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秋野菜づくりに向けて覚えておきたいヒント
秋野菜づくりを間近に、5月末の栽培講習会(レインボープラン推進協議会と市農林課が共催)にて、講師の「上町のタネ」(山形市)シードアドバイザー長岡堅一さんからお聞きした助言をいくつか紹介します。
●土づくり
まずは水はけの良い圃場づくりをしよう。根がよく育つ酸素いっぱいの細かい粒のある土づくりを目標に、良質の堆肥を1アール(約30坪、100平米)につき最低200kgくらい投入したい。動物性堆肥は 1年くらい外に置き、完熟のポロポロにした堆肥にして使おう。
●肥料
N(窒素)、P(リン酸)、K(カリ)のバランスに注意しよう。Nは葉肥、Pは実肥、Kは根肥と言われ、足りなくても多すぎても害が出る。例えば、根ものは前半にNを多く入れると葉ばかり大きく実がつかないいわゆる「木ボケ、つるボケ」に。元肥に規定量いっぱいまで入れてしまうと、どれだけの成分が土に残っているかわからなくなり入れ過ぎにもつながるので、最初は少なめを心がけたい。
●種まき
温度の高い時期(お盆から9/15くらい)に短い期間で撒かなくてはいけない。地温を下げる寒冷紗などを利用し、夕方4時くらいから種まきするなど一番涼しい時に種が過ごせるように注意しよう。
大根は25〜30cmに3粒ずつ撒く。にんじん、ほうれんそう、こまつなは筋撒き。レタス、キャベツは育苗してから移植するとよい。
白菜は8/10.〜15が撒きどき。撒いた後は寒冷紗で虫の害がないようにしたい。定植は8月下旬から9月上旬。間引きは畑全体を眺めて、中間のものを残す。残す株の見分け方は、カイワレが同じ大きさで、上から見たときに全体の形が正円におさまるものを目安にしよう。
「いい野菜づくりは子どもを産み育てることと同じ。母ちゃん(畑)の条件が整っていることが大事で種の値段の問題ではない」と、講師の長岡さん。みなさんもぜひよい土づくりからスタートしてください。
5月28日に開催した栽培講習会の様子
広報ながい2013年8月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事
2013.08.01:
rainbow
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