獅子宿

黒獅子chの部屋
三つのグループでバラバラにやって来た13名のうち、一人はどういう訳か迷子になり、それでもなんとか到着。また一人はどういう訳か自転車が故障し、先生に別の自転車を用意してもらって到着。といったハプニングにも動ぜずマイペースな面々であった。なんだかんだと嵐のようにご一行は給食の用意をしなくてはならない!という重大義務を思い出し脱兎のごとく自転車でかえっていったのである。
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今年初めて獅子舞にデビューした獅子が里帰りしました。付き添いの姉の獅子も一緒です。漆の唇の色を化粧直しします。漆の赤は完全に発色し始めるのに数年かかるということなのですが、せっかちな世の中なのですね数年も待てないというのです。姉の獅子はカシュー塗料で塗られなんとも鮮やかな今風の色です。両者中間の明るさが無難でしょうか。
獅子宿の駐車場を歩いていると、目の前にアオダイショウの二年ものという感じのヘビが現れました。先日のミニなニョロに較べると警戒心一杯で人の気配を察知するやいなや直ぐに逃走して軒下に逃げ込み、尻尾をカメラに納めるのがやっとでした。なんと!ヘビが現れると仕事が舞い込むというジンクスの通り、獅子制作の話が舞い込みました。実は先日のミニなニョロ出現の時もそれなりにミニな獅子の話がきたのです。私にとってヘビは獅子頭の依頼主みたいに思えてきましたニョロ。
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針金が落ちてるかなと思ったら子供のヘビでした。首のツケネに鮮やかな黄色の蛍光色のラインがお洒落です。逃げる素振りもなくマイペースで進んでいきます。私とこのヘビの重さを5gとして比べると13400倍になり、ゴジラと人間ぐらいの対比になるのでしょうか?足音しないのかな?

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予定では舞楽の前に神輿渡行があったようです。今まで地元の獅子舞ばかり追って見てきた私ですが、新庄祭り、赤湯のふるさと祭り、寒河江の神輿の祭典、を視察して他のお祭りに比べ長井のお祭りはずいぶん地味だなぁーと感じました。確かに獅子舞は素朴で飾り気の無いかもしれませんが、誇るべきすばらしい長井の文化です。今回のお祭り視察を通して、他の地区にもまだまだすばらしいお祭りがあるのだなと感じました。さてーこのカルチャーショックをどう生かしたらいいのでしょうか。
舞楽を拝見して俗物の私には高尚すぎて楽しめません。囃子の音に誘われて戻ってみるとトラックを屋台にして飾りつけた囃子の屋台が移動中でした。子供が晴れ着を着て笛や太鼓を演奏しています。華やかです。まさに晴れの日。私が外国人であったら狂気乱舞しているような日本の伝統文化の香りがプンプンと漂ってくるようです。