獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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獅子の修理でお邪魔したお宅で

自慢の巨大な獅子頭を拝見いたしました。


年配のご主人が奥の床の間からオッチラホッチラ

抱えてきた獅子頭は・・奥行き1メートル近くも

あろうかというケヤキ製

・・・草岡の方の作とお聞きしました。


以前私も制作した経験がありますが、

巨大な材料と体力、そして置き場所が必要です。





オークションで見つけ落札いたしました。

出品は熊本県
1人立ちの獅子舞の木彫の像と云う事ですが…

感触や重さ
叩いた音
木では無いな

樹脂のような気がします…。

しかし珍しい像ですね。

木彫の古い獅子頭は出てきますが
獅子舞の像はなかなかありません。

獅子頭を被って頭に固定し
唐草模様の僧侶の様な衣

台の付いた奇妙な太鼓を腰に付け
先が丸い洋風のバチを持って
中国風の靴を履いています。

獅子頭は日本で良く見られる
神楽系の紅い巻き毛眉の獅子頭
垂れ耳の根元に紙で作った擦れ止めがあり

耳穴から胸元を覆う幕が取り付けられ
面白い着こなしです。

タテガミガが興味深い・・
長井市の獅子踊りにあるような
羽根のような蓑(みの)を付けています。

塗りが古美術的な仕上げで
金の塗料を吹き付けたり塗料が乾く前に
ふき取ったりと工夫されています。





青々シリーズ

竹を切って徳利に

酒を注ぎ冷蔵庫で冷やして晩酌…

ワインを入れても良いかも…

でもヤハリ

竹だったら日本酒でしょうね…




先日の宴会で
お出しした炊き込みご飯です。

おにぎりにして
取り立ての青々とした笹を巻きました。

今が笹の旬ですね・・

採るなら葉が柔らかい今

ほのかな笹の香りが食欲をそそります。


立てばシャクヤク

座ればボタン

…歩く姿が





後なんだっけ?


・・・・百合の花だって・・

コレはダニではないかと猫を捕まえて
引っ張ってみましたがガンとも食いついたまま!

では・・毛抜きでひっこ抜こうとしましたが

て・手ごわい

抜けません!



ここで暫く・・シンキングタイム



そうだ!

残酷ですがハサミで切開。



・・・とプチッ



猫は痛がりもせずおります。

やはりダニだったのでしょう・・・


拉致して放浪猫の様子を見いてます。





なーーにしったんだかと
呆れられそうですが・・
笛と太鼓を独りで出来ないかという
試みです。

先日の台町ディサービスで
笛と太鼓をご披露しようと致しましたが
一人では両方は無理でした。

何とかならんかという
長年のジレンマを解消する
模索でもあります。


今日は音楽の先生でもある姉が獅子舞の笛を
習いに来ました。

なんと姉はドラムセットも持っていて・・

バスドラムのフットペダルを借りることになり
足で太鼓を叩けないかという試みでもあります。

案の定

足の太鼓のリズムに集中すると笛がおろそかになり
ます。またその逆も・・・

ピアノだって右手と左手が別々のメロディを奏でる訳ですから

やってやれない事は無はずですね。


笛と太鼓の独り囃子

頭に獅子を取り付けてパコンしたら?

という無謀なご意見も出て参りました。


福島の三匹獅子の頭制作の進捗状況です〜

桐の木地が乾燥してカラッとしてきました。

この所、快晴が続いたからねぇ…


普通のノミや刃物では柔らかすぎて加工できない

難しさがあります。

特に細部・・・スポンジの様で削れないモドカシサ・・。






獅子宿から北に山の神という
ナイスなネーミングの10数軒の集落があります。

ちょうど
ひと山を越えば金井神と言う集落があり
以前から不思議な感じがいたしました。
その関連は未だに未解決ですが…

そちらに鄙びた茅葺き民家が二軒あり、
その一軒で茅葺き作業を行っていました。

ところが茅葺き職人の爺ちゃんは
「獅子宿の屋根高いからオラ〜
さんにぇは〜(出来ないよ〜)」
とすげない言葉!

いやぁぁ〜請負拒否宣言を受けてしまいました。

今年も修理必須箇所もあり何かしらの
対策を講じなくてはいけません。


玄関に植えた
菖蒲?が可憐な花を咲かせ始めました。
あやめ公園のあやめはまだまだの様ですが…



今日は二頭の小ぶり獅子がお嫁に行きました。

ちょっと大きい
獅子の耳です。

お会計のお金を入れる器として使っていましたが…
目ざといお客さんが気に入って譲って欲しいと頼まれました。

そんならと…
お譲りし・・追加のご注文があり
制作したところです。

本来の獅子の耳は根元に頭に差し込む棒状の部分が有ります。

これから塗装を施し仕上げします。

使い勝手が良いように普通の耳サイズより
二まわり大きく作っております。

さて獅子の耳の使い方・・

お客さんはどんな風に使いこなすのでしょうか?


小振りのウンナン系の獅子を仕上げています。

仕上げの
獅子専用のあつらえた桐箱に直接
毛筆で記名をしなりません。

これがまた難関・・・
無垢の板に字を書かなくてはなりません。

墨の濃さによってはブジルしなぁぁぁぁ(カタカナの通訳・・にじむです)

一発勝負

わたくしノーマルな普通の字は書けないし・・・

いろいろだれにも悩みはあるのです。





何故でしょうか?
今まで気づかなかったのは…

この大小二つの獅子は入手ルートは全然違うのに表情がそっくり!

作者が同じ可能性があります。大きい獅子は10年前に古物商から、小さい方は昨年ネットオークションで発見し何故かひかれて落札したものです。
獅子から不思議なオーラが発生し私の感性が反応するのかも知れません。
ちょっと大袈裟ですね…。


台町ディサービス講話の帰り…

会長さんのお宅に獅子頭があると聞き

見せて戴くことになりお邪魔いたしました。

数年前に米沢の骨董商から買い求めたということで

獅子に作者の記名があるか確認

名前は無くその作風で推測するしかありません。

なんか・・・見覚えがあります。

目の作り方が・・・市内の寺泉地区の彫り師の

印象が浮かんできました。


さて・・・ご存知の方がいらっしゃったら是非

コメントを!!

「おしっさまの独り言」今年三回目の講話でした。

台町にお呼ばれしてお邪魔するのは二回目になります。



予定時間に到着するとガヤガヤ賑やか・・

部屋に入ると三十人の年配のご婦人方が拍手と笑顔で迎えてくれました。


ずいぶん元気がいいなぁ〜とスイッチが入りました。

獅子頭や獅子頭木地数点の説明や、笛や太鼓の小道具で獅子にまつわる話を

するのですが反応が良いのでいつも以上に乗ってきました。


話の流れを止めて突然質問を連発し始めるご婦人・・

すかさず突っ込みを入れて爆笑

余りにウケが良いので図に乗ってしまったかもしれません。

台町ディサービスの皆さま大変失礼致しました。


笛の音で昔を思い出したと涙ぐむ方もいらっしゃって

一時間の話もあっという間に終了・・


しかし皆さま興奮覚めやらず、獅子頭を持ったり

獅子振りの真似したり・・太鼓を叩き始め

これからお祭りが始まる様な勢いでしたね。



台町には獅子舞を行う神社が無く近年になり小出の獅子舞が

訪れます。

大抵の方は獅子舞があった地域から移って

いらっしゃった方が多く獅子舞の関心が強いのかと思います。

こんな女性の元気な地域だったら良い獅子舞ができるでしようねぇ〜

台町に引っ越してきたくなりました。