獅子宿

獅子舞見聞録
東根で行われたこのイベント、今年度は女性の伝統文化の団体を中心として行われ全部で15団体の参加がありました。その中で五つの女性の団体の発表が華やかに繰り広げられました。へへ!手前味噌でありますが、我が愛弟子たちの「えくぼ獅子舞クラブ」が、すばらしい獅子舞を披露し、会場の大喝采をあびました。連日連夜の稽古の成果は、女性を感じさせないような勇壮さ、女性らしい細やかさがありました。「振る機を温め新しきを知る」(ちょっともじって)といった諺通り、新しい文化が産声をあげたような気がします。
わらじは獅子舞には無くてはならない物ですね。値段も一足450円以上だったかな?底が擦れて薄くなって最後は哀れな姿になります。獅子舞の時足をよくこねる様に回転させて方向を微調整します。わらじの前の部分が擦れてミジンコのようになります。ワラジムシは体の周りに繊毛が生えてきて超巨大な微生物に変身です。あわれなワラジムシは用が無いと燃えるゴミ袋に回収されます。今回室内での獅子舞の為に滑り止めとしてシリコンを塗ったくりました。稽古で体験実験してみると滑らないのでいいのですが、強くこすれた部分が剥がれ落ちてあちこちに散乱し回収が大変でした。獅子舞の本番には大量のシリコンが散乱し、清掃の際、関係者のちょっとした話題となるでしょうね。「こりゃなんだべ獅子の〇〇〇だべが?」どんな想像が飛び交うか楽しみであります。
7・8年も経つともろくなってみるみる提灯おばけみたいになっちゃいました。張り替えればいいんですがね。包帯をして応急処置です。和紙に油を塗ってますが、酸化してきたんでしょうか文字の部分がとくに細かい裂け目になってしまいました。木工ボンドでボロ接ぎ修理でくっつくかなぁー。字を書いて和紙の白さを着色してごまかします。
2日目の庭振り。昨日は三回の警護掛かりで入りました。警護が高齢の為警護掛かりでやってくるといない!という非常事態が二回もありまして、警護なしでやってしまおうかと思ったときもありましたよ!まったくー。警護はゼイゼイ息を切らして休んでいる始末。私なんかもう一周してまた最初からやり直ししちゃいました。すごい疲れようです。
神社での舞を稽古しています。今、振っている獅子頭はかなり古い物で骨董屋さんから巡り巡って獅子宿にたどり着いたんです。もしかして盗まれた上伊佐沢の大石のお獅子じゃないかとわくわくして鑑定してもらいましたが違うということが判明しました。
フラワー長井線の丁度西側の住宅街。わたしも大抵の道を知っている自信はあったんですがここを通ったのは初めてですね。知らない町にきたみたいです。お神酒やお花代もたくさんあがって携帯用賽銭箱もずっしりでした。