メモ
遠出といっても電車で一時間。乗り換え一回で行けます。
途中の駅から急に駅名の看板がふたつになり、まわりの人の言葉がフランス語でなくなりました。ちょっとドイツ語に似ているけど、フランドル語、フランデッシュです。
世の中知らない言葉だらけだなぁとつくづく思います。ちなみにアントワープは北に位置してはいますが、フランス語なのだそうです。
車掌が来たので、フランディシュ聞きたさに興味津々で「ここはベルギーですか?」と尋ねたところ、「ヤッ」っと答えました。
やっぱりドイツ語に似てる!!!心の中で一人で大盛上がりしました。
ブルージュは本当に美しい街でした。街に運河が流れ、船で観光もできます。日本人観光客もたくさんいました。確かに日本人には居心地のよい街です。教会の鐘の音は、音楽みたいに音階がたくさんあって、鐘つき師の学校もあるらしいです。
写真はベルギー料理。シチューに林檎のすりおろしに火をいれたものがそえてありました。デザートのチョコレートムースは絶品でした。やっぱりベルギーチョコはおいしいです。
ベルギーの国境に近い、フランス・ノルマンディのリールという街にステイしました。
かつてのフランドルの古い町並みがそのまま残ったビックリーユ(旧市街地)が美し
いです。
フランドルは、私の好きな絵画の時代にあたり、かつて大帝国でした。フランドルの
絵画はたくさん残っていてすばらしいです。ちなみにフランドルのスペルはFRANDRES
で、英語読みするとフランダース。「フランダースの犬」はもしかしてここからきて
いるのかな?とも思います。たしかケルンの大聖堂の絵画を目指しすんですよね。
真相は定かですが。
大きな教会の裏に、フランドル時代のホスピスが残っていて公開されていました。薬
局やキッチンなど絵画やタイルが美しく、オランダにインスピレーションを受けて作っ
た建物なのだそうです。
こんな病院があれば行きたくなるなぁと思います。こんな歯医者があればなぁ。
写真はロンドンのホストマザーの犬と私です。
ここで予期せぬ事態に陥りました。日本であれだけ足しげく通ったにもかかわらず、歯が痛いのです。日本から薬は持ってきてはいるのですが、全く効果がありません。
歯は保険がきかないので、すぐに帰国する方が安いのですが、痛くて移動不可能…。
ものすごーく不安でしたが、ロンドンで国保が使える日本の歯医者を発見し、診てもらいました。
そこはアメリカ式の医療を行う医院で、医者が診察して、いくつかの方法と値段を提示して、患者が選択していくというものです。
私の虫歯はレントゲンに写らないケースだったのですが、このままだと痛いので神経を取ってもらう選択をしました。
すると案の定、神経が化膿していて土色になっていました。
神経を取ってからは、元気に過ごしています。
国保が使える歯医者が海外にあるなんて、予想外でした。
この場合は、市役所の保険課にある保険請求書が必要なので、海外に行く前に役所に行ってもらっておきましょう。
写真はB&Bにおいてあったお茶セット。イギリス人は本当に甘党なので、ほとんど砂糖ですが、積み方がプロでした。
ここはピーターラビットを書いたポターという女性作家のいた街です。昔は男性しか学校には行かず、いい家柄の女性は家庭教師に勉強をならったそうです。ポターもその一人。この地方は人より羊や牛の数の方が多く、お友達のいなかったポターは動物が友達で、動物と会話ができるくらい動物を愛したのだそうです。こうしてピーターラビットが生まれたというわけです。秋に彼女の半生を綴ったミス ポターという映画が日本でも公開になるらしいので興味のある方はどうぞ。
たしかにウサギ、リス、羊、牛、ヤギなど。ナショナルトラストという自然を守る団体に守られ、動物達はたくさん平和に暮らしています。
車でどこまで行っても、山、湖、石、羊、羊、牛…。
私もあともうちょっとで羊と会話ができそうな感じです。
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パリから北へとのぼってきたわけですが、ここまで来るとパリとは人種も違うし、文
化もミックスされていておもしろいなぁと思います。
例えば漢字ブーム。
いろいろな不思議な漢字を作りだし、服やタトゥーに取り入れていますが、私が見て
もアーティスティックだなぁと思います。ここまでくると不思議な漢字も彼らの文化。
文化を作り出すのは人間にしかできない事で、素晴らしい事だなぁ…と海を見ながら
思いました。
私の前には、おばあちゃんと犬が肩を寄せ合って海を眺めていました。
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この村のアピールは、モネの家と豊かな自然と花です。
なのでモネの家の開いている(花が咲いている時期しか開かない)4月から10月までしか営業していないホテル&レストランです。
私のバスルームの窓の裏は従業員の駐車場になっていて、従業員の車がとまっています。その車がキャンピングカーなのです。
そして、この村はキャンピングカーだらけなのです。
セーヌ川が流れていて水もあるし、近くにキャンピングカーの集まるキャンピングカー村もあります。
季節によって移動しながら暮らす人々には、キャンピングカーはもってこいなのでしょうね。
そしてこの一家は、よくしゃべるトイプードルを二匹飼っています。キャンピングカーってすごい!
写真はモネの庭からみた家です。お手入れが大変そうですが、この美しさの為なら頑張れそうですね。
ここにはモネの家と睡蓮の池や庭があります。
普通の人はパリやルーアンから日帰りするのですが、ガーデニングを勉強したかったので、モネの家から20mくらい離れた小さなホテルに泊まりました。
モネの庭は、絵を描く為にレイアウトされたような庭で、小学校の校庭が二つ分くらいの大きさです。
日本では見た事がない植物の組み合わせが見事でした。色合わせもさることながら、異なる感触の組み合わせが美しいです。
そして驚いたのは、この辺りの一般の家の庭先も同じくらいすごいのです!
どの家にもバラの花がたくさん咲いていて、パリとは全く違うバラの植え方をしています。
みんなどこで苗や種を買っているのだろう?と、ジベルニーの最寄り駅のある街ベルノンに行ってみたところ、たくさん花屋さんがありました。
ついでにブロカント(フリーマーケットの延長線上にあるような店)をはしごしていると、バラの柄のカフェオレボウルを発見!
ジベルニーだと日本人観光客が多いので残っていないけど、ベルノンを観光する日本人って少ないのです。しかも店主は老夫婦。日本人の女性に花柄のカフェオレボウルが人気だとは知るよしもなく、ひとつ2ユーロ(330円)でした。4つ買ったらひとつはおまけしてくれました。ありがとう!!!
割れないように帰国できますように。
これを見てベルノンを探索される方へ。事実上のシエスタがあるので、昼の12時くらいから2時くらいまでは、室内で過ごす方が安心です。
ちなみにジベルニーは、いたって平和な花の国です。
先日、初めて森でさ迷いました。
バガテル公園でガーデニングの勉強をするのに、ブローニュの森を抜けようと思いました。が、あまりの広さに森を3/4周もさ迷い歩きました。ブローニュの森は本当に広いです。ヨーロッパは日差しが強いので、暑くて、持っていた水を頭からかぶりながら歩きました。ワイルドなやり方ですが、これがひんやり気持ち良いです。
途中、たまに人やうさぎに出くわしました。うさぎはかわいいですが、問題は森の中の怖い人です。こういう時は、どんぐりでも探しているかのように自然に、かつ最大限に迂回をしつつ、足音をなるだけたてずに、なるだけ速くその場を去る事が大事です。
今思えばよい経験でした。まただいぶたくましくなりました。
写真は森の風景。迷わなければ、いい場所です。
これからお友達が来るのに車がとめられないので、交番に電話をして車のナンバーを言いました。
てっきりレッカーで移動してくれると思っていたのですが、盗難車でないかぎり私有地にある車は動かせないので、自分の車はコインパーキングとか別の場所にとめてください、と言われました。日本の法律はそうらしいです。
車のナンバーから持ち主はわかるのですが、持ち主が電話帳に電話番号をのせていないので、連絡先がわからず、連絡がつかないという事でした。警察官もハローページを使っているのに驚きました。
人の家に勝手に入れば家宅進入罪になるのに、人のマンションの駐車場に勝手に車をとめても罪にもならず、かつ動かせないって、とめられ損って事だったのです。
はぁぁ…。ショック…。
絶対人を見てとめてる気がします。警察官からも「お気の毒に…」と言われ、対処法を教わりました。
こういう時の対処法とは、「うちの駐車場なので、とめないでください」と紙に書いてワイパーに挟むのです。
普通の人なら、こう書かれると二度とそこには駐車しなくなるそうです。
ずっととめられたらどうしよう…と不安がよぎりましたが、夜中見に行ったら車はいなくなってました。よかったけど、気持ち悪いです。
よく駐車場に「勝手にとめたら一万円」などと書いてあるのは、そういう事だったのか…と気付きました。
皆様もお気をつけください。
写真はゴローさんの長ーい譜面。こういうのを「春の祭典」っていうらしいです。
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お料理も彼女自身もとても素敵でした。
別れ際、彼女の持っていたバッグが目に入りました。私が欲しがっている、パリの有名なパン屋さんのショッピングバッグだったのです!絵菜さんとはちょっと似てる部分があるかも!と、自分勝手に喜んでいます。
彼女は今週出たばかりの、雑誌“クウネル”に特集されています。ぜひチェックしてみてくださいね(^O^)
内容は秘密ですが、よいアルバムになるでしょう!
この日は、差し入れに絶品わらび餅を頂きました。
絶品なのに、どこのお店のものかチェックしてくるのを忘れました。残念です。
無事にこの日の録音を終え、帰りの新幹線で、来週からヨーロッパなのに飛行機のチケットしか買ってない事に気付きました。ホテルくらい予約しないとなぁ。レコーディングでそれどころではありませんでした。
友達と湖水地方に行くのに、ロンドンの地下鉄の駅で待ち合わせをしているのですが、ロンドン市街地からルートン空港(パリからは、ヨーロッパが誇るエコノミックフライト、旅券はレシート、全席自由席のEASYJETなので、ヒースロー空港ではない。パリでいうオルリー空港。小さい。?でわざわざ友達に出てきてもらうのも悪いし、今までパリで何人ものイギリス人にものを尋ねられたかという事を考えると、イギリス人は聞けば親切に教えてくれる国民なんだろうなぁ…と勝手に予測して、行った事ないロンドンの地下鉄の駅で待ち合わせという事になったのです。
しかも湖水地方まで行く列車の時間があり、飛行機を降りたら急げ!という事です。
急ぎたいと思います。
という事で、今日もレコーディングがんばってきます!
このアルバムは雑誌の自休自足「カフェの本…田舎のカフェのつくり方」とのコラボレーションになっています。
この本は、地方にあるこだわりの12のカフェがのっていて、おいしそうなパンやコーヒーが恋しくなってしまいます。最近のカフェではパンや野菜も作っている所があるんですね。
これからカフェを開業される方、とくに田舎に開業される方にはとても参考になる本です。小田原にもこんなカフェがあったらなぁ。
そしてそれらのカフェにゴローさんが足を運んで、ひとつひとつのカフェにぴったりの曲を選び、それをいろんなミュージシャンが演奏して、アルバムができたというわけです。
ジャケットはアルバムも本もほぼ同じですが、黄色いパラソルがあるかないかがちょっとしたこだわりです。
本もCDも要チェックです!!!
copyright/naomina
飛行機から降りると、自分の名前がはりだしてありました。
またか…。そう。こういう時は預けた荷物が飛行機に乗っていないのです。
恐る恐る、飛行機会社の人がロストラッゲージ(荷物紛失)の説明を始めます。
それにしても、この荷物紛失を対応する部署は本当に大変な部署だと思います。
まず喜ぶ人はいないし、怒るか、途方に暮れた旅人を、いかに納得させて帰宅させる
か…が仕事です。
大体この部署に配属されているのは若くてまだあまりよく分からない人が多く、毎回
ここに来ると彼らが気の毒になってきて、怒れなくなってしまうのです。
前回はユーロマークを真顔でひらがなの「も」と読んでしまう新人っぽい人だったし、
今回も緊張で泣きくずれてしまいそうな若い男性係員が担当してくれました。
なぜか職員の人を励まして、怒れぬまま、大事に持ち歩いたアンティーク食器と共に
帰宅しました。
世界一観光客が多いフランスのパリのバカンスシーズンの空港は、世界一荷物がごっ
たがえしている空港でもあるのです。
何もない方がいいけど、海外に行くなら身ひとつで行って、身ひとつで帰ってくるく
らいの覚悟は必要かもしれませんね。
写真はル アーブルというリゾート地の海岸です。