獅子宿

メモ
今年初めて獅子舞にデビューした獅子が里帰りしました。付き添いの姉の獅子も一緒です。漆の唇の色を化粧直しします。漆の赤は完全に発色し始めるのに数年かかるということなのですが、せっかちな世の中なのですね数年も待てないというのです。姉の獅子はカシュー塗料で塗られなんとも鮮やかな今風の色です。両者中間の明るさが無難でしょうか。

ちょうど13×13×13cmの寸法は偶然でした。ちゃんと口も開いて普通の獅子の縮小版です。手のひらにちょこんと乗る「手乗り獅子」というところでしょうか。これから着色して仕上げます。

獅子宿の駐車場を歩いていると、目の前にアオダイショウの二年ものという感じのヘビが現れました。先日のミニなニョロに較べると警戒心一杯で人の気配を察知するやいなや直ぐに逃走して軒下に逃げ込み、尻尾をカメラに納めるのがやっとでした。なんと!ヘビが現れると仕事が舞い込むというジンクスの通り、獅子制作の話が舞い込みました。実は先日のミニなニョロ出現の時もそれなりにミニな獅子の話がきたのです。私にとってヘビは獅子頭の依頼主みたいに思えてきましたニョロ。
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目玉親父の様なイカの目玉。コッチをジッと恨めしそうに見ているようで怪しいです!胴体はブツブツ切って煮てしょうが醤油でいただくのが一番だな!


「赤い黒獅子」って矛盾した言い方ですよね。長井の獅子を民俗学的に分類した言い方で「ムカデ獅子」って言う方をするようです。ムカデなのか獅子(ライオン)なのか?きっとムカデの様な獅子という意味なのでしょうね。龍神を象ったのが長井の獅子舞の姿とも言います???さて!ややっこしくなってきました。赤い黒獅子とは?黒獅子になる前の姿なのでしょうか?黒獅子の赤ちゃん?・・・すみません。本当は写真の赤い黒獅子は制作途中の黒獅子なんです。でも何で赤いの?という疑問はまだ解決していません。   つづく

今日の獅子舞クラブは昨日の獅子舞の反省会。昨日演じたビデオを見て、一人一人に感想を話してもらいました。その言葉に思いの深さの違いが出たようです。獅子舞の男の子たちは獅子を演じたという達成感があったようで、細かな感想や反省の話が出ました。笛の女の子達はほとんど感想が同じでドライな印象でした。客観的に見ているのでしょうか。でも、みんな初めての発表の場でその実感は後からジワジワやってくると思います。獅子舞をして清々しい気持ちになる事は実感できたみたいです。