naomiの写メール日記〜ブログ版〜

今日は今年最後の燃えるゴミの日だったので、気合いを入れて起き、いつもの様に起きて上着を羽織り、ゴミの袋を取りにベランダへ出ました。するとバサバサっと音がして、見ると朝日に照らされた鳩がベランダで大きく羽を広げていました。信じられないくらい美しいシルエットでした。 しかし、次の瞬間血の気が引きました。かなり怪我をして肋骨が見えていて、すごい出血です。鳩はじっと私を見つめて動きません。足に輪っかをつけていて、伝書鳩だと気付きました。
すぐに獣医に電話をしました。すると、「とにかくすぐに連れて来てください」と言われました。正直、鳩を触るのは初めてだし怖いです。どうしたらいいんだろう…と半泣きで窓の外を見ると、鳩は首をかしげました。何だか哺乳類みたいで本当にかわいく見えました。「どうしたの?」って顔をしています。人間みたい。 人科の医者に相談して、思い切ってバスタオルで鳩を包んで、出血部分を上にして、車で動物病院まで連れて行きました。途中で目を閉じてしまわないように声をかけていると、鳩はじーっと私を見つめました。そして運転している友人をじーっと見つめていました。子供みたいです。 ようやく獣医の受付に着きました。愛犬家の男性がうれしそうにドッグフードを買っていました。そして、会計を済ませて振り向いた彼の硬直した顔に、こっちがびっくりしましたが、よく考えると、パジャマにボサボサヘアーの女が血まみれの鳩を半泣きで抱っこしていれば仕方がありません。
獣医さんに鳩を手渡した瞬間、涙がどっと出てきました。鳩さん、ここまで生きててくれて本当にありがとう…。「トンビにやられたんだね。重傷だから無理かもしれないけど、やれる事はやるからね」と獣医は言って、医者の友人と鳩のオペについて、実物を使って説明していました。医者って本当にすごいです。
治療費は獣医がもってくれました。治療費を鳩の飼い主に請求すると、飼い主は引き取りに来ないのだそうです。悲しくなりました。「では、何かあったら尚美さんに電話します」と獣医さんは言いました。とにかくこの鳩が幸せになりますように…。大泣きしながら獣医を後にしました。 つづく…。
2005.12.23:naomina:[メモ/生活]


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