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田んぼの生きもの見〜つけた!
消費者に生産の現場や水田が環境保全に果たす役割を知ってもらいたい、という目的で平成20年から実施している「田んぼの生きもの調査」。今年は、6月30日(土)に、長井市中央地区公民館事業「やんちゃ たんぼのひろば」との共催で開催されました。
今回調査をした水田は、春に「やんちゃ たんぼのひろば」の一環として、子どもたちが田植え体験を行ったNPO法人レインボープラン市民農場の水田(レインボープラン認証米を栽培中)です。
調査の当日は晴天に恵まれ、小学生や保護者など32名が集合し、中央地区公民館付近の堤防内側にある水田に向かいました。
子どもたちは、冷たい水も泥もなんのその。網を片手にわれ先にと田んぼに入って生きものを探します。
網ですくった泥を川の水ですすいでバットにあけてみると・・・「いた!」「わっ、これなに?」ドジョウ、オタマジャクシ、アカトンボのヤゴ、カゲロウの幼虫などが次々に見つかり、そのたびに子どもたちの歓声があがりました。
図鑑と見比べながら、小さな生きものを観察する子どもたちの目は、真剣そのもの。「こんなにいろんなものが田んぼにいるなんてビックリ」という声も聞かれました。
調査の後は、中央地区公民館が準備してくれたお楽しみ、シャーベット作りの実験です。塩と氷を混ぜたものに袋入りのジュースを入れて、シャカシャカ振ると、冷たいシャーベットのできあがり。暑い中を活動した子どもたちは、大喜びで乾いたのどを潤していました。
田んぼには、自分たちの食べるお米が育つだけでなく、いろいろな生きものがにぎやかにすんでいる。今回の体験をとおしたこの小さな発見が、子どもたちの心に残り、土と生きものと食べもののつながりや、人と自然との共生に関心を持つ入り口になってくれるとよいですね。
★水田と自然のかかわり
農業用水路や田んぼなどは、農業生産の場であると同時に、多くの生きものが互いに関わりあいながら共存しています。この田んぼまわりにみられる豊かな生態系は、田んぼで米づくりが営まれることによって成り立っています。
△どんないきものが見つかるかな?
(広報ながい 2012年8月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事)
2012.08.01:
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