ＦＰのひとりごと

世の中には
理不尽なことは山ほどあります
先天性の重度障害や進行性の難病
本人には　なんの責任もないのに
無理無理背負わなければならない“重石”
こういう人たちに比べたら
自分ぐらいの障害で　偉そうなことは言えません
まして　原因を作ったのが自分であれば尚更です
それは　わかってるんです　十分すぎるぐらい
でも・・・
昨日までピンピンしてた人間が
ある日突然　身体の自由を奪われる
しかも完治の見込みは天文学的に　ない
これを　はっきり自分で認識したとき
人は二つの強い思いにとらわれます

Ｙ君に“やった”ときはどうだったのって聞いたら
数年間は死ぬことしか考えていなかった　って・・
そりゃそうだ　２０歳だよ　はたち！
なにもかもが　これからの青春まっつぁかり
知力　体力　エネルギー　やる気　すべてＭＡＸ
そんなときに　自分じゃ何もできない障害者に
奈落の底に突き落とされる　ってこういうことだと思う
私も　ＩＣＵからＨＣＵに移されて
沈黙の夜を迎えたとき　心底　死にたい　と思いました
３ヶ月くらいは　１日に数回はそんな思いが頭をもたげました
見舞いに来てもらって　空元気を出した後は必ずでした
でも　私の場合は　半世紀も生きてきた後でした
やり残したことは様々あれど　大抵のことはやった後でした
それでも　毎日　死にたいと思っていたのに
彼は　はたち・・・
彼の内なる葛藤は　そりゃー壮絶なもんだったと思う
私にさえ想像を絶する　
私は彼の前では　絶対弱音を吐けない
吐けるわけがない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.05.10：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

Ｙ君のこと①

Ｙ君は高校時代の同級生です
クラスが一緒になったこともないし
たぶん話をしたこともありません
お互い顔を知ってる程度でした

私は週に２回隣町の障害者用施設で
特殊な機械を使った入浴をお願いしています
そこで　偶然にＹ君に再会したのでした
そこの施設は　療養型の施設で
新しくて　広くて　設備も整った施設です
私に介助してくれる家族がいなかったら
私も入所を希望していたでしょう

彼は２０歳で障害者になりました
風の噂には聞いていたんですが
まさか　こんなところで　こんな境遇で
再会するとは　夢にも思いませんでした
学生時代に小学校のグランドで
サッカーゴールにぶら下がっていて
そのゴールが倒れて下敷きになってしまったんです
同じ脊髄損傷ですが　彼の方がはるかに重度です
私の場合は　両手両足はある程度動きますが
彼は　手がちょっと動くだけで　その他は動きません
身の回りのちょっとしたこと以外は
ヘルパーさんのお世話にならないとできません
移動は車椅子ですが　電動の車椅子です
１日の大半を　ベッドの上で過ごします

彼は　ものすごく穏やかです
まるで悟りを開いた仏陀のようです
口に筆をくわえて　水彩画を描きますが
心の乱れのない　見事な筆致です

彼を　私の復活祭に誘いました
行きたい　と言ってたのに来てもらえませんでした

私には　彼の気持ちが痛いほどわかります

　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.05.08：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

いまだに『吉川くん！』じゃあねー

森田健作千葉県知事
彼が千葉出身なんて知らんかったけど
当選はしたけど　いろいろと出てきてるねー

彼は『俺は男だ』というＴＶドラマでデビュー
いまは絶滅した体育会系さわやか系硬派俳優だった
剣道部の主将(絶滅シチュエーション)かなんかで
まわりの女子には目もくれず
ひたすら太陽に向かって浜辺を走るみたいな
かなりベタな青春ドラマの主演であった
そのときのよく言ってたセリフが『吉川くん！』
その後　俳優としては成功せず
いつの頃からか　政治家に転身していった
最近のタレントから政治家への転身といえば
東国原宮崎県知事と橋下大阪府知事がいる
私は率直に彼らが好きである
橋下氏は剛君の事件に関し
『自分はあんなこと何回もやっている』と言ってたが
なかなかあそこまでズバッと本音を言える政治家もいない
東国原氏は若いときの“悪さ”を全部カミングアウト
それだけではなく　ＴＶでネタにさえしている
二人とも建前をすっ飛ばして本音で話してくる
だから説得力もあるし　支持率も落ちない
その原点は　滅私だと思う
知事になるのが目的ではなく
宮崎・大阪をなんとかしたいという強い思い
それがあって　その手段として知事を選択したんだと思う
その姿勢の中に“私”はない

森田氏を見ていて　なぜか不快になるのは
そのパフォーマンスの中に“私”が見えるから
知事になることが目的なの？と思えてしまう
当選したときの喜びのパフォーマンスに
『吉川くん！』が重なって見えた
千葉県民の“お荷物”にならなきゃいいが・・・

2009.04.27：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

妄想のススメ②

妄想にも
いろいろとジャンルがあります
関根勤はロマンス系のような気がします
タモリのは　“数奇な人生”系かな！？

私のは　スーパーヒーロー系です
それもスポーツでのスーパーヒーローです
でも　当然ながら頭脳もスパコンなみですよ

物語は　高校時代にさかのぼります・・
２年生までは　さえない普通の高校生だったのに
３年人になって　急に運動能力が開花します
本人はまだ気付いていないのですが・・

放課後の教室の窓から　なんとなく眺めていた野球部の練習に
興味が湧き　ほんの思い出作りのためにと入部してみます
その頃　体力測定をすると　次々超人並みの数値をはじき出します
１００ｍ走は１０秒を楽々切っていましたが
あまりのことに　教師が動転しなかったことになってしまいます
走り幅跳びは　砂場の枠をはみ出してしまって測定不能・・・

夏の甲子園の予選まで　あと１ヶ月
そんなときに入部したので
顧問も部員も迷惑顔でした
数ヵ月後に奇跡が起こることも知らずに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.04.10：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

妄想のススメ①

最近
関根勤やタモリが
よく話題にするんで
ちょっとポピュラーになりつつあるが・・

妄想・・・・・　大好きだし　日課です
中高年のおっさんと妄想
気持ち悪いのは　重々承知の上です

幼児や乙女がするのはファンタジーやロマンスで
妄想ではありません　完全に思い込みですが
思春期の野郎どものは　妄想といえばそうかも　ですが
ちょっと生臭くていけません
加齢臭を纏ったおっさんの妄想は
実は　とてもとてもピュア－なんです
ピュア－？！　ばかいっちゃいけねーよって！
まあまあ　お気持ちはよくわかります
でも　ほんとにピュア－なんですよ
なぜかと言えば
中高年の“夢”は絶対叶わないからなんです
いやいや　そうじゃなくて
絶対叶わないような夢への信仰にも似た憧れだからです
夢や憧れがおっさんの体内で純粋培養される
それが　妄想なのです
でも　やっぱり　気持ち悪い？！

ごもっとも！！！

　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.04.09：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

麻生君の逆転打！②

私が麻生君だったら・・・

まず　秘密裡に
外交のプロジェクトチーム(ＰＴ)を組みます
老練な外交官　元特殊工作員　ネゴシエーターetc.
このＰＴに　対北朝鮮特殊任務を与えます
要は　拉致問題の全面解決を目指すわけです

北の窓口は　将軍様の長男を選びます
あの方　ちょっと使えそうじゃないですか
彼を窓口にして　むこうの幹部筋も巻き込んで
一緒に　“シナリオ”を書きます

前回の　小泉訪朝の成果が中途半端だったのは
このシナリオが　不完全だったため
将軍様は　あのくらいで全面解決し
かなりの“経済協力”を得られるとふんでたわけですが
とんだ　お門違いで　逆に“やぶへび”になっちゃったと
これが　その後のねじれと膠着状態を生んでしまった
ならば　中国も巻き込んで　両国で完全なシナリオを書く
ポイントは三つ

１．将軍様の面子
２．経済協力
３．拉致被害者全員帰国

これが果たされれば　この問題絶対解決する
というより　１＋２→３　てなとこかな
大事なのが将軍様の面子
体制崩壊は現実的に見て短期的には無理なので
ここは　意に添わずとも止むを得ないところ
前回　せっかく拉致自体は認めてんだから
ここを　うまく向こうの国内問題にしてもらい
将軍様とは　無関係で“関係者”は　国内で厳罰に処したことにして
やっぱり　日本の言うとおりの拉致被害者がいました
と　公式に言わせて　謝罪を取り付ける（無理ならそれらしいもの）
その上で　日本は戦後賠償と経済協力で○○○○億円支払う
そして　相互不可侵条約を締結する
日韓関係は微妙になるし　独裁政権の延命に
結果的に力を貸すことにはなるので
これが正しいやり方かどうかは　後世の歴史家に委ねるしかないが
拉致被害者全員を　とにかく奪還するには　これしかない
向こうは　喉から手が出るほど経済協力が欲しいんだから
ここを　うまく絡めれば　うまくいくと思うけどなー
そうすりゃー　麻生さんも歴史上の名総裁となり
自民党政権も安泰で　めでたし　めでたし　と

ね　９回裏の逆転打でしょ

ま　あの方では　見果てぬ夢　だわな

2009.02.27：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]