二度と来ないといっているし、最近は騒がしてはいないのだから。」 はい、二度とまいりません。これだけ痛めつけられたら、恐ろしくて来れはしません。足はほとんど麻痺していますし、怖い思いもしました。来れたもんじゃありません。 放したタヌキは、片足をひきずりながら後ろを振り返り振り返り・・・、帰っていった。 自然養鶏だ。 ニワトリたちの暮らす環境をできるだけ自然に近づけて飼おうと してきた。だから当然のことながら自然の方も近付いてくる。 肝心のキツネはまだ来ない。 写真はトラバサミにかかったタヌキ ...もっと詳しく |
幼鶏がやられたその翌日、朝5時ごろ(19日)、鶏舎の方を見ると、ニワトリ達が外に出ているではないか。 どうしたんだろうと思って、近付いてみたら・・・ 「あっ!」 思わず身体が凍ってしまった。 大人のニワトリ達の死体があっちにもこっちにも広がっている。 その数、全部で15羽。 キツネだ。 でも今回は金網ではなく、ドアが開いていた。 昨晩、閉め忘れたのだ。 オレのミスだ。 薄暗くなって田んぼから帰ってきた。 まだ数羽のニワトリ達が外に出ていたので、 息子も疲れているだろうからやってあげようと、係りは違うが、鶏舎に誘い込んで戸締りをしたつもりでいた。 だけど、もう一部屋のニワトリ達も一緒に出ていたのだ。それに気づかずに、一部屋だけの戸締りをして、 「戸締りはしておいたよ。」 そう息子に声をかけ、家に入った。 普通ならば考えられないミスだった。 疲れていたのだろう。 その結果、多くのニワトリ達を犠牲にしてしまった。 身体の疲れに、またドカッと重石が加わったように思えた。 それにしてもキツネめ! 息子は、捕まえたらぶったたいて埋めてしまうといっている。 「お父さんはきっと逃がしてしまう。でも、今回は絶対に許さない。」 無理もない。 幼鶏のときから自分で育ててきたのだから。 これで犠牲は45羽になる。 「ゴンギツネの例もあるでないか。秋になればキノコなどを持って・・・」 一瞬、疲れた頭に浮かんだこの言葉。 とても口に出せる雰囲気ではなかった。 トラバサミをかけよう。 前回もこれで捕まえた。 奴らは、鶏の死骸を埋めたところにやってきて、それを掘り返しては食べていく。そこに罠をかけて捕まえるのだ。 それとは別に、田植え手伝いに来てくれていた清蔵さんが、生け捕りにしようといって、箱方のもので、入れば戸が閉まってしまう仕組みの罠を持ってきてくれた。 ようし、これで捕まえる。 (写真は、朝5時の現場。ダブルクリックで見てください。) ...もっと詳しく |
田植えが始まって2日めの18日、
キツネが来た。 まだ産まれて60日ほどの幼鶏が30羽ほどやられた。 こんなことはタヌキはしない。 タヌキは自分の食べるものを、その範囲で持っていくだけだ。 でもキツネは違う。 いっぺんに10羽でも20羽でも殺し、あたりに鶏の死骸を 転ばして行く。(バックナンバー参照) 鶏舎の金網を破って入った。これもキツネの特徴だ。 タヌキは穴を掘って入っていく。どこかこっそりしている。 それに比べてキツネはどうどうとしたものだ。 正面からドアを蹴破って入ってきて、機関銃をぶっ放す・・・ こんな感じだ。 破られた金網を補給し、田んぼに向かう。 必ず捕まえてやる。 写真は穴をあけられた金網を補強したあと。 ...もっと詳しく |
もうじき田植えです。
息子はニワトリ関係、私は主に田んぼ関係と分担をしながら ここまできました。 田んぼでのケイフン散布、レインボープラン堆肥散布、耕運、代掻き・・・ 一方で鶏舎の止まり木の撤去、ケイフンの耕運、田んぼへの運搬、その後の止まり木の取り付け・・これをくり返し、 また他方で苗の生育管理と500羽のヒナの準備と導入、玉子の配達、発送、集金・・・。 ま、口笛吹きながらやってきましたよ。 田植えが終わったなら、温泉に行こうっと。 昨日、突然、札幌からお客様でした。 ラジオ深夜便で菅野さんを知り、ずっとファンでした・・・と。 ご夫妻で。 「想像どおりのところですね。風景がきれいです。」 「これが話されていたニワトリさんですか。幸せそうですね。」 突然でしたので、、また、農繁期でもあり 30分ほどしかお相手できませんでした。 ごめん!田植えすぎにまたゆっくりとおいで下さい。 というわけでさ、 ブログはね、しばらくはこんな感じの文章しかかけません。 空が明るくなり、小鳥が鳴きだしました。 玉子の配達に行ってきます。 ...もっと詳しく |
いまは朝の4時半。まだ薄暗い。
今日もタヌキに起こされた。 ヤッコサンは朝の4時にやってきて 鶏舎の周りをはいかいする。 すると1,000羽のニワトリが驚き、一斉に騒ぎ出すんだ。 寝てなんからんないよなぁ! すごい騒ぎになるんだからよぉ。 今日で4日続けてだぁ・・・。 近所に申し訳ないし、眠たいし・・。 こんど捕まえたら、絶対にタヌキ汁にして食ってやる。 まずい、うまいは関係ない。 自然界の生き物通しだ。 奴も必死かもしれないけれどこっちだって必死なんだから。 もしかしたらお前がねぐらに帰れば 「とぉちゃん、腹へったよぉ!なんか獲ってきてぇ。」 と騒ぐ子ども達がいて、更にその上に「あんた、行くしかないよ。あぶないって?バカいうんじゃないよ。 私たちの危険は産まれた時からだよ。ぐずぐず言わんと ニワトリ捕まえておいで!」 と尻を叩く女房がいるのかもしれない。 うん、お前のつらさも分からないではない。 けど、だからといって、じゃ一羽やるかって言うわけにはいかないぞ。 来れば俺だって棒もって駆けつけなければならない。 来るなよ。 よその家の猫かねずみでも襲っていろ。 どうしても来たいなら せめて一週間に2度以内にしてくれ。 毎日ではオレも大変だぁ。 あぁあ、今日も寝不足だ。 堆肥散布と耕運はおわった。 今日は水田に水を入れる。 代掻きの準備だ。 いよいよ田植えも近い。 それにしてもタヌキめ! ...もっと詳しく |
春は山菜の季節。
採りに言っている時間はないが 近所の方からさまざまな種類の山菜をいただく。 山菜特有の風味がたまらない。 微妙な苦さ、香り、味・・・ なんと言ったらいいのか・・・ 野菜にはないおいしさだ。 山菜を食べながら、朝日連峰の大自然を思う。 おいしさがまた一段と広がる。 若い頃はこのおいしさが分からなかった。 濃厚な味がよかった。 最近ですね、野菜を含め、微妙な味を楽しめるようになったのは。 日本人一人当たりの食品添加物の摂取量は年間4kg。一日に11g。塩分は一日に10g以下と呼びかけられているのに添加物は11gだ。すごいねぇ。ハンパじゃない。身体にも有機農業を! でもこれが入るとおいしいんだよな。 以前、90歳の母親に、昔食べた「カレーライス」を作ってもらったことがあった。 小麦粉、カレー粉・・・肉じゃなくて、鯨の白身の部分が入っていた。そしてたくさんの野菜。 このカレーは、はなたれ小僧のころのご馳走だった。 懐かしい香り、色・・・。 これを再現してもらって食べてみた。まずかった。あまりにもあっさりしていて、コクになれた今の舌にはうまさを感じられなかった。 「これがあのときのカレーか?」 「そうだよ。これをお前達はおいしい、おいしいと食べていたんだ。」 すっかり添加物のうまさに慣れている。 うまさは添加物から。 特に若い人達にとってはそうなのかもしれない。 うまい、うまいと食べているうちに・・ガンになって・・か。 添加物世代が山菜の微妙な味、食べ物本来の味を楽しめるようになるには どのような行程を経ていけばいいのだろうか。 自然養鶏の玉子は「あっさり」系。 最近のゲージ飼いのタマゴは濃いミルキーな味だ。 消費者好みの味付けで、クスリや添加物漬けを覆い隠す。 食べ比べてみたらきっと・・特に若い人にとってはゲージ飼いのタマゴの方がおいしいとなるのだろうか。 自然養鶏の玉子。その微妙な味ではなく、1個58円の高さだけが印象に残るようではちょっとつらい。 単純なオレには「まずは頭で喰ってもらおう。」ぐらいしか思い浮かばないが、他に何があるだろう。 今日はこれから田んぼにケイフン振りだ。 むちゃくちゃ忙しくなってきた。 ...もっと詳しく |
しかし、寒いですねぇ。 冷たい春ですよ。 いっとき、暖かくなって、半袖で充分かなというやわらかいお天気を 経験したあとのこの寒さ。こたえますね。 冬に比べたらずっと暖かいはずなのにそうは感じません。 一度貧乏から自由になって、少しの余裕を楽しめるようになった後の 貧乏再びというのも同じようにこたえるだろうなぁ。 オレの場合はずっと貧乏だったから、どおっていうことはありませんがね。 この寒さ、いつまで続くのだろうか? 「どんなもんだ、この低温。夏は大丈夫かなぁ」 近所の優さんが先ほどお茶のみにきて話していった。 百姓は、寒いにつけ暖かいにつけ、田んぼや畑のできに関連付けて受け止める。 種まきが終わって、芽がでてきた。 田んぼには二種類の堆肥を撒くが、レインボープラン堆肥は振り終わった。 後はケイフンだ。今年はケイフン散布用の機械を共同で買った。 うまくいくかどうか。 5月7日には300羽ほどのヒナがくる。 いよいよ忙しくなるなぁ。 ・・・ということでまとまった文章は書けないでいます。 忙しさにひと段落着くまでは、こちらの様子を知らせる 短い記事となります。どなた様も、もう少し、おまち下さい。 ...もっと詳しく |
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きっと、市販の「めんつゆ」のように、
味がよくなる添加物をたくさん使ってあって、とても
おいしく、人々を引き付ける味なんだろうな。
一方、ゲージ飼いの工業卵は、エサの操作と飼料添加物で、消費者好みの濃厚な味に仕上げられていると聞く。
この二つの取り合わせかぁ・・・うまそう!
目先のおいしさって大事だよね。
明日の健康より、いまの幸せ。
何でもそうだよ。
これでいいじゃないのかなぁ。
だって、まわりを見てみろよ。
食糧も原子力発電も教育も、国づくりも・・。
全部が・・・。
いや、まて、まて。
何も、タマゴかけ専用醤油ぐらいで
そこまで広げることはないか。
どうも最近、気が短くなっていけない。
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