獅子宿燻亭3
獅子宿イベント
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伊佐沢神社の獅子舞
神事の合間に拝殿を眺めれば 歴代の獅子が並んでおります。 その中でも異彩を放つこの獅子・・ こちらが伝説のババ獅子 一年ぶりに近くで見るババ獅子の造形は 思いの他、凄みのある彫刻でした… ちょっと持たせて戴いて検分 成田八幡の獅子と同じような三本の軸の位置です… しかし 下顎の引き紐が舌の根本の奥にあるのに驚きました。 この位置にあるのは珍しい・・稀です。 下顎の舌の根元の裏側・・ 下顎の真ん中から少し先に位置するのが多いのですが。 その位置が獅子の丁度・・この獅子の重心に有ること。 普通この位置に支点があると鼻先の重さで持ちきれなくなるのですが 余程鼻先を薄く彫りこんでいるのでしょう。 額の表現も凄い 怒りに満ちた何本もの縦シワ 角のようなコブのような脳天 いまにも鼻息が吹き出るような鼻の穴も巨大です。 大型の獅子のわりに推定の重さ6�組勝Α� 致命的な割れも無くこの眠れる獅子が目覚める事も 可能です。 伊佐沢神社の例大祭本日５月３日・・３時頃から獅子舞が行われます。 久保の桜もようやく咲き出し、是非桜とセットで ご覧いただければ幸いです。 境内から見れる久保の桜を背景にした獅子舞はなかなか見れませんよ! |
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急遽太鼓バチを制作
神社の太鼓バチが短いと苦情が出て依頼を受けました。 ホウの木を使用して木工旋盤で加工しました。 太鼓バチの長さや太さは神社毎に違っているようで、 一昔前に訪れた葉山神社のバチは、あまりに太く短く握るのが困難で驚いただった記憶があります。 隣の勧進代総宮は桐で作られ軽すぎて、かなり慣れないと大きな音を出すのに苦労しました。 太鼓の直径や皮の張り方も影響するようです。 太鼓の直径が大きい場合は長いバチでないと跳ね返りが強くて打ちにくいようです。 バチの直径もあまり細いと手の皮を剥いてしまうしまうので、気をつけないと手のひらの皮を何箇所も痛めてしまいます。 防止策として怪我したように大袈裟にテーピングする若者を見ますが… 思わず片腹が痛いわ・・と呟いてしまいます。 |
稽古中、獅子の歯打ち音に異常を感じました。
良く見ると重篤な破損…！ 実はこの獅子、引退した獅子でしたが、 修理中の稽古獅子の変わりに急遽引っ張り出されたもの。 獅子宿に持ち帰り緊急修理。 次の稽古の使用の為時間が有りません。 制作は明治時代と思われ、作者は 梅津弥兵衛昌利 行年 三十四才とあります。 獅子頭を数多く手掛けた長井市大町の指物師。 大変素晴らしい獅子頭ですが、木地は栃と思われズッシリ重く感じます。 更に栃の特性である年月を経ると木地内の樹脂分が硬化し割れやすくなります。 栃を好んで使用した弥兵衛の数多くの獅子はいずれも破損が著しいようです。 この獅子の割れた前歯を開いと見て代々何度も行われた修理の跡が姿を表しました。 歯の中に縄を埋め込み強化しているのが見えます。 これは最初に補強の為に埋め込んだ物でしょう。 また・・蟻継ぎの木片を埋め込み割れを補強修理・・ 丸棒を埋め込んでいる修理・・ 釘をコの字型に曲げて打ち込みしている修理は比較的最近の修理・・ 樹脂パテの跡もあります。 この他かなりの修理がなされていますが激しい歯打ちに効果は 少なかったと思われます。 急いで歯に板を埋め・・割れ止めを施しました。 夜の稽古では気兼ねしながらの歯打ち・・難しい技です。 |
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この独特な風貌の獅子
見覚えありますか? 以前神社の獅子を制作した時に難があり不採用にした獅子です。 どうしても振ってみたくて仕上げを始めました。 長井でも三ヶ所だけの神社の獅子の伝統のデザインです。 成田地区八幡神社と お隣の五十川地区うんなん（携帯で漢字の変換なりません悪しからず…） 神社の獅子です。 そして伊佐沢神社の通称婆獅子。 こちらは古い獅子なので獅子連の古参でもお祭りで振舞ったのを見た記憶 が無いそうです。 明治時代・・伊佐沢神社に合社になった上伊佐沢館地区にあった八幡神社の 獅子頭ではないかと推測します。 現在は多数派の総宮系の獅子を使っていますが… 幻の木の葉眉の獅子が現存しているのです。 実は・・その獅子を振ってみたいと以前から想っておりました。 |
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黒獅子まつりに向けて稽古も架橋に入りました…
道具の準備や整備も行っております。
獅子を収納出来る箱を取り付け可能な太鼓台を制作中
太鼓台は以前もお話ししたかと思うのですが…
修験道の笈（おい）の類
簡単に言えば木製のリュックサックです・・
台を下ろして太鼓を叩くために
足が外側に反って踏ん張るようなガッチリ構造です。
ケヤキを材料にどっしりとした太鼓台になるかと思いますよ。
只今ケッツまくって制作しております。
黒獅子まつりにデビューしますのでお楽しみに・・。