やまがた芸術倶楽部
絵 画 系
絵画系 日本画・洋画
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対象
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高卒・社会人
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内容
内容
内容
クリエイターとしての将来に向け、指導していきます。大学合格のためばかりではなく、一生使える技術を修得することを目標とします。
現役合格に向け、指導をしていきます。要点を抑え、各コースの基礎的な技術・知識の勉強から作品を制作する応用的なテクニックまでを修得することを目標としていきます。
毎日の通学が困難な方への、週1日の講習です。しかし、週1日で受験対策が十分なはずありません。あくまでも救済措置的なコースであり、昼間部・夜間部受講生とのギャップを埋める本人の自主的な訓練が必要です。
■日本画?洋画? 大学での絵画の研究。
日本における絵画の分野を見渡した時に、「日本画」と「洋画」という二つの分野が漠然と存在しています。多くの美術系の大学においても「日本画」「洋画」の両分野に分かれています。ほとんどの人がそのふたつの呼び名を耳にしてはいても、その差については明確に意識することは少なく、それゆえに受験生もそのどちらを選んでいいか、悩む人が多いようです。世間的なイメージでは、「日本画」は水墨画のように墨を使っている、「洋画」はチューブの油絵の具を使っている、と思われているようです。これも必ずしも間違いとは言い切れませんが、「日本画」を描く時に油絵の具やアクリル絵の具を使ったり、またはその逆に「洋画」の制作に墨を使ったら、ルール違反で罰せられることなどないのですから、単に画材の違いのように簡単なものが、分野の区分を決定付けているわけではないのです。すでにありとあらゆる材料が試され、表現技法も出し尽くされ、様々な情報が行き交う現代においては、「日本画」と「洋画」を明確に定義することはとても難しくなってきているのです。
しかし、「日本画」も「洋画」も、画面に自分の思い描いた世界観を表現するという意味においては間違いなく一致しています。大学で絵画の研究する時間のなかでは、時にはふたつの分野の良い部分を吸収したり、時にはあえて片方の分野の美意識をとことん追求してみたりしながら、自分の理想像を構築していくことができます。
■絵画の研究に必要な基礎能力とは?
「日本画」に進むにせよ、「洋画」を選ぶにせよ、またはたとえ抽象的な表現を志すにせよ、そのすべてに共通することは、デッサン力が必要である、ということです。
いきなり、頭におぼろげに思い描いたイメージを的確に形に表すことはとても難しく、その能力を得るに到るには、自然界にあるものをじっくり観察して描く練習(デッサン)をする行程を通った方が、確実に近道だと思います。デッサンは、見たものを見たままに描いて、違ったら妥協せずに直すということがすべての、一見地味な基礎練習のようですが、これを繰り返すなかで、それまでは何気なく見過ごしていたものの中に知り得なかった魅力を発見するようになります。ものの見方が格段に変化し、頭に思い描くイメージも、より詳細まで明確に意識できるようになります。なによりも、平面の紙の上なのに触れるようなデッサンが描けるようになると、それだけでもとてもうれしいものです。
大学に入ってからの絵画の研究がより充実したものになるように、デッサンを積み重ねておきましょう。
■デッサンと入試対策への取り組み方。
本校の絵画系カリキュラムでは、
これまで東北芸工大の日本画コース
の入試対策を中心に行ってきました。
年度始めの4月は石膏像をモチーフ
にして基礎的なデッサンの課題が中
心になります。また山形の春はまさ
に百花繚乱、天候の良い日には野外
でのスケッチにも出かけます。徐々
に静物デッサン課題なども交え、も
のの構造、空間を把握する力を高め
ていきます。
東北芸工大の日本画コースは近年、
11月の推薦入試では人物モデルの着
彩、2月・3月の一般入試では卓上モ
チーフ着彩が課せられるようになっ
ています。
推薦入試への対策としては、人物
モデル着彩の練習とともに、人物デ
ッサン・クロッキーを繰り返し行う
ことによって人体の構造を把握し、
美しいフォルムを的確に表現する力
を養います。一般入試の対策として
は、卓上デッサンや細密着彩課題を
通して、身のまわりの様々なものの
態を確実に描写できる力を強化しま
す。
年々、合格レベルは高くなり、現
実は厳しいのですが、それでも大学
で学びたいという強い意欲があって、
常日頃から一枚一枚の練習課題を妥
協なく描き続ける人は、合格という
成果を得ています。具体的な目標を
持って、頑張りましょう。
参考作品
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■日本画?洋画? 大学での絵画の研究。
日本における絵画の分野を見渡した時に、「日本画」と「洋画」という二つの分野が漠然と存在しています。多くの美術系の大学においても「日本画」「洋画」の両分野に分かれています。ほとんどの人がそのふたつの呼び名を耳にしてはいても、その差については明確に意識することは少なく、それゆえに受験生もそのどちらを選んでいいか、悩む人が多いようです。世間的なイメージでは、「日本画」は水墨画のように墨を使っている、「洋画」はチューブの油絵の具を使っている、と思われているようです。これも必ずしも間違いとは言い切れませんが、「日本画」を描く時に油絵の具やアクリル絵の具を使ったり、またはその逆に「洋画」の制作に墨を使ったら、ルール違反で罰せられることなどないのですから、単に画材の違いのように簡単なものが、分野の区分を決定付けているわけではないのです。すでにありとあらゆる材料が試され、表現技法も出し尽くされ、様々な情報が行き交う現代においては、「日本画」と「洋画」を明確に定義することはとても難しくなってきているのです。
しかし、「日本画」も「洋画」も、画面に自分の思い描いた世界観を表現するという意味においては間違いなく一致しています。大学で絵画の研究する時間のなかでは、時にはふたつの分野の良い部分を吸収したり、時にはあえて片方の分野の美意識をとことん追求してみたりしながら、自分の理想像を構築していくことができます。
■絵画の研究に必要な基礎能力とは?
「日本画」に進むにせよ、「洋画」を選ぶにせよ、またはたとえ抽象的な表現を志すにせよ、そのすべてに共通することは、デッサン力が必要である、ということです。
いきなり、頭におぼろげに思い描いたイメージを的確に形に表すことはとても難しく、その能力を得るに到るには、自然界にあるものをじっくり観察して描く練習(デッサン)をする行程を通った方が、確実に近道だと思います。デッサンは、見たものを見たままに描いて、違ったら妥協せずに直すということがすべての、一見地味な基礎練習のようですが、これを繰り返すなかで、それまでは何気なく見過ごしていたものの中に知り得なかった魅力を発見するようになります。ものの見方が格段に変化し、頭に思い描くイメージも、より詳細まで明確に意識できるようになります。なによりも、平面の紙の上なのに触れるようなデッサンが描けるようになると、それだけでもとてもうれしいものです。
大学に入ってからの絵画の研究がより充実したものになるように、デッサンを積み重ねておきましょう。
■デッサンと入試対策への取り組み方。
これまで東北芸工大の日本画コース
の入試対策を中心に行ってきました。
年度始めの4月は石膏像をモチーフ
にして基礎的なデッサンの課題が中
心になります。また山形の春はまさ
に百花繚乱、天候の良い日には野外
でのスケッチにも出かけます。徐々
に静物デッサン課題なども交え、も
のの構造、空間を把握する力を高め
ていきます。
東北芸工大の日本画コースは近年、
11月の推薦入試では人物モデルの着
彩、2月・3月の一般入試では卓上モ
チーフ着彩が課せられるようになっ
ています。
推薦入試への対策としては、人物
モデル着彩の練習とともに、人物デ
ッサン・クロッキーを繰り返し行う
ことによって人体の構造を把握し、
美しいフォルムを的確に表現する力
を養います。一般入試の対策として
は、卓上デッサンや細密着彩課題を
通して、身のまわりの様々なものの
態を確実に描写できる力を強化しま
す。
年々、合格レベルは高くなり、現
実は厳しいのですが、それでも大学
で学びたいという強い意欲があって、
常日頃から一枚一枚の練習課題を妥
協なく描き続ける人は、合格という
成果を得ています。具体的な目標を
持って、頑張りましょう。
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