獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
ログイン

先日落札した鐘軌像の鬼を彫っております。あまりに見事な鬼を学ぼうと面を彫り始めました。しかし、その表情は愛嬌ありすぎです。


庄内の獅子頭の額にあった鏡と比較して鮮明な模様でした。実はもう一つ落札できたので送られてくるはずで楽しみに待っている次第であります。鏡の中央に、背中に穴の開いた亀がいます。その穴に紐を通し獅子頭の額の二つの穴に通して固定します。鏡は和紙に包まれ二重の座布団も敷かれ神妙に固定されていました。神主さんもその鏡の裏の模様には気付かずびっくりしておられましたので貴重な資料の発見になるかもしれません!しかし二羽の鶴がくちばしをくっつけてチューをしているところに何故か亀が横からチューに参加しているデザインとはいったいどんな意味合いがあるのでしょうか?下の鶴の後ろには数羽の子供の鶴を引連れております。ということは、つがいの鶴ということでしょうか?背景には鶴亀に付ものの松竹梅が描かれてめでたさを引き立たせているようです。謎は深まります。


庄内の獅子頭の額にあった鏡と同じ物を手に入れ磨いてみました!青銅の鏡はやはり十円玉みたいな臭いがします。表面のサビを磨くうちにピカピカと輝いてくるのでワクワクいたしました。古い物をクリーニングすると予想以上の美しさと出会えるので面白いですね。日差しを反射させて壁に照らしてみましたが残念ながら期待した神様は現れませんでした。


見事な鐘軌様です。すすで彩色がよく見えませんがライトアップして見るとうっすらと髪の毛より細かい線で毛や模様が描かれています。手間暇を惜しまない昔の職人の仕事に脱帽です!


以前手に入れた渡海菩薩。唐獅子に乗った小さなすすけた菩薩像ですが、そのすすを削ってみると金箔の後背が現れました。


お馬鹿な姉妹がラインダンスを真似ています。父ちゃんも混ぜておくれ〜


子供たちの心はホント純粋です。楽しく笛を吹いたり太鼓を叩いたり獅子を振ったり好き勝手に楽しそうにエネルギーを発散してます。今日は特別に獅子舞でやってはいけない反則を教えました。


長井の獅子頭には無い前歯に牙をつけてみました。歯打ちの激しい長井の獅子舞には不向きな牙ですが飾り用の獅子頭であれば大丈夫です。獅子頭制作で乾燥の途中で致命的なヒビ割れが入るときがあります。もう神社の祭り用の振り獅子には出来ない定めになります。形が気に入らない場合があります。獅子彫りを始めたばかりの頃はたくさん出て、その処分に困りました。ナタで割って燃やそうかとも思いましたがそうも出来なくて獅子宿の玄関の軒にズラリ飾っています。その中央の獅子に不思議と毎年蜂が巣を作ります。困った事にその鼻の穴から蜜がタラーリタラリと鼻水のように蜂蜜が滴り落ちるのです。そいつは確か熊蜂みたいな体型でした。今度獅子宿においでの際に気をつけてご覧下さいませー♪ただし蜂はもう冬眠してます。

...もっと詳しく

ポカポカと日差しの午後でした。コスモスも盛りが過ぎ秋風に身を任せて右往左往揺れています。人生も年増のコスモスの如くでありますね。しみじみ人生を想う日向ボッコ日の午後でもありました。


新しい幕を付けられ神社で御披露目です。来年の出番までじっくり漆が落ち着くのを待ちます。お祭りを見に来ている人々の柔らかい表情に接して、嫁いだ娘たちを大事にして頂ける地域のようかな?と感じました。祭囃子を背に受けながら神社を後にしました。


気温も10℃あるかないかの天気で雨も落ちてきました。羽織りも綿入れにしても誰も文句は言わないでしょうね〜。


本日白鷹町西高玉稲荷神社の祭にお呼ばれしました。なんと獅子頭制作の功績を讃えていただき表彰状をいただきました!今年は新しい獅子を御披露目して来年お祭りに出すことになり、今までのお獅子は今年限りで120年のお役から引退になります。今日は最後のお勤めに惜しむ雨が降ってきました。十月半ばの雨は獅子振りたちの体温を奪い酒をいくらあおっても震えが止まらないそうです。相撲はナント白いタイツ(恐らく下ズボン)をはいての熱演です。


三女が陰で隠れてチャラチャラ音がするのでのぞいてみると貯金箱の小銭を数えていました。三番目となるとお金にシビアに育っているようで将来が楽しみです。いやいや少し角度を変えてみると不安になりますね。


近代的なさくら大橋に生まれ変わった通称伊佐沢橋が解体されます。長年お世話になった橋ですが、いま着々と密かに解体工事が進められています。まずアスファルトを重機で剥がす工事を行っていますが、どう解体工事を行うのか興味津々です。


雨がちらついて日差しがさして綺麗な虹が現れました。毎年晩秋に入りかけてこの辺では、よく虹が現れます。