山形県温泉協会創立100周年記念式典に参加してきました。
100年という歴史はすごいし、温泉の歴史でいうと、もっともっと深い。
そのときそのときで温泉をとりまく環境も変化するし、時代も変わる。変わっていいもの、変わらなくていいもの、いろんなものをこれからも勉強していこう。
式典後は、温泉経営管理研修会ということで、東京都市大学教授の早坂先生から高齢化社会における温泉入浴の効果についての講演があった。
都内の公衆浴場に通った人と通わない人での違いを研究された結果が報告された。
それによると、
・主体的健康感(自分が健康と感じること)や幸福度が高いこと。
・ストレスホルモンが減り、「温冷交代浴」をするとしあわせホルモン(オキシトシン}が増加すること。
・公衆浴場通いで高齢者の身体機能が向上し介護予防につながること。
さらに、ほかの温泉地の事例で自宅で温泉を利用している高齢者とそうでない高齢者を比較すると、1.3倍介護状態の維持改善ができていた。
温泉や公衆浴場の活用で、県民の健康増進につながるとのこと、さらに言えば、ソーシャルキャピタルが豊かになるので、温泉地が健康づくりに活かせることはたくさんあるなと思った。