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◆店頭にて◆卯月

  • ◆店頭にて◆卯月
数日前には大陸からの黄砂で山々も霞んでいましたが今日は澄んだ春の風が心地良く、これで桜が咲けば春爛漫といったところです。
週末は土曜に息子の入学式が有りピカピカの高校一年生になるのですが、時の流れの早さに驚くばかりです。
思い起こせば真新しい学ランに身を包み期待に胸躍らせて母校の校門を潜ったあの時から既に30年もの月日が過ぎているのですから。
さて画像は4月4日現在の店頭です。
春蘭を飾っている糸車のオバケのような物、これの正体が何だかお判りになりますか?
実はこれ「田植えの枠付け」に使った農具なんだとか。
想像ですが恐らく横にした状態で田んぼに置いて転がしたのではないかと思うのです。
そうすると軟らかい水田に四角いマスが均一に出来てそれを目印に苗を植えつけたのではないかと。 
縁あって入手した古民具ですが店頭にこのようにディスプレィしてみると中々素敵ですね。
しばらくは母の趣味の山野草が飾られる事になりそうです。
春蘭のように気持ちも軽やかな今日この頃です。

◆ひっぱりうどん◆

  • ◆ひっぱりうどん◆
年度末の週末はどこの団体も決算総会やら何やらで大忙しですよね。
小生の場合も土曜の夜は子供育成会の離散会、日曜は地区公民館の新築委員会の年度納めの会合と続きました。
そこで登場したのが置賜人なら皆知っている「ひっぱりうどん」別名「ひきずりうどん」です。
うどんを煮た鍋から直接器に引っ張って納豆に絡めて食べるというシンプルイズベストの見本のような郷土食ですが、これが美味いんですよね。
小生の住む町内には製麺屋さん有り納豆屋さんも有り、おまけにと言ったら失礼ですが醤油屋さんまであるのです。
この夜の懇親会は地区長の粋なサプライズで全て町内産の材料で作った「ひっぱりうどん」をご馳走になりました。
何と薬味の葱まで地区長が畑で育てた物という拘りようですが、うどんも納豆もこの夜の為に特別に準備したという最高級品でしたので家庭でお昼に食べたりするいつものやつとはレベルが違うのは当然ですよね。
何の飾り気もない素朴な「ひっぱりうどん」がその場を和ませて懇親に一役買った夜でした。
2007.03.26:maru8:コメント(3):[美味いものあれこれ]

◆一輪の桜◆

  • ◆一輪の桜◆
3月20日、全国のトップを切って何と東京に桜の開花宣言が出されたというニュースを見ました。
山形は来月4月12日頃との事ですが、それでも例年より早いのだとか。
このところの寒波で雪の日が続き、辺りはすっかり雪化粧となってしまいました。
それでも店内では早咲きの啓翁桜が小さな花弁を開いて一足早い春の訪れを告げております。
花を活けた時に落ちた一輪の可憐な姿が目に留まったので水に浮かべてみました。
まるで米粒を拡大したような形をした5弁の花びらが織り成す造形美は何とも云えず素敵です。
店の近くにある桜並木のソメイヨシノの蕾は固く閉ざされたままですが後1ヵ月後には残雪の山並みをバックにした満開の桜が観られることでしょう。
春はもうそこまで来ています。
2007.03.21:maru8:コメント(0):[季節の草花]

◆町屋の人形さま巡り◆

  • ◆町屋の人形さま巡り◆
3月最初の休日は家内と母、母の友人とで銘酒「〆張鶴・しめはりつる」の故郷、新潟県村上市へ「第八回 町屋の人形さま巡り」を観に出かけました。
早春の城下町村上の風情に触れ町屋の文化を堪能できる素敵な企画です。
毎年リピーターが多いと言われている観光イベントですが、実は自分もその一人で秋の「町屋の屏風まつり」と春の「町屋の人形さま巡り」は楽しみな年中行事になっています。
おかげで村上の町もだいぶ詳しくなりました。
人情味豊かな人々の村上弁が心地良いプチトラベル。
訪れる度に新たな魅力を見つける城下町村上。
心躍る素敵な早春の一日でした。

「町屋の人形さま巡り」は4月3日まで開催中、ぜひ村上へお出かけください。

「町屋の人形さま巡り」のページ

■惣邑 純米吟醸 しぼりたて雫酒■

  • ■惣邑 純米吟醸 しぼりたて雫酒■
ガラスの斗瓶に滴り落ちる雫の一滴一滴が奏でる音色。
水琴窟を想わせる心地良い響き。
凛とした冷たい空気の中で。
雫酒の誕生を告げる小さな音色。
こんな酒蔵の風景も雫酒と一緒に詰まっています。
ご賞味頂ければ幸甚です。

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2007.03.08:maru8:コメント(0):[地酒あれこれ]