【山菜屋どっとこむ】の楽しくお料理！

在来作物の「温海カブ」や「田川カブ」といった赤カブで作る酢の物です。
一般的には酢漬けで食べるカブですが、
それには塩漬けしたもの一旦とりだして、
それを酢に漬け込んだりと2度漬けしないといけないので、
結構手間がかかり大変です。

ここでは、手軽に食べられる酢の物の作り方を紹介します。

このピンクが仕上がると、とってもいいんです。
それと、シャキシャキといいますか、サクサクといいますか、
歯ごたえがまた、たまらなくいいです。

ピンクの色を濃く出したいときには、赤い皮をたくさん残して作ります。
時間がないとき(面倒なときとは言いません：爆）は、
皮を剥かずに作ることも出来ます。

皮が薄く、ぱりぱりした食感の「温海カブ」や「田川カブ」だからできるのです。

【材料】
・赤カブ（温海カブ・田川カブ）数個
・　塩　　　2つまみ
・砂糖　　　適量
・お酢　　　適量

・赤カブの葉を切り落とし、
　赤い皮をまだらに残しながら、うすぅ〜く皮を剥きます。
　（皮を剥かなくても大丈夫です）

・ほそぉ〜い千切りにします。
　市販の調理道具を使うのが簡単でいいすね。
　このとき、繊維に沿って（縦に）スライスした方がいいです。

・塩を2つまみほどまぶし、ボールの中で揉みます。
　水分が出てしんなりとしてきますので念入りに。
　※この塩加減が、仕上がりときに味を左右するので多すぎないように。

※切り落とした葉は、外側の大きいところを2〜3枚は捨てますが、
中の柔らかい葉は、1センチぐらいに切って、味噌汁の具に使えます。
油揚げなどと一緒にするとおいしいですよ。

しんなりとしてきたら、手でぎゅ〜っと絞ります。
※洗ったり、水にさらしたりしません。絞るだけです。

ここまできたら後は味付けです。

お砂糖とお酢を同量で混ぜ甘酢を作ります。
甘い味付けが好きな方は、お砂糖を多めにして調整してください。

絞ったカブに甘酢をたらしながら混ぜ合わせます。
すると、見る見るうちにピンク色が鮮やかさを増してきます。

器に盛り付けてできあがり。

ご家庭にある素敵な器に盛り付けると、もっと雰囲気が出ると思います。

例えば…
以前お邪魔した「知憩件（ちけいけん）」さんでは、
お漬物を「おちょこ」にいれていました。
「おちょこ」なんかにこの酢の物を盛り付けても、
料亭風でちょっと素敵かもしれませんね。

うちの場合は、雰囲気よりも食い気なので、
どんぶりでど〜ん！と出して、めいいっぱい食べますが…(^_^;)

夏のとき、こんなおかずを食べたら、気持ちがよくなる