獅子宿

メモ
いよいよ警護掛かりの見せ場であります。いつもより増して気合充分!長井の獅子舞の魂をお見せしましょう。カヨワイ女だって時には怖ーーーいお獅子になるんだから。

見ていて男としては、すごくいい!大好き!でもこのイベントの主旨はいったいなんなんだろうかと考えてしまった。いやいや!女性がいかにも女性らしい西洋の伝統文化に親しむ事は大賛成なんです。でも、意外にもフラメンコが伝統文化だったんだなぁと驚いた。改めて気がついたんです、伝統文化って日本のものだけではなかったんですね。「やっぱり女性は女性らしく」というのがこのフラメンコに象徴されていましたね。でも、一方では女性の獅子舞グループが誕生したり、これからの時代は女性の社会参画における選択肢の範囲が広がるのは間違いない。ホント女性は華やかで明るくていいなぁー。

花笠踊りといえば男ははっぴに白い短い股引、女性は楚々とした着物の裾をちょいと上げ、赤い襦袢がきれい!といったイメージですね。こちらの花笠踊りは花笠ダンスといった振り付けですね。雅楽の衣装のようなデザインの衣装もいいですね。新しい女性のイメージ。しかし、今流行の振り付けといった、個性があるようでない踊りです。見栄えはとてもいいのですが、日本の伝統的な舞のイメージは払拭され、唯一メロディと花笠にお馴染みの花笠踊りの伝統が感じられますね。でも新しいものを創造する産みの苦しみは賛同いたしました。偉そうな事をいってすみません。反省

紛れも無い茶髪のギャル神主!雅楽の演奏でしょうね。大勢の神主に混ざって目立っておりました。「女ごときが獅子舞なんぞしやがってぇー」とおっしゃるどこかの神主様の世界に。なんとまぁー!こんなことをおっしゃってるのはもう長井だけなのかもよーぉぉぉぉぉ!なんちゃって
それともこの衣装は誰でも着れる衣装で別に神主でなくても着用可なのかなぁー。ふーむ?????

東根で行われたこのイベント、今年度は女性の伝統文化の団体を中心として行われ全部で15団体の参加がありました。その中で五つの女性の団体の発表が華やかに繰り広げられました。へへ!手前味噌でありますが、我が愛弟子たちの「えくぼ獅子舞クラブ」が、すばらしい獅子舞を披露し、会場の大喝采をあびました。連日連夜の稽古の成果は、女性を感じさせないような勇壮さ、女性らしい細やかさがありました。「振る機を温め新しきを知る」(ちょっともじって)といった諺通り、新しい文化が産声をあげたような気がします。

この獅子が一番古く赤い獅子。次の獅子を作るとき長井の黒い獅子にしたことが問題となったという事です。近くのお寺でも同じような事があったと聞いております。獅子の幕は白と紺の幕で、長井の波模様の幕とは違いますね。