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レインボープラン“絆”循環プロジェクト
野菜がつなぐ長井市と福島県
レインボープラン“絆”循環プロジェクト
NPO法人レインボープラン市民農場は、新鮮で安全な野菜を生産者と消費者がともに作り市民へ供給しながら、新しい地域農業のあり方を示すまちづくりを目指して設立され、今年で9年目を迎えます。
その市民農場が、農産物を通して被災地とつながる「レインボープラン“絆”循環プロジェクト」を立ち上げました。
福島県からの避難者と長井市民、市民農場がいっしょに安全・安心な野菜を生産し、福島県へお届けする取り組みで、避難者同士の情報交換やコミュニティーづくり、避難者と長井市民の交流をお手伝いしながら、復興を支援しようというものです。
長井市内に借り受けた専用農場「福幸(ふっこう)ファーム」(約60a)では、4月から避難者が主体になって農作業がスタート。生産した野菜は、おもにNPO団体などを通じて、安全安心な食材として福島県へ供給される予定です。
また、山形伝説の米「さわのはな」を酒米として栽培し、福島県から長井市に避難されている蔵元にその酒米を用いてレインボープランのブランド酒「甦る」を醸造してもらい、「復興支援酒」として世に送り出すという計画もあります。
この事業には、避難者の方々に、農作業を通じて長井市で新たな絆を結んでほしい、また生産した農産物を、ふるさと・福島県に送ることで地元福島との絆を結び続けてほしい、という願いが込められています。
長井市でレインボープランの循環を体感した避難者の方々が、福島県へ帰還された後にその経験を地域づくりに活かしてくだされば、なおうれしいことですね。
市民農場では、「震災直後の『何か支援ができないか』という気持ちをもう一度思いおこして、避難者の方々といっしょに農作業に参加してほしい」と長井市民の協力を呼びかけています。
△福幸ファームで子どもたちも農作業
(広報ながい 2012年6月1日号内「虹の郷発希望行き」掲載記事)
2012.06.01:
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