日曜日の朝・・工事はお休み 視察に屋根に上ってみました 背景の空も、浮かぶ雲もすっかり秋の気配です・・・蝉の鳴き声もどこか疲れ気味
四方山会は今東京高円寺の阿波踊りイベントに遠征中・・・昨日深夜バスで出発 まだホテルでしょうね 午後からの出演だそうです
さて西側の切妻の下地造作が完了したようです カチッとしてきました 細部はどうでしょう?・・・・意外と荒いですな〜
間もなく9月ですね・・今年も残りあと4ヶ月 雪下ろしの心配は無くなりそうですが、屋根からの落雪処理の心配が増えそう です 一難去ってまた一難でしょうか そうです 手掛けていた、ひょうたんの塗りはこんなふうになりました 仕上げにくびれたウエストに紐を取り付けます 塗料の臭いが消えるまでしばらく時間がかかりそう 美味しいお酒を戴くのはまだまだ先です |
見事に真っ二つ・・・鼻筋に沿ってこんなに綺麗に割れるのは稀ですね
破損し分離した三つのパーツを繋ぐ細い針金を外しました いやいや無残・・・・ 針金を外しても握り棒(軸棒の上の棒)がカスガイになって支えています 顎の軸穴部分も割れて針金で繋いでいました 顎を持ってみると上の頭と比べ、ジトッとした重みを感じます 下顎は栃かもしれません 舌が破損して飛んで接着した形跡があります 何故かな? 色が朱になっちゃってます・・・遊び心でしょうか 割れた断面から締め切った蔵の内部のような黴臭い匂いが鼻を突きます 顎の底の半月状の溝に注目しました 顎の底に二つ穴を開け丈夫な紐を取り付ける神社がよくあります 獅子頭を頭に乗せず頭上に掲げるタイプの獅子舞です こんな半月型の溝があれば指を引っ掛けて非常に操作性が良くなるでしょうね 素晴らしい工夫です 飯豊の深渕だったか・・萩生だったかの獅子にもあった記憶が有ります 本日の屋根工事進捗です 煙り出しついに無くなりました・・スッキリ〜 |
数年前に戴いたひょうたん
意を決し、いよいよ加工です お祭りで戴くお酒入れにしよう・・・・意を決した割に安直な目的 ジャッキー・チェンの酔拳のごとく 祭りの最中にグビグビやりたいものです 来る、8月31日の山形みちのく阿波踊りにて試したいものですわ しかし・・作り方は? ネットで調べてみるとまず内部を取り除き、空洞にして乾燥 そのままひょうたんに液体を入れると滲み出てしまうので 柿渋液を浸みこませて防水加工 その後、日本酒を数回入れては乾燥させると表面に自然の艶が表れるらしい かなり時間がかかりそうです そちらは同時進行するとして、間に合いそうな別な方法を試作 真ん中からノコギリでカットしカシュー塗料で防水し貼りあわせて表面から麻 布を貼りました 塗料の臭いが消えるまで時間がかかるようですが、内部の処理は確かです さてと・・・・どんな仕上がりになるでしょうか 酔拳のごとく笛吹きたいものです |
さみだれブログ記事から興味深い獅子発見!です
こちらの記事は飯豊町中津川白川荘に訪れた同所若宮八幡神社の獅子と あります 目を疑いましたが 四国香川の張子獅子では? ![]() 黒い耳毛と扁平の牙が特徴・・・獅子宿コレクションにもあります 獅子幕も緑の唐草模様 個人や企業の獅子とは違い地元の伝統ある神社のはずですが、何か事情が有る のかも知れませんね 飯豊町中津川といえば置賜の獅子彫りで一世風靡した故・渡部 亨(とおる)氏 の生地・・・飯豊町の獅子舞はほとんど黒獅子の長井総宮系の流れ 一部は赤獅子で古い黒獅子以前の川西系も混在しているようです 是非取材してお話をお聞きしたいと思います すみません白川荘さんのブログから写真引用させて戴きました この場をお借りしご了承お願いいたします |
昨日15日は大石田維新祭に参加してまいりました〜〜 いやぁ〜どっと疲れた〜
四方山会んだず連阿波踊りの笛吹き・・・ 会場に着いて宣告されました 不慣れなのにワタクシ笛一人 昨年初デビューは超ベテランがいらっしゃったので余裕のヨッちゃんでしたが・・・ しかも今年は獅子舞の稽古やお祭り準備で稽古出来ずいきなり本番 本番はビビりながらアゴカクカクで間違い間違い15分・・ その後会場の皆さんと参加者と一緒に踊るコーナーがありマイクの前で10数分吹き続けました 最初は腰が引けマイクから遠ざかり、音響の方からイエローカードです ところが最後辺りでやっと慣れてきまして・・・会場中に鳴り響く自分の笛の音に聞き惚れる自分に 気づきました ワタクシ新しい世界を垣間見てしまいました
ところで昨日から久々に身体のアチコチに筋肉痛・・これは14日の爆裂盆踊り太鼓の後遺症 体中がだるく乳酸が蓄積しているのだと思います 今日は妙に蚊に刺される きっと蚊は乳酸を目当てにターゲットに寄って来るのでは? 新しい学説かも・・・お疲れの方蚊取り線香をご用意下され
村山農業高校の又新連のよさこい 若さ溢れる踊り・・迫力ある獅子も登場(発砲スチロール製)!!!! また来年楽しみにしています・・本日は花火大会らしいですぞ 追伸 8月31日山形市駅前スズラン通りにて 「みちのく阿波踊りin山形」が開催されますので乞う期待 |
南陽市宮内熊野大社にて七夕祭りと獅子頭展が開催されました 朝一番この企画の関係者の方に連絡を入れると・・ 今なら展示前なので近くで見れるから、いらっしゃいと云うお言葉に甘え さっそく直行しました 広い神社の一室に展示前の獅子頭が置かれていました 33個の獅子頭のうち・・・長井系の獅子頭が8頭 その中に逸品があるわあるわ
分類してみると大きく4類 ご当地熊野大社系 熊野大社の拝殿に展示の一対の獅子系 長井系 その他 宇津権九郎系でした 宮内の菊人形の創始に深い人形師菊池熊吉氏作といわれる獅子も有り 興味深い展示になっています お獅子の控室 小関久蔵氏作? こちらは竹田吉四郎氏作間違い無し こちらは珍しい成田うんなん系の小振り獅子 昔・・成田村で熊野大社に獅子頭と大般若経を売却した記録があり この獅子頭の可能性もあります この形の獅子頭はなかなか摸刻が困難で成田うんなんの獅子を制作した 彫師作かと思われます 眼の縁に赤いラインがあります 成田うんなん系には無い特徴 ところが伊佐沢神社の通称婆獅子にあるのです・・・長谷部吉四郎作の可能性 も考えられます さて獅子の展示は拝殿に・・ 写真は明るく見えますが、残念ながら明かりが足りずじっくり獅子頭を観察す る環境ではありませんでした・・一頭ごとにスポット照明は難しいでしょうか ね 黒い獅子の展示は大変です 古式にのっとった神事です 今回獅子宿の獅子頭も急きょ展示依頼があり三頭お貸しいたしました どれがそうだか分かりますか? 50年ぶりに復活された伝統行事 市内旧家の家に伝わる33頭の獅子頭が集まりましたが、獅子はまだまだ 市内に多数眠っているとのことです 長井はもとより白鷹、飯豊、川西と西置賜はまさに東北有数の 獅子の王国なのだと改めて実感しました 展示はこの日だけ 一日だけでは勿体ない企画でした 来年もより盛大な七夕祭りと獅子頭展開催を期待したいですね・・・ |
定休日恒例 置賜人お馴染みの笹川の流れへ呼ばれました 日本海の海の幸を味わう・・・・年に一度のお楽しみ 岩牡蠣食うどぉぉぉ〜であります いつもは桑川駅徒歩1分の「ちどり」へ直行ですが・・・・ 途中下車して本能的に「ジャンボ岩牡蠣」の張り紙に吸い寄せられるように 鄙びた浜の店に左折・・ 店内に入るな否や お姉さんの「昨日漁して取ってきた牡蠣ありますよ〜アワビ、サザエも ありますよ〜」の呼び込みでイチコロ 即・・海の家のテーブルに着席です 海がご機嫌斜めのご様子を眺めながら メニューにある海の幸三昧を注文し待ちます 待つ事の楽しみ・・・ここでは許せますね 見よ!! アワビ・・・刺身 もずく酢 あおさ汁 イカ焼き サザエの壺焼き 自宅に戻っても 鮭の鮭びたし つぶ貝の塩茹で ワカメとムール貝の味噌汁 鯛の塩焼き トドメはウニとご飯 途中関川村の渡邊邸へ 平成の大修復中・・・来年の年の瀬に六年越しの完成だそうです 我が獅子宿も平成の大修復中ですが・・・桁が違います 素晴らしい梁に又驚き・・・口あんぐり 明日から節制生活になります |
自慢の60cmバー・・ハスクバーナちぇーんそー君の歯の調子が芳しくなく
スカスカっとカット出来ません・・・・
普通と違い歯の角度が硬い木材用に研がれていたようです
森林組合の方に問い合わせて判明しましたが、切れ味悪く荒彫り中止です
さて川西町のとある御獅子さまが診察にいらっしゃいました
顎関節骨折です
なんとも痛々しい
転倒したようです
転倒時の傷は見当たらないので、獅子幕がカバーしてくれたのでしょう
しかし下顎の軸付近は良くある骨折ですが上部は珍しい
獅子の構造にも影響しているようです
なんと牙の位置が逆です・・・置賜では比類稀
いたって耳も目も個性的ですね〜
昭和27年南陽市法師柳の佐藤耕雲氏の作
いろんな関わりが見えてきます
この獅子は依然紹介した制作中の同町新山神社の獅子を手本にした獅子と伝えられております
その獅子は明治3年梅津弥兵衛作・・眼に白目がある珍しい獅子
また、佐藤耕雲氏は近くの同町西大塚の薬師堂の2代目獅子も手掛けておりま
す おそらく薬師堂の後にこちらの獅子を制作したのでは????と
先日メンテナンスでお借りした竹田吉四郎作の獅子頭を参考にした形跡がある
のです・・・
というのも竹田吉四郎氏の時代考証を考えると、当然佐藤耕雲氏が後なのでツ
ジツマが合います
こちらモデルとなった獅子頭、メンテを完了し獅子をお返ししました