獅子宿燻亭3
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こちらの獅子頭は八キロと重量級ですが 大きさに比例すれば軽い方・・中を薄く 彫りこんでずいぶん軽量化しています。 その為下あごが破損し何回も修理した痕がありました。 お隣の白兎地区に明治後期活躍した 彫刻家長谷部吉之助氏や 成田地区に飯沢市之丞氏が作者の可能性もあるかと思います。 修理の際記名が塗りつぶされてしまっています。 その大きさや重さから振り手は短時間で交代し せざるを得ないようです。 しかし、その複雑な眉毛の彫りや闇に光る目の表情から 獅子の迫力は充分以上で、子供が見たら一生忘れられない 怖さかと思います。
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