木造校舎大暮山分校 白い紙ひこうき大会
解体予定だった校舎になにか感謝の気持ちをと、競技終了後、全員でシャボン玉を飛ばしました。木造校舎をバックにふわりふわり飛ぶシャボン玉は想像以上にきれいでした。不思議なことになかなか落ちないのです。教室の中に入ってきたものも、ゆっくりゆっくり漂い、まるで生きているようでした。時節柄「千と千尋の神隠し」のテーマ曲を流したら、ぐっとくるものがありました。(2002〜)
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予算がなくて発注できずに困っていたら、スタッフの一人阿部祐子さんが芸術的な墨字の年賀状を書くことが判明。無理にお願いしてでき上がってびっくり、大会イメージを見事に表わした字体に書き上げてくれました。今でも大切に使っています。
(1999〜) |
夏のイメージを盛り上げようと、使われなくなった花壇にひまわりを植えています。いつも咲くのがぎりぎりでひやひやしてます。ひまわりは、阪神淡路大震災の被災地の西宮市の更地に希望の花として植えられた種や、スタッフや地元の人たちが苗を持ち込んで植えたものです。白い紙ひこうき大会記念としてお分けしております
撮影/飯田恭子さん |
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・山形自動車道路寒河江IC。R112号から287号に。 所要時間およそ35分。 ・JR左沢線 終点左沢駅よりタクシーで20分。 ・所在地 山形県西村山郡朝日町大暮山 朝日町の観光や宿泊については朝日町エコミュージアムをご覧下さい。 Google地図 山形県のほぼ中央部、最上川沿いに走る国道287号線朝日町真中交差点を、秋葉山という小さな三角山の山裾に合わせるように道を折れ、まっすぐな一本道を西へ車を走らせます。大沼の浮島の標識があります。 広い水田に囲まれた大谷集落を抜けると、左手に馬神ダムが現れ、やがて小さな砂防ダムを挟むような分かれ道に出ますので、ここを右に折れます。 国道からここまで5分程。村に入り、万福寺を右手に過ぎると、一軒だけ酒や食料品を扱う小さなお店(阿部商店)があります。私は分校でのんびりするために、ここで缶コーヒーや紅茶を買います。 その店の前の丁字路を右に登り、木造の古い小さな消防ポンプ庫と、八幡神社のこま犬の所の分かれ道を、 最後に50メートル程左に登ると小さな広場がありますから、車はそこに止めます。 車を降りるとすぐに、入口の太い藤つるに目がいきます。その迫力と、頭上を覆うように葉を繁らせてる様子は、まるでこの場所の歴史を誇示するかのようです。その藤棚の下の坂道を30メートル程登れば、いよいよ大暮山分校です。 一歩一歩登っていくと、やがて赤いトタン屋根の角がてっぺんの方から見えてきます。そして坂を登り上げるとそこには、およそ百年の歴史を持つ木造校舎が、ポツンと時代に取り残されたように、しかし堂々と、今でも大暮山の人々を見守るように建っています。 |
(c)白い紙ひこうき大会実行委員会