獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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こうして見ると意外と太い・・・桐の丸太でした

自慢の60cmバー・・ハスクバーナちぇーんそー君の歯の調子が芳しくなく

スカスカっとカット出来ません・・・・

普通と違い歯の角度が硬い木材用に研がれていたようです

森林組合の方に問い合わせて判明しましたが、切れ味悪く荒彫り中止です




さて川西町のとある御獅子さまが診察にいらっしゃいました

顎関節骨折です



なんとも痛々しい

転倒したようです

転倒時の傷は見当たらないので、獅子幕がカバーしてくれたのでしょう

しかし下顎の軸付近は良くある骨折ですが上部は珍しい

獅子の構造にも影響しているようです

なんと牙の位置が逆です・・・置賜では比類稀







いたって耳も目も個性的ですね〜

昭和27年南陽市法師柳の佐藤耕雲氏の作

いろんな関わりが見えてきます

この獅子は依然紹介した制作中の同町新山神社の獅子を手本にした獅子と伝えられております

その獅子は明治3年梅津弥兵衛作・・眼に白目がある珍しい獅子




また、佐藤耕雲氏は近くの同町西大塚の薬師堂の2代目獅子も手掛けておりま

す  おそらく薬師堂の後にこちらの獅子を制作したのでは????と


先日メンテナンスでお借りした竹田吉四郎作の獅子頭を参考にした形跡がある

のです・・・







というのも竹田吉四郎氏の時代考証を考えると、当然佐藤耕雲氏が後なのでツ

ジツマが合います



こちらモデルとなった獅子頭、メンテを完了し獅子をお返ししました









今週土曜日・・31日今年もみちのく阿波踊りin山形開催です

あぁぁ  もうすぐ夏が終わる・・・・終わっているのかも

いやいや みちのく阿波踊り山形が終わるまでは夏にと決めました

 

先週から四方山会 山形市工業団地駐車場にて稽古開始です

夜も涼しくなってコンディション最高です

 

わたくし昨年デビュー以来やっと二年目

今年はホテルを予約済で気合注入・・・特製酒びょうたんはまだまだ塗料臭で使用不可です

 



そうそう
お昼前獅子頭の材料仕入れに米沢に飛んで行きました
チップ工場
様々な木材の集積所
膨大な量です





しかしお目当ては桐の木・・やっと細身の一本を見つけました



日曜日の朝・・工事はお休み

視察に屋根に上ってみました

背景の空も、浮かぶ雲もすっかり秋の気配です・・・蝉の鳴き声もどこか疲れ気味

 

四方山会は今東京高円寺の阿波踊りイベントに遠征中・・・昨日深夜バスで出発

まだホテルでしょうね  午後からの出演だそうです

 

さて西側の切妻の下地造作が完了したようです

カチッとしてきました

細部はどうでしょう?・・・・意外と荒いですな〜

 

 

 




間もなく9月ですね・・今年も残りあと4ヶ月

雪下ろしの心配は無くなりそうですが、屋根からの落雪処理の心配が増えそう

です  

一難去ってまた一難でしょうか


そうです  手掛けていた、ひょうたんの塗りはこんなふうになりました



仕上げにくびれたウエストに紐を取り付けます

塗料の臭いが消えるまでしばらく時間がかかりそう

美味しいお酒を戴くのはまだまだ先です

見事に真っ二つ・・・鼻筋に沿ってこんなに綺麗に割れるのは稀ですね

破損し分離した三つのパーツを繋ぐ細い針金を外しました



いやいや無残・・・・



針金を外しても握り棒(軸棒の上の棒)がカスガイになって支えています

顎の軸穴部分も割れて針金で繋いでいました




顎を持ってみると上の頭と比べ、ジトッとした重みを感じます

下顎は栃かもしれません

舌が破損して飛んで接着した形跡があります

何故かな? 色が朱になっちゃってます・・・遊び心でしょうか


割れた断面から締め切った蔵の内部のような黴臭い匂いが鼻を突きます


顎の底の半月状の溝に注目しました





顎の底に二つ穴を開け丈夫な紐を取り付ける神社がよくあります

獅子頭を頭に乗せず頭上に掲げるタイプの獅子舞です

こんな半月型の溝があれば指を引っ掛けて非常に操作性が良くなるでしょうね

素晴らしい工夫です

飯豊の深渕だったか・・萩生だったかの獅子にもあった記憶が有ります





本日の屋根工事進捗です

煙り出しついに無くなりました・・スッキリ〜

数年前に戴いたひょうたん

意を決し、いよいよ加工です

お祭りで戴くお酒入れにしよう・・・・意を決した割に安直な目的


ジャッキー・チェンの酔拳のごとく

祭りの最中にグビグビやりたいものです

来る、8月31日の山形みちのく阿波踊りにて試したいものですわ


しかし・・作り方は?

ネットで調べてみるとまず内部を取り除き、空洞にして乾燥

そのままひょうたんに液体を入れると滲み出てしまうので

柿渋液を浸みこませて防水加工

その後、日本酒を数回入れては乾燥させると表面に自然の艶が表れるらしい


かなり時間がかかりそうです


そちらは同時進行するとして、間に合いそうな別な方法を試作

真ん中からノコギリでカットしカシュー塗料で防水し貼りあわせて表面から麻

布を貼りました


塗料の臭いが消えるまで時間がかかるようですが、内部の処理は確かです



さてと・・・・どんな仕上がりになるでしょうか

酔拳のごとく笛吹きたいものです

さみだれブログ記事から興味深い獅子発見!です

こちらの記事は飯豊町中津川白川荘に訪れた同所若宮八幡神社の獅子と

あります

目を疑いましたが

四国香川の張子獅子では?




黒い耳毛と扁平の牙が特徴・・・獅子宿コレクションにもあります



獅子幕も緑の唐草模様

個人や企業の獅子とは違い地元の伝統ある神社のはずですが、何か事情が有る

のかも知れませんね


飯豊町中津川といえば置賜の獅子彫りで一世風靡した故・渡部 亨(とおる)氏

の生地・・・飯豊町の獅子舞はほとんど黒獅子の長井総宮系の流れ

一部は赤獅子で古い黒獅子以前の川西系も混在しているようです


是非取材してお話をお聞きしたいと思います


すみません白川荘さんのブログから写真引用させて戴きました

この場をお借りしご了承お願いいたします




昨日15日は大石田維新祭に参加してまいりました〜〜

いやぁ〜どっと疲れた〜

 

四方山会んだず連阿波踊りの笛吹き・・・

会場に着いて宣告されました

不慣れなのにワタクシ笛一人

昨年初デビューは超ベテランがいらっしゃったので余裕のヨッちゃんでしたが・・・


これ写真ないので昨年の奴・・手抜きしてます・・いや写真撮る余裕無かった
のが本音

しかも今年は獅子舞の稽古やお祭り準備で稽古出来ずいきなり本番

本番はビビりながらアゴカクカクで間違い間違い15分・・

その後会場の皆さんと参加者と一緒に踊るコーナーがありマイクの前で10数分吹き続けました

最初は腰が引けマイクから遠ざかり、音響の方からイエローカードです

ところが最後辺りでやっと慣れてきまして・・・会場中に鳴り響く自分の笛の音に聞き惚れる自分に

気づきました

ワタクシ新しい世界を垣間見てしまいました

 

ところで昨日から久々に身体のアチコチに筋肉痛・・これは14日の爆裂盆踊り太鼓の後遺症

体中がだるく乳酸が蓄積しているのだと思います

今日は妙に蚊に刺される

きっと蚊は乳酸を目当てにターゲットに寄って来るのでは?

新しい学説かも・・・お疲れの方蚊取り線香をご用意下され

 





村山農業高校の又新連のよさこい

若さ溢れる踊り・・迫力ある獅子も登場(発砲スチロール製)!!!!

また来年楽しみにしています・・本日は花火大会らしいですぞ


追伸
8月31日山形市駅前スズラン通りにて
「みちのく阿波踊りin山形」が開催されますので乞う期待

朝5時起きで幕洗いを行いました



野川の水質低下で敬遠されておりましたが上下水道の整備が進み

昔のように綺麗になった感があります



うっかり昨日のうち獅子頭を幕から外すのですが・・太鼓打ちで困憊し忘れてしま

いました



絞った幕は大蛇のようです


洗剤を使わないので物理的な汚れは、どれだか落ちたか疑問ですが

厄は野川の清い水で浄化できたかと思います・・・



ロープを借りて幕を干して完了

すぐに地区祭りの後片づけが始まりました


朝露で足が湿りましたが、まだまだ快いですね・・・今日も暑いようです





きんきんに晴れました




長井市清水町の地区祭りです



黒獅子会の皆さんも力余って勇み足



獅子舞の後は餅振る舞いです



暗くなりつつ名物へそ踊り



おぉぉ同級生も腹出してヘソ踊りの顔描き

メインイベント長井盆踊り

わたくしも太鼓デビュー



こちら同時デビューのSSさんも奮闘中


いがった いがった 祭りだ祭りだ〜


明日は早朝五時半集合で野川にて幕洗い致します

夕方は大石田にて阿波踊り笛参加の話題を予定しております



南陽市宮内熊野大社にて七夕祭りと獅子頭展が開催されました

朝一番この企画の関係者の方に連絡を入れると・・

今なら展示前なので近くで見れるから、いらっしゃいと云うお言葉に甘え

さっそく直行しました

広い神社の一室に展示前の獅子頭が置かれていました

33個の獅子頭のうち・・・長井系の獅子頭が8頭

その中に逸品があるわあるわ

 



分類してみると大きく4類

ご当地熊野大社系 熊野大社の拝殿に展示の一対の獅子系 長井系 その他

宇津権九郎系でした

宮内の菊人形の創始に深い人形師菊池熊吉氏作といわれる獅子も有り

興味深い展示になっています




お獅子の控室



小関久蔵氏作?



こちらは竹田吉四郎氏作間違い無し



こちらは珍しい成田うんなん系の小振り獅子

昔・・成田村で熊野大社に獅子頭と大般若経を売却した記録があり

この獅子頭の可能性もあります

この形の獅子頭はなかなか摸刻が困難で成田うんなんの獅子を制作した

彫師作かと思われます

眼の縁に赤いラインがあります 成田うんなん系には無い特徴

ところが伊佐沢神社の通称婆獅子にあるのです・・・長谷部吉四郎作の可能性

も考えられます


さて獅子の展示は拝殿に・・

写真は明るく見えますが、残念ながら明かりが足りずじっくり獅子頭を観察す

る環境ではありませんでした・・一頭ごとにスポット照明は難しいでしょうか

ね  黒い獅子の展示は大変です



古式にのっとった神事です





今回獅子宿の獅子頭も急きょ展示依頼があり三頭お貸しいたしました

どれがそうだか分かりますか?



50年ぶりに復活された伝統行事

市内旧家の家に伝わる33頭の獅子頭が集まりましたが、獅子はまだまだ

市内に多数眠っているとのことです

長井はもとより白鷹、飯豊、川西と西置賜はまさに東北有数の

獅子の王国なのだと改めて実感しました

展示はこの日だけ

一日だけでは勿体ない企画でした


来年もより盛大な七夕祭りと獅子頭展開催を期待したいですね・・・

8月2日の獅子舞の稽古が始まりました

・・・この時節、生涯学習プラザ音楽練習室での明るくエアコンの効いたフロアーでの稽古は

贅沢とも言えます

虫も乱舞しないし、蚊に刺されないし、防音の気兼ねもありません

身近なありがたい施設ですね

 

 

 



断続的に降る雨が作業を遅らせているような気配

茅屋根の上に角材を敷く作業が始まりました


蒸れるので職人さんは雨具を着用しないようです

こんな湿気の多い環境ですからね


奥の床の間が大変な事に・・・

雨漏りです

古家の漏り・・・怖いですね

畳が湿ってフカフカ・・・あれっ!表面にうっすらカビが・・


まさかと思いましたが来月2日出番の獅子頭に異変

お口のを開けると中にカビです

消毒消毒・・・・・

獅子幕も晴れたら即干さなくては

コインランドリーで熱風乾燥の手もありますな







「南陽市熊野大社の御獅子様と七夕祭 八月七日復活」と題して8月7日(日)午後七時より

神事が熊野大社で行われ途絶えて50年ぶりの行事が復活されるそうです

こちら面白いパンフレット

折っていくと立体の獅子頭にかたどるデザインされています




定休日恒例

置賜人お馴染みの笹川の流れへ呼ばれました

日本海の海の幸を味わう・・・・年に一度のお楽しみ

岩牡蠣食うどぉぉぉ〜であります

いつもは桑川駅徒歩1分の「ちどり」へ直行ですが・・・・

途中下車して本能的に「ジャンボ岩牡蠣」の張り紙に吸い寄せられるように

鄙びた浜の店に左折・・


店内に入るな否や

お姉さんの「昨日漁して取ってきた牡蠣ありますよ〜アワビ、サザエも

ありますよ〜」の呼び込みでイチコロ

即・・海の家のテーブルに着席です

海がご機嫌斜めのご様子を眺めながら

メニューにある海の幸三昧を注文し待ちます


待つ事の楽しみ・・・ここでは許せますね

見よ!!



アワビ・・・刺身



もずく酢


あおさ汁



イカ焼き



サザエの壺焼き




自宅に戻っても  鮭の鮭びたし



つぶ貝の塩茹で



ワカメとムール貝の味噌汁



鯛の塩焼き



トドメはウニとご飯

途中関川村の渡邊邸へ



平成の大修復中・・・来年の年の瀬に六年越しの完成だそうです

我が獅子宿も平成の大修復中ですが・・・桁が違います



素晴らしい梁に又驚き・・・口あんぐり




明日から節制生活になります

川西町新山神社の赤獅子

私が長谷部吉之助作と睨んでいる獅子です

老婆心ながら無くなっている耳と宝珠を復刻しました



あくまでも推測で制作したもので不完全は可哀そうという想いからなので

ご了承下さい

この獅子頭への敬意です

古びた馬毛も少し取り付けてみました


現在稽古用の獅子として活躍ですが・・幕末当時の獅子舞の様子はどの様な

獅子舞だったのでしょうか?


イメージが広がりますね