木造校舎大暮山分校 白い紙ひこうき大会

木造校舎大暮山分校 白い紙ひこうき大会
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・山形自動車道路寒河江IC。R112号から287号に。
 所要時間およそ35分。
・JR左沢線 終点左沢駅よりタクシーで20分。
・所在地 山形県西村山郡朝日町大暮山

 
 朝日町の観光や宿泊については朝日町エコミュージアムをご覧下さい。
 
 Google地図

 山形県のほぼ中央部、最上川沿いに走る国道287号線朝日町真中交差点を、秋葉山という小さな三角山の山裾に合わせるように道を折れ、まっすぐな一本道を西へ車を走らせます。大沼の浮島の標識があります。
 広い水田に囲まれた大谷集落を抜けると、左手に馬神ダムが現れ、やがて小さな砂防ダムを挟むような分かれ道に出ますので、ここを右に折れます。
 国道からここまで5分程。村に入り、万福寺を右手に過ぎると、一軒だけ酒や食料品を扱う小さなお店(阿部商店)があります。私は分校でのんびりするために、ここで缶コーヒーや紅茶を買います。
 その店の前の丁字路を右に登り、木造の古い小さな消防ポンプ庫と、八幡神社のこま犬の所の分かれ道を、 最後に50メートル程左に登ると小さな広場がありますから、車はそこに止めます。
 車を降りるとすぐに、入口の太い藤つるに目がいきます。その迫力と、頭上を覆うように葉を繁らせてる様子は、まるでこの場所の歴史を誇示するかのようです。その藤棚の下の坂道を30メートル程登れば、いよいよ大暮山分校です。
 一歩一歩登っていくと、やがて赤いトタン屋根の角がてっぺんの方から見えてきます。そして坂を登り上げるとそこには、およそ百年の歴史を持つ木造校舎が、ポツンと時代に取り残されたように、しかし堂々と、今でも大暮山の人々を見守るように建っています。