山ブラ日記
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「上の畑焼」復興30年の足跡 山形で「瓢堂の世界展」始まる 尾花沢市の陶芸家で「銀山上の畑焼陶芸センター」代表の伊藤瓢堂さん(58)が復興した「上の畑焼」の作品展「瓢堂の世界展」が16日、山形市の山形美術館で始まった。あい色の細やかな模様を絵付けしたつぼなどが来場者を魅了している。 伊藤さんが復興からの30年に作った磁器を中心に計103点を展示。作品には、上の畑焼に伝わる「三多紋(さんたもん)」や枯れ木に雪が付いた様子を題材にした「雪華(せっか)」のほか、桜やアサガオなど身近な草木をモチーフにした繊細な模様が描かれている。母校の尾花沢市上柳小に毎年贈っている花瓶もある。 伊藤さんは「好きな古里のためにという使命感を持って復興に取り組んできた。初期の作品は稚拙で恥ずかしいが、もう展示することはないと思うので、ぜひ見てほしい」と話している。20日まで。 上の畑焼は1833(天保4)年、長瀞藩の藩窯として上ノ畑集落に開かれたが、十数年で廃れた。近くの集落で生まれ育った伊藤さんが復興に取り組み、1981(昭和56)年、市が開設した「銀山上の畑焼陶芸センター」の窯に約130年ぶり火が入った。 (記事および写真は、山形新聞webより転載。〜上の畑焼を復興させた伊藤瓢堂さん(左)のこれまでの作陶を紹介する「瓢堂の世界展」=山形市・山形美術館)
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