貴重な獅子頭何ですね!
堂守の方にいろいろお聞きして
お祭りのウキウキとした雰囲気が皆さんの表情に伺えます
良く見ると幕も現在の巻くと違っていますね 前幕の看板も三つ巴 水玉が豪雨のように激しく舞っています なんと・・お堂の周辺はその昔、最上川でよく氾濫し困窮したとか 新野和泉という方の尽力で堰を建設し現在のように治まったという・・ この方のお墓が境内にあり・・以前はよく墓参りに訪れる方もおられましたが 現在は案内していただいた堂守の方だけになってしまったというお話です また境内には多数の供養の石碑やお墓・・鐘楼があった基礎石 太い杉の木の切り株・・苔むした石畳が信仰の歴史を静かに物語っていました いやぁぁ堂守さんのガイド良かったです 広野の獅子振りもご披露していただきましたよ |
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獅子頭を見せて戴きたいとこちらの堂守に、こちらの獅子舞の熱烈なファン
のT君がアポを取りました
こちらの獅子頭は最近塗り替えられましたが、制作者の記名年号はその当時
のまま残してあるので貴重です
大抵は塗り替えの時に塗りつぶしてしまうのですが・・
古い獅子頭の修復は最低限記名年号作者名はのこしておくべきです
年代を経た獅子頭の価値の証なのです
さてさて
獅子頭の制作日は文政十二年
といえば西暦1829年とすればナント182歳
制作者は大工 浅立村の林蔵とあります
塗りは 丑蔵
こちら広野の獅子は浅立のお諏訪様の獅子頭と同系統
鼻髭が有る所と瞳が八方睨みである点の他は良く似ています
お諏訪様の獅子頭も同じ作者の可能性有りですね
しかし西置賜には類を見ない系統の獅子頭です
さてさてさて
写真は堂守の方の話ですと、終戦直後の獅子舞の様子です
ぱっと見ての印象は獅子幕の水玉がびっしり
バックには茅葺きの軒下が見れます
戦後の混乱時期 獅子幕もつぎはぎ 物資不足が伺えます