鈴鳴草子 〜鈴の宿 登府屋旅館〜

先日、小野川温泉に新潟県の女将会の皆様がいらっしゃいました。

そのときいただいた、おみやげがこちら。

『お六饅頭』

お六とは、与六、すなわち直江兼続のこと。

与六の生まれ故郷の南魚沼市では、与六のことを「お六」と呼ぶそうです。

さらに、『お六甚句』という歌まであるそうです。

1番
送りましょうか 送られましょうか 寺が鼻まで 時雨にぬれて 昔やお六と昔やお六と桂姫

2番
月が出たぞえ 木影に入ろか ままよ渡ろか 坂戸の橋を お六甚句でお六甚句で水鏡

3番
吹雪く窓なりゃ 届かぬ想い 心細かな 縮のあやを 織って着せたや織って着せたや主が肩

4番
百姓大名じゃ 兼続様は 尻をからげて 田草もとりゃる 峰にゃ松風 峰にゃ松風玉日和

5番
おらが娘の 器量を見やれ 燃えて溶かした 高峰の雪を 袖にすくって 袖にすくって玉の肌

6番
お六恋しや 姫様桂 会えぬこの身が 川瀬をこがす 蛍呼ぶなら 蛍呼ぶなら 寺が鼻


若き日の兼続と景勝の妹・桂姫との想像上の恋物語が謡われています。

桂姫は、のちの上条政繁の奥様。

事実ではないとしても、どうしてこの歌が生まれたかという背景が気になりますね。


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