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えのっちの宝塚記念予想
宝塚記念を解くカギはどこでレースが動くかだ!そこで過去5年の宝塚記念のラップを比較。
2003年は12.6 10.8 11.6 12.1 12.3 12.0 11.8 11.9 11.8 12.2 12.9。レースが動いたのは向こう正面1000M過ぎ。3角ではタップが6番手から4番手、クリスエスが8番手から4番手に上がり、両頭とも4角2番手通過。そのため最後の直線半ばで力つく。どんな強い馬もこのペースで最後の1200Mを11秒台は刻めない。そして、典型的SS産駒が一番苦手なレース。勝ったのは後方追走のステイヤー、ヒシミラクル。2着ツルマルボーイ。3着タップ。SS産駒出番なし。
2002年は12.9 11.0 11.4 12.3 12.4 12.9 13.0 12.1 11.5 11.5 11.9。ローエンが逃げて3着に粘ったレース。スピードの持続型と思っている人が多いが、このラップを見ると向こう正面1000Mから1400Mまで、12.9 13.0 と完全に一息入っている。つまり一介の逃げ馬のレースだった。レースが動いたのは1600M過ぎ3,4角から。典型的上がりの勝負。SS得意のはずが出番なし。4番手追走のダンツフレームが勝ち、後方からツルマルが2着。ローエン逃げ粘り3着。
2001年は13.2 11.2 11.7 12.7 12.5 11.8 11.8 11.6 11.5 11.6 12.1。スタート直後の探り合い以外はすごいラップ。こんなことが出来るのはメイショウドトウとオペラオーだけ。ドトウが早めにまくりオペラオーを封印。涙の初GIのレース。ペースが上がったのは1000M手前。早めにペースが11秒台に上がりSS産駒撃沈の典型的パターン。結果は3着ホットシークレットでND系1,2,3着独占。SS産駒またも出番なし。
2000年は12.9 11.6 11.2 12.6 12.4 12.1 12.4 12.6 11.7 12.1 12.2。雨でラップは遅いが、向こう正面は全て12秒台で落ち着き、レースが動いたのは1600M地点。つまり4角直線ヨーイドンのSS産駒得意ぺース。1着オペラオー、2着メイショウドトウのND系だが、首、首差の僅差で3着SS産駒ジョービッグバン。つまり、SS産駒が上位に来るためには向こう正面に動きがなくペースが落ち着いたときだけ。
1999年は12.9 11.5 11.9 12.3 12.4 12.1 12.1 11.5 11.7 11.0 12.7。ここも向こう正面は前半は12秒台で落ち着いていたが1400M過ぎにペースアップ。SS産駒にはちょっと早いペースアップ。これが残り200Mでスペシャルがピタリととまりグラスに刺された理由。いくらスペシャルでもSS産駒が1400M過ぎから11秒台は刻めないのだ。つまり、宝塚を解くカギは1400M過ぎのペース。それではその1400M過ぎには何があるか?
それは、ずばり、坂のくだりが始まるところ。つまり、この3角過ぎの坂のくだりで、すでに11秒台のラップに突入しているSS産駒は最後の直線の坂下で間違いなく止まるのだ。逆にいえば、宝塚はこのため、いつもガチンコ勝負。底力が問われるレースなのだ。過去10年の宝塚記念連対馬の血統を見てもこれは明らか。ナスルーラ、ネアルコ、NDなど、底力がある血が入っている馬が好走する。では、この発見を今年のレースに当てはめるとどんなシナリオが待っているのか?それは…。
金鯱賞の再現を狙うタップ。逃げるローエンに早めに襲いかかるため、ペースアップは間違いなく1400Mより手前だ。それに鈴をつけに行くSS産駒は間違いなく直線坂下で止まる。タップが勝ったレースでSS産駒が2着に来たことがないのは、まさにこれが理由だ。つまり、タップがペースを早めに上げるので、最後は底力のガチンコ勝負。キレ勝負のSS産駒は追走に脚を使ってしまい最後に切れない。今回、実は危険なSS産駒が居る。
それはゼンノロブロイ。神戸新聞杯勝ちがクローズアップされているが、あのレースは1着から4着までSS産駒。典型的にSS産駒のレースだった。今回の宝塚はローエン、タップの出走でそうならない。そして、乗り変わりのカッチー。GI102連敗、宝塚初出場。もし、彼の胆が座っていて追い出しを最後まで我慢できれば、ロブロイの目も出てくる。しかし、ロブロイ自身、天皇賞が消極的レースでの敗退。カッチーが勝ちを急いでタップを追いかけるのは確実。強い馬だという過剰の自信と共に、1400M過ぎにタップに勝負を挑んだ瞬間、ロブロイの運命は終わる。
もう一頭のSS産駒リンカーン。ロブロイと全く同じ理論が当てはまるが、こっちは実は怖い。なぜか?それは、やはり武。この男、一番人気を裏切ったあとの巻き返しに関しては、他に比較できる騎手はいない。前回、掛かった関係で、今回、武の頭にあるのは直線勝負。1400M過ぎもじっと我慢でSS産駒独特のキレを直線まで温存。早いペースも見方し、リンカーンの末脚を天才が爆発させると見る。
結論は、◎タップ。底力のナスルーラ、距離、自分でレースを作る強み。押しきる。○はリンカーン。天才が大胆騎乗で直線にかける。▲はND4×5ツルマルボーイ。雨で馬場が気がかりだが、そんなに悪くなければアンカツに導かれGI連勝ある。×はND4×4ザッツ。追えるデムーロ。ばてないスタミナ。なだれ込みある。△はナスルーラ5×5のダイタクバートラム。小牧太で3戦目。中段鋭く伸びる。以上、タップ、リンカーンに橋口3騎で勝負!楽しみ!
2004.06.26:
えのっち
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2002年は12.9 11.0 11.4 12.3 12.4 12.9 13.0 12.1 11.5 11.5 11.9。ローエンが逃げて3着に粘ったレース。スピードの持続型と思っている人が多いが、このラップを見ると向こう正面1000Mから1400Mまで、12.9 13.0 と完全に一息入っている。つまり一介の逃げ馬のレースだった。レースが動いたのは1600M過ぎ3,4角から。典型的上がりの勝負。SS得意のはずが出番なし。4番手追走のダンツフレームが勝ち、後方からツルマルが2着。ローエン逃げ粘り3着。
2001年は13.2 11.2 11.7 12.7 12.5 11.8 11.8 11.6 11.5 11.6 12.1。スタート直後の探り合い以外はすごいラップ。こんなことが出来るのはメイショウドトウとオペラオーだけ。ドトウが早めにまくりオペラオーを封印。涙の初GIのレース。ペースが上がったのは1000M手前。早めにペースが11秒台に上がりSS産駒撃沈の典型的パターン。結果は3着ホットシークレットでND系1,2,3着独占。SS産駒またも出番なし。
2000年は12.9 11.6 11.2 12.6 12.4 12.1 12.4 12.6 11.7 12.1 12.2。雨でラップは遅いが、向こう正面は全て12秒台で落ち着き、レースが動いたのは1600M地点。つまり4角直線ヨーイドンのSS産駒得意ぺース。1着オペラオー、2着メイショウドトウのND系だが、首、首差の僅差で3着SS産駒ジョービッグバン。つまり、SS産駒が上位に来るためには向こう正面に動きがなくペースが落ち着いたときだけ。
1999年は12.9 11.5 11.9 12.3 12.4 12.1 12.1 11.5 11.7 11.0 12.7。ここも向こう正面は前半は12秒台で落ち着いていたが1400M過ぎにペースアップ。SS産駒にはちょっと早いペースアップ。これが残り200Mでスペシャルがピタリととまりグラスに刺された理由。いくらスペシャルでもSS産駒が1400M過ぎから11秒台は刻めないのだ。つまり、宝塚を解くカギは1400M過ぎのペース。それではその1400M過ぎには何があるか?
それは、ずばり、坂のくだりが始まるところ。つまり、この3角過ぎの坂のくだりで、すでに11秒台のラップに突入しているSS産駒は最後の直線の坂下で間違いなく止まるのだ。逆にいえば、宝塚はこのため、いつもガチンコ勝負。底力が問われるレースなのだ。過去10年の宝塚記念連対馬の血統を見てもこれは明らか。ナスルーラ、ネアルコ、NDなど、底力がある血が入っている馬が好走する。では、この発見を今年のレースに当てはめるとどんなシナリオが待っているのか?それは…。
金鯱賞の再現を狙うタップ。逃げるローエンに早めに襲いかかるため、ペースアップは間違いなく1400Mより手前だ。それに鈴をつけに行くSS産駒は間違いなく直線坂下で止まる。タップが勝ったレースでSS産駒が2着に来たことがないのは、まさにこれが理由だ。つまり、タップがペースを早めに上げるので、最後は底力のガチンコ勝負。キレ勝負のSS産駒は追走に脚を使ってしまい最後に切れない。今回、実は危険なSS産駒が居る。
それはゼンノロブロイ。神戸新聞杯勝ちがクローズアップされているが、あのレースは1着から4着までSS産駒。典型的にSS産駒のレースだった。今回の宝塚はローエン、タップの出走でそうならない。そして、乗り変わりのカッチー。GI102連敗、宝塚初出場。もし、彼の胆が座っていて追い出しを最後まで我慢できれば、ロブロイの目も出てくる。しかし、ロブロイ自身、天皇賞が消極的レースでの敗退。カッチーが勝ちを急いでタップを追いかけるのは確実。強い馬だという過剰の自信と共に、1400M過ぎにタップに勝負を挑んだ瞬間、ロブロイの運命は終わる。
もう一頭のSS産駒リンカーン。ロブロイと全く同じ理論が当てはまるが、こっちは実は怖い。なぜか?それは、やはり武。この男、一番人気を裏切ったあとの巻き返しに関しては、他に比較できる騎手はいない。前回、掛かった関係で、今回、武の頭にあるのは直線勝負。1400M過ぎもじっと我慢でSS産駒独特のキレを直線まで温存。早いペースも見方し、リンカーンの末脚を天才が爆発させると見る。
結論は、◎タップ。底力のナスルーラ、距離、自分でレースを作る強み。押しきる。○はリンカーン。天才が大胆騎乗で直線にかける。▲はND4×5ツルマルボーイ。雨で馬場が気がかりだが、そんなに悪くなければアンカツに導かれGI連勝ある。×はND4×4ザッツ。追えるデムーロ。ばてないスタミナ。なだれ込みある。△はナスルーラ5×5のダイタクバートラム。小牧太で3戦目。中段鋭く伸びる。以上、タップ、リンカーンに橋口3騎で勝負!楽しみ!