獅子宿

えくぼ獅子舞倶楽部しごき帖
警護の持ち方で獅子振りが苦しかったり楽だったりします。警護が警護掛かりを経験してみるとわかるんです。警護の肩が獅子振りの腰に決まっていないと獅子の腰が折れ獅子が立ってしまいます。獅子がもっと後ろに反って警護が腰をもっと落としてくれればいいのですが・・・。でも足が綺麗に揃ってさすが母獅子の見せ場ですね。しかし幕が短いね。今日重くて長ーーーい幕と取り替えます。10メーターもあるんです。
優しいお母さんたちばっかりなので、警護に遠慮してるのかな?お獅子の表情もまだ穏やかです。獅子頭をもっと前に出して食いつきそうな体制にすると攻撃的な荒々しい獅子になりますよ。まだまだ皆さん上手になりそうでワクワクします。 子供の頃、兄弟でとか友達どうしでふざけててだんだん「ほんきこ」になって喧嘩になっちゃったーってことありましたよね。警護掛かりもそうなんじゃないかな。獅子は神社に入りたくなくって、最初は嫌だ嫌だと抵抗する。何回も警護に掛かっていくうちに必死になって抵抗する。その様が面白いんですね。でも「本気を出す」ことってこの年になるとなかなか無くなってすぐ妥協してしまいます。自分はどうもこの警護掛かりでは本気を出してしまって絶対負けたくないって思って、後から「大人げなかったなぁー」なんて反省します。でも神様や見ている人たちにとってはその一生懸命さや真剣さに感動を呼ぶんだと思う。そして「来年もまた見にこよう」ってね。まぁいろいろ個人個人で見方は違うし様々な警護掛かりがあっていいと思いますね。お獅子ファンの皆さんはどうですか?
ご覧ください!過酷な稽古に思わず涙するはずもないカアチャン方の警護掛かりであります。厳しい師匠には「最近額が広がった」だの「ジャージが靴下にはさまってるから直せ!」だの「言動がおかしい!変なキノコ食ったんだろう?」なんて反撃されタジタジであります。口ではかなわないので、ますます稽古を厳しくいたしますので覚悟してください。このお二人、私より体重が重い体格のいい方々なので、まさに相撲をとるような形の警護掛かりを稽古しています。獅子と警護がタイマンはる、いやぁぁぁ格闘技のような迫力がありますよ。
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