獅子宿燻亭3

獅子宿燻亭3
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長井黒獅子研究会では平成23年度、長井まちづくり基金の助成を受けて
「子ども獅子舞伝承整備事業」を行います。

長井市内の幼稚園、保育園、児童センター等を対象に無料にて
獅子舞道具類を貸し出し致します。

各団体の夏祭りや記念行事等にご活用下さい。

園児が獅子舞を体験し親しみ心を育て、郷土の伝統文化に愛着を持ち
後継者育成に繋げていく事を目的としています。

本格的な園児用の獅子舞道具一式を整備しておりますので
是非ご応募ください。

貸し出し内容

獅子幕付獅子頭 一頭
太鼓と太鼓台  一台
太鼓バチ    二組
はっぴ赤と青
笛のCD
警護(相撲)衣装 一人分 羽織 化粧回し 警護棒
獅子振り衣装 10人分

衣装はクリーニングして返却して下さい。(警護衣装)

お問い合わせは
oshishi@jan.ne.jpまでご連絡下さい。

  



三春の三匹獅子の塗りが完成間近です。


今日仕上がりの案配を確認して参りました。


金箔に保護剤を塗布し強化してもらいました。


屋外用の箔下を使い専用の保護剤で金箔の剥離を防止します。



モデルの古い獅子頭と比べ余りにきらびやかな仕上がりに

驚きます。



明日、最後に眼を入れいよいよ塗りが仕上がります。




ヘッダー更新しました。
昨年からご紹介している山路愛子さん著の民話の挿絵。
「鳥呑み爺さん」というお話です。

春のうららかな日
農作業中の爺さんが思わずうたた寝
すると鳥が口に飛び込んだ・・
するとアラ不思議
おならが鳥の鳴き声になってしまいました。
その噂を聞きつけた殿様が、爺さんをお城に呼び出した・・・

さて鳥呑み爺さんはどんなハプニングを起こしてくれるのでしょう?
お楽しみに・・・

といっても残念ながら販売はしない自己出版というお話なんですよ〜。

出版を楽しみにしているのですがまだかなぁ

昼間からアルコール摂取で

顔が浮腫んでいる様な気がいたします。


戴いたウコン黄粉を飲んでいるせいか・・

酔いの醒めるのが早いような気がします。


昨年から今年にかけて自家消費で餅と蕎麦を

沢山戴きまして太りました。


頼みの除雪作業も今のところ軽く・・肥満を助長しています。

カンジキを履いて雪の原を彷徨うにはまだ雪不足かな?



さてと・・またヘッダーをいじってみっかな



ネタがあるって
心強いもんですね・・・

本日はヘッダーの更新です。

今回は「十一毛の猫」という民話

「だんまりくらべ」を記録いたします。

ヘッダーを更新しました。

山路愛子さん著予定の
「むかーし昔あったけど」より
「だんまりくらべ」です。

年寄り夫婦が美味しいぼた餅をいただき
最後に残った一個をどちらが
食べるか・・のお話です。

ウチだったら半分分けするかな?

知人同士のお茶呑みや、年末の寿司を囲んで
よくこんな状況になった経験がありますが・・

さて、皆さんはどんな選択を下しますか?

この老夫婦
山路さんご夫妻と少し似て描いてしまいました。
山路さんご夫婦大変仲が良く、羨ましい会話・・
いつも心温まる夫婦漫才をご披露して戴いてます。

むかーし中津川で教員をしていらっしゃった時の
お話で・・




こちら前回の馬の田楽のカラー版の挿絵でした。



幸せになろうとしたのに
まさか
鶴が化けていたとは・・・

チッ・・と舌打ち一つ

若者は鶴が飛び去る姿を見て
振り返るやいなや・・
素朴な若者の表情が豹変した。
この若者も素朴な若者に化けていたのだった。

それでもやりきれない若者は
家に帰ってヤケ酒をあおるのであった。
そしてポツリと
「町に繰り出して暴れてやる・・」
とつぶやくのであった。

現代風であればこんな終わり方では?


ヘッダーを更新いたしました。


川西町小松の語り部・・山路愛子さんの自費出版のご依頼で

挿絵を制作しており、その始めの一話です。


100の民話を集め10作の挿絵を制作しました。

間も無く出版の予定ですが非売品の為、なかなかお目にかかれない

本ですので、こちらのブログで少しご紹介したいと思います。


第一話は「鶴の恩返し」南陽市の宮内珍蔵寺に伝わるお話

獅子宿でも以前語り部を開催した時にお話していただきました。

このシーンは鶴の姿になり自分の羽根を抜いて機を織る悲痛な場面

禁断のその姿を見てしまい全てが終わるという・・


子供の頃から馴染みの話でこの場面は印象的でした。


偶然、若者が甥子にそっくりなんです。

出てくるキャストが知人に似ているので不思議でしたね・・。


もう一つの挿絵は戸が中障子のバージョン

鶴がちょっと見えるのですが

リアルに見えるよりシルエットの方が想像力が広がりますね。

さて・・どっちにしようかな??






獅子宿の茅屋根工事がいよいよ始まりました。

今年は昨年の継続箇所で北側中央

近くで見るとソジて階段状になっています。



軒先から消耗した茅を足していきます。

今年はペアーの職人さん達

仕事の会話もあり、はかどりそう・・。



伝統的な足場を設置

こんな憎い固定の工夫や知恵がありました。



茅場の茅の塩梅が気になり現地に行って、茅の様子を検分



まだ10月も半ばを過ぎても青々としております。

じっとり重く・・こりぁー移動が大変です。


職人さんに見てもらうと

「来年まで枯らせば大丈夫だ!」との太鼓判をいただき安心

天気を見て茅刈りを開始いたします。

白鷹町萩野公民館で主催の滝野、中山、萩野の三獅子の共演のご報告です。

秋晴れの日曜日

甥子の匠と萩野公民館に到着したのは正午近くになりました。

萩野地区の笛吹きの方に開始時間をお聞きし、あと三十分もあるので

近くを散策しようと坂道を登ると直ぐに神社が目に付きました。

ちょっと荒れ気味の境内

拝殿らしき建物はいやにガランとしています。

建具が無く廃屋の様です。

その後ろに立派な中規模の神殿がありました。

背景にはお寺があり墓地が隣接しています。


考察・・・

こちら萩野地区から白鷹山への登山道があり

この拝殿は参拝者や旅人の最低限の宿泊も可能な状態でないかと・・。





周りを巡るとこの神社の拝殿の基礎の石がずれています。
基礎の石が動いた様・・奇怪な現象です。

さて



開始の時間に近づいたので会場に向かうと民家の玄関に

滝野の鞍置八幡神社の獅子が安置され出番を待っていました。


白鷹の獅子で鼻髭は珍しい・・形は宇津権九郎型の大型の獅子頭です。

甥子が激写中



萩野公民館前で鷹山地区の獅子舞共演が始まりました。



こちらは中山と萩野の獅子頭です。



萩野の獅子頭はご紹介済みですが、中山の獅子は今回初めて・・・

こちらの獅子頭の耳が凄い!!!

さらに会場に豪快に全力疾走

二人の口取りが、はやる獅子を抑える様に激走して来ました。



口取りの持つ細い竹・・それをキチンと交差させています。

何故か意味有りげな所作

まさか十字をきっているのでは?? 

隠れキリシタンも関係しているのでは?

なーんて想像を膨らませ過ぎですね。


問題の獅子の耳の件ですが

かなり特異な耳の形です。  こちらをご覧ください。





白鷹の獅子の耳は紐や棒で穴に取り付けられ、

上下に動くにつれ耳もパタンパタンと獅子に当たり音をたてます。


中山の獅子は、例えればオサゲ髪や戦国武将のポニーテール状の様な耳

写真を見てご想像ください。

しかもこの写真は舞手の交代のシーン

舞手の前に交代する者が前に出て後ろから受け取るという離れ技です・・。


いよいよ萩野の獅子舞です。

獅子頭納品して翌年ご招待いただいて拝見して以来の獅子舞。




大きな幕の中に二十人ほどの若者が会場を狭しと独特なステップで走り

回ります。

あの重い獅子を掲げ凄い迫力・・・

最後に劇的な笛で獅子が神社に入る所作

会場の観客を魅了しました。
...もっと詳しく

高畠の獅子にマカレ

尻尾を巻いて、すごすごと帰り道

獅子彫の動物的アンテナが獅子の気配を察知



お隣の川西町洲の島地区に軽トラを走らせました。

ただ・・お昼近くになりチョット腹の虫が鳴きかけています。


広々とした田園風景が広がり松川が蛇行した風景に集落が見えます。

すると途中アチコチ小さなお寺や神社が・・

行きつくと立派なお寺と神社が現れました。


獅子アンテナはパリサン

東野八幡神社でした。



こちらの狛犬もやはり元気・・



綺麗に整備された境内に祭りの気配

足跡が無数に残されて・・やはり獅子舞の跡?

やはり賽銭泥棒に疑われぬ様参拝し

神社の拝殿を覗きました。


やはりアルデハナイカァ〜♪

しかも赤と黒のお獅子です。



赤い獅子は眉毛が繋がっていますね〜



おやっ社務所に神事用のお供物
すると若い宮司さんが現れました。

獅子を拝見したいとお願いすると快諾♪

ワタクシ人相が良いのか賽銭泥棒には見えないのかと思います。

午後からの慰霊祭の準備でお忙しそうなので写真を撮らせて戴き

早々神社を後に致しました。

今日はついています♪

調子に乗って今度は吉島の神社に向かいました。


実は結婚当初こちら川西町吉島に住んでおり土地勘があったのです。

残念こちらの八幡神社は空振り

厳重で中が見えません。



お腹がすいたので小松でランチ・・腹ごしらえして自宅に戻り

高畠の例の獅子舞の神社をPCでリサーチ

大体の辺りをつけ再度アタックです。

       まだまだ続きますけど長い?






飯豊のとある神社で見つけた絵師菅原白龍作と言われ

親子熊を描いた水墨画です。

写真がお盆の片づけで出てきたのでご紹介いたします。


1994年7月15日と写真に日付があります。

丁度こちらの神社の獅子舞を拝見にお邪魔して

見せて戴きました。


神社は菅原白龍の生家とは目と鼻の距離にあり

画伯が奉納したものか依頼されたものかは

知る由も有りません。


杉板に直接、二匹の小熊と母熊を豪快に墨で描いています。

神社の拝殿にある奉納された絵の題材としては非常に珍しい

かと思います。


...もっと詳しく

三春の獅子視察の翌日

再検分に笹野観音にお邪魔いたしました。

住職にお願いしてこちらの獅子頭を見せて戴きました。

名刺をお渡しすると獅子宿をご存じで話が早く展開。



うわっ!金の獅子頭です。

しかも、この彫の印象は見覚えがあります。



白鷹町の西高玉の獅子頭・・と似ている。



如何でしょう?

さらに、飾ってある獅子頭の他にもう一つあるというお話

それがこの獅子頭・・長井系の獅子と唐獅子のハーフという

印象・・こちらも見たような彫筋。



金の獅子頭は170年前に火災で焼失し再建した時に氏子から贈られたものとか

中を見ると麻布が貼られ漆で修理の痕が見えます。

歯打ちの摩耗の痕があまり無いので飾り獅子でしょうか?

もう一つの小ぶりの黒獅子は幕が付いてあり30年ほど前まで

獅子舞が行われていたというお話でした。


米沢にもまだ獅子頭が残されているようですね。

調べてみると面白い逸話が発見出来そうです。


川西町のお獅子が治療の為入院しました。

満身創痍の古い獅子頭です。

顎が割れあちこちひび割れが目立ち塗装も

剥がれています。


依頼を受けてお寺にお迎えに行くと

制作された年号は記録してきませんでしたが

川西町で一番古い獅子とか・・。

正確に言えば寺には二頭の獅子がありこの獅子頭より

一回り大きく重い獅子がありそちらが古く、江戸時代の

年号が記されておりました。

そちらも以前飯豊町の小屋の渡部氏が修理したと

獅子に記録されていました。


少し前長井の五十川(いかがわ)の獅子舞を

習ったという住職さんのお話をお聞きしました。


偶然・・五十川の獅子頭は只今制作中ですが

似ても似つかぬ形です。


推測ですが、五十川の隣の白鷹町浅立の諏訪神社の

獅子頭に色形が似ています。

獅子舞も何かの縁あって伝授されたのではないでしょうか?




新しいヘッダーに致しました。
この切り絵は五所神社
出獅子の際、拝殿入口から広い境内を警護と共に
獅子が全力で爆走する様子を描いたものです。

豊里神社では境内から道に出た際に爆走するようです。
また伊佐沢神社では神社に入るのを嫌がり獅子が逃げる際に
これと同じような所作を行います。