レインボープラン推進協議会

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今年も明治大学農学部食料環境政策学科共生社会論研究室の3年生10名が、10月29日から11月4日までの日程で長井市を訪れました。

5年目となるこの現地研修は、講義だけでは学ぶことのできない現場の人と人が生み出す「空間」を体感し、レインボープランを学ぶものです。

 レインボープランの仕組みができるまでの経緯や行政と市民の協働のしくみを、関係者への聞き取りから、また農家へのインタビュー、市民への街頭アンケートなどのフィールドワークを通して学び、地域コミュニティーのあり方、市民パワーの重要性などについても調査しました。

 そして、研修の最終日には成果発表会が行われました。
学生たちから見た長井市の印象、レインボープランに対する市民の意識、そしてレインボープランの今後について、新鮮な発想での成果発表会となりました。

学生たちが注目したのは「循環」という考え方。生ごみの堆肥化を通じて、消費者と生産者がつながる循環の輪に参加していることは長井市民の幸福感につながっているだろうか、という視点に立った発表や、同じ地域に暮らす者として、職域を越えて協力しあうという姿を「貢献の循環」と捉えた発表がされました。

 また、循環と地域の支え合いを体感できるレインボープランならではの特長を活かした、アグリセラピーという具体的な提案もされました。
就職活動など様々なストレスや悩みを抱える学生を、レインボープラン市民農場や認証生産者が援農ボランティアとして受け入れるもので、学生が農業体験を通じて自分や社会を見つめ直す一方で、市のPRや定住促進へつなげるという内容でした。

「人と人とのつながり」がもたらす循環の輪は、レインボープランを核としたまちづくりの大事な要素です。限られた日程の現地研修でしたが、学生たちはそれを確かに感じたようでした。

 自分が人の役に立っている、貢献していると実感できることが、誇りや幸福感につながり、人と人が支え合う「循環型地域づくり」につながっていくのではないでしょうか。
 
【生ごみ出し見学の写真】


生ごみ出しや街頭アンケートなどに協力くださった市民の皆さん、ありがとうございました。

広報ながい 2012年12月1日号内 「虹の郷発希望行き」掲載記事
2012.12.04:rainbow:count(1,943):[メモ/トピックス]
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