naomiの写メール日記〜ブログ版〜

旅行
フランスよりスペインの時間は遥かにゆーっっくり過ぎてゆきます。日本より時間の感覚は二時間ほど遅くなります。

朝11時くらいにサグラダファミリアの工事が始まり、お昼ご飯の時間になると工事は止まり、シエスタで二時間お昼寝をし、再び工事再開。そして夕方7時くらいに仕事は終わります。サグラダファミリアが永遠に出来上がらない理由の一つはこれではないか…と真剣に考えてしまうのです。

空港行きの電車が時間通りに動いているのはみたことがないし、キャッシャーも10分は時間をみなくてはいけないし。

スタバに行ったら名前を聞かれます。時間がかかるので、コーヒーができたら名前を呼んでくれるのです。
みんながたくさんいる中で「ナオーミ・キャンベル!」と呼ばれました。キャンベルは余計だけど、楽しいスタバです。ちなみにパリのスタバはフルネームきかれるらしいです。ナオミだけではたくさんいすぎてわからなくなるのだそうです。名前を書く時間があるならドリンクを作ればいいのに…と思ってしまうのですが、そうもいかないようです。日本人な発想でしょうか。

ゆっくりな時間の流れに素直に流される今日この頃でした。
今日はバルセロナからバスで一時間の秘境、モンセラットへ行きました。
岩山に囲まれたカテドラルの中には黒いマリア像があります。ディズニーランドなみに並んで、マリア様に触れる事ができます。それによって力を分けてもらえるんですって。もちろん触れてきました。カテドラルの中ですんなり一曲できたので、すぐにメモしました。

ダビンチコードで有名になってしまった黒いマリア像は南フランスとスペインのカタロニアの海沿いに私の知る限り三か所あります。私が今回見たのは、モンセラットの洞窟で発見されたというものです。

カテドラルは山の中腹にあり、山の上にも登ってきました。ガウディはこの山の上でインスパイアされ、カザミラを作ったんですって。ガウディが何を見たのかが知りたかったのです。
巨大な岩の山を見ながらネクタリンをかじりました。皆様にもおすそ分けです!
そろそろ夢の登場人物が外国人になってきました。それだけここにも馴染んできたのでしょうか。

スペインの人は愛想があるとはいえないけど、とっても親切です。普段ニコニコしている人はあまりいませんが、道などを尋ねると私の周りにいた人まで、みんな私が正しい道に行くまで見届けて、待っててくれたり連れて行ってくれたりします。

フランス人は迷った人を見ると自ら「どうしたの?」って来てくれるけど、スペイン人は助けを求めればとても親切に接してくれます。バルセロナが大好きになりました。

電車に乗っていた時に視線を感じ、ふと見るとベビーカーに乗った男の子でした。微笑むと彼は言いました。
「僕、恋しちゃった。お名前は?」
と言うので「ナオミ」だと答えると、「ナオミ!」と手足をバタバタさせて喜びました。何歳?って聞くと「3歳」と答えましたが、お母さんに「?!違うでしょ!二歳でしょ!」と正されてしまいました。お父さんも笑っていましたが、ちょっとでもお兄ちゃんに見せたかったのだそうです。かわいいですね。

写真はバルセロナ名物、スペイン広場の噴水ショー。名前だけ聞くと、ふーん。で終わりそうだけど。とにかく日本人の想像をはるかに越え、ものすごい噴射なので、バルセロナに行かれる方はぜひどうぞ。

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今日はバルセロナのグエル公園に行きました。ガウディとグエル氏が作ったニュータウンをバルセロナが買い取って公園にしたものです。ただし一軒だけ人が住んでいる家を発見!物件、売れてたんですね。年中観光客に写真を撮られながらのガウディ生活ですが、どんな住み心地か聞いてみたいです。

入ってすぐのところにドラゴンちゃんがいます。写真です。

こちらに来てガウディの手掛けた建築物はたくさん見ましたが、彼が何を言いたかったのか…とよく考えます。まるでお菓子の家だったり、人がたくさん座れる椅子で囲まれた広場だったり、なんとその下はまたもや人が集える場所だったり。たくさんの植物と建物と人間の流れがあって初めて彼の作品は出来上がるのです?BR> まるで「私は設計はしたけど、最後仕上げるのはあなたたちですよ」ってやさしく強く包みこんでくれている気がします。ガウディは天才ですね。

世界遺産のサンパウ病院にも行きました。まるでおとぎの国に迷い込んでしまったようですが、急患が到着して白衣を着た医者がすっ飛んできました。やっぱりここは病院なのです。

グエル公園のドラゴンちゃんは、今日もたくさんの人達を見守り続けるのでした。
いよいよ電車でスペインに入りました。
地中海沿いを電車でバルセロナまで二、三時間くらいでしょうか。

私は、サグラダファミリアから五軒隣のアパルトマンに泊まっていてベランダからとても綺麗に見えます。ストリートには椅子とテーブルが置いてあって、夜になるとみんな夜景を見ながらサングリアやビールを飲んでいます。
それを上から眺めながら、楽しむのがもっぱらの楽しみでもあります。

南フランスでも若干言える事ですが、至る所にミュージシャンがいて演奏をしています。しかもなぜかソロ。カタロニアという国は、トロバドールや絵画や音楽など文化全般をとても大事にしていたようです。それが未だに残っているんですね。
今こそスペインとフランスという国に別れてしまったものの、国旗の隣にはカタロニアの旗が必ず掲げられています。私達には分からないカタロニアのスピリットがあるのでしょう。

今も広場で誰かがトランペットでTHERE WILL BE ANOTHER YOUを吹いています。
音楽っていいなぁと思いました。
カタロニアといえば、エスパドリーユとカタロニアンファブリックです。写真を撮る前に梱包して日本へ送ってしまったので、お見せできないのが残念…。
カタロニアンファブリックは、明るい色合いのストライプで、かなり分厚い布です。似たようなプリントものの生地はたまに日本でも見ますが、本物は重厚感があって素敵です。値段は高いですが、親子三代一生使えそうなハイクオリティーなものです。
一方のエスパドリーユは靴敷きが麻でできていて、足首に巻くひもがついています。カタロニアの正装靴で男性も女性も足首にひもをくるくる巻いて履きます。男性は黒。女性は赤です。

ペルピニャンに来たら、有名な雑貨屋のQUINTAに足を運んでみてくださいね。布も雑貨もすべてここで買えます。ラファイエットの川向こうにあるカタロニア歴史博物館の二軒隣です。
プロバンスから海岸に沿ってスペインの方へ電車で移動して、フランスのカタロニア地方のペルピニャンにやってきました。ローマ遺跡があったりして、歴史の古い街です。
マジョルカ王のお城があって、てっぺんまで登ってみましたが、オレンジの屋根が続き、モレーノ山脈、地中海が見渡せて壮大なスケールでした。ここからの空が、どうしようもないくらい果てしないものでした。一生ものの風景です。

日差しの強い、渇いた土地ですが、なんと夕方に少しだけ霧雨が降りました。こんな季節に雨なんて。
私はセナの曲で「カタロニアに降る霧の雨は、終わりない道に夢をうつす」と歌いました。
何気なく付けた歌詞でしたが、この歌詞はまさに本当だったのだと思いました。実感したい方はぜひペルピニャンへどうぞ。ただしジプシーが多い地区は気をつけてください。立ち入るのはやめましょう。

カタロニアの旗が青い空になびいていました。
プロバンスにやってきました。強い日差しと渇いた土や石がゴロゴロしたTGVのプロバンス駅からタクシーに乗り、コテージに向かいました。プライベートガーデンや噴水が付いたすてきな場所です。

朝、なんと耳元で鳩の声で目が覚めました。寝室は二階にあり、屋根裏部屋みたいになっていて、おそらくベッドの真上の屋根の上にとまった鳩が鳴いたのです。天空の城ラピュタです。わからない方はDVDでご覧ください。

キッチンがあるので、スーパーで食材を買って朝食を作りました。野菜の味がとても濃くてびっくりしました。おいしいです!これは日本では再現不能だと思いました

朝ごはんの後、太陽の光りと緑が風に揺れる音に心地良くなり、昼すぎまで寝ていました。
昼ごはんを作って食べて、プロバンスの街にくりだしました。日差しと渇いた町並みが美しいです。セザンヌの街、プロバンスです。セザンヌのアトリエは、今日は限定数終了でチケットが買えませんでした。明日の朝にまたトライします。
ヒースロー空港で三時間フラフラして(飛行機が遅れた)、パリにやってきました。せっかくのロンドンなのに、イギリスがポンドだという事を忘れていて、ポンドを持っていなかったのでウインドウショッピングを楽しみました。

夏のパリはとにかく花がきれい!ガーデニング天国です。ホテルの窓から見える窓辺にもいろんな種類の花が風に揺れています。本当にきれい!
明日は日本でいう新幹線、TGVでプロバンスに行ってきます!フランス人もバカンスシーズンで、旅行代理店には国内ツアーパックのポスターが張り出され、朝から行列ができています。では、いってきまーす(^0^)/
前回お話したメダルの続きです。

メダルをあげた友達が、なんと年末年始ジャンボに当選していました。毎年買って初めて当たった彼女のもっぱらの悩みは、お金の使いみちです。下手な事に使うとバチが当たりそうだと悩んでしまいました。彼女は普段、おばあちゃんの病院の送り迎えに奮闘しているので、ガソリン代とかエコカーや乗り降りが楽な新車とか買えばいいのに…と人ごとの様に考えてしまいますが(確かに人ごとなのだけど)、彼女に幸せな時間が訪れますように。羨ましい悩みです。

さて、今朝、次のレコーディングの新曲の音源が14曲送られてきました。ほとんど知らない曲で、あさっての録音に間に合うように、人が変わったように暗記態勢に入りました。メダルを首から下げて。
絶対無理だと思うと泣きたくなるので、自分をだましだまし…自分で自分を褒めながら…ガンガン叩き込んでいくのです。あまり他人には見られたくない光景ですが、譜面を持ってカフェで暗記するのもけっこうはかどったりするものです。こんな時だけは、集中力のあるB型に生まれた事に心から感謝するのでした。

とにかく、全曲覚えられますように…。神様。
写真はリュクサンブール宮殿の前に広がる美しい公園です。椅子が沢山置いてあって、みんなサンドイッチとコーヒー持参で座って、休日を楽しんでいました。
ヨーロッパから送った小包がぼちぼち届き続けています。その数、なんと7箱。もちろん仕事の為の物がほとんどですが、普段はあまり買わないみんなへのお土産も、なぜか今回は買ってしまったのです。

パリから3個口で同じ窓口で同時に送ったのに、一つは帰国した翌日に、一つはおととい、もう一つは追跡した結果まだ日本には上陸していないそうです。さすがフランスですよね。気長に待ってます。

ドイツからPLUSパックヒェンと呼ばれる段ボール付き国際小包(フランスのコリッシモと同じ)は、予定より五日も早く到着しました。なにせあちらの小包はDHLが運ぶのです。さすがドイツだなぁと思いました。お勧めです。

さて、今回私が友達に配りまくっているものは、パリの有名な教会で買った、身につけると幸運が訪れると言われるメダルです。そもそも、その教会に現れたマリア様がメダルを作りなさい。それを身につける者を助けましょう…と指示したらしいのです。その指示されたシスターは二年かけてメダルを作り、あっという間にフランス全土に広まりました。不思議に思ったフランス政府がメダルを持つ人にアンケートしたところ、8割の人に幸運が訪れていたらしいのです。残りの二割にアンケートすると、殆どの人は全く信じていなかったそうです。信じる者は救われるって事でしょうか?指示されたシスターは死後130年たった今でも亡きがらは腐敗せず、美しいままそこの祭壇に眠っていました。教会はボンマルシェというデパートの裏
にひっそりと建っているのですが、中に入ると世界中から来た人で一日中溢れているのです。
一円玉サイズのメダルはDIYなどで売られている釘の様に、一袋に30個くらい入っています。それを2袋、金と銀で購入し友達に配っているのです。いちいち説明するのも大変なので「身につけると幸運が訪れるってメダル。金と銀どっちがすき?」としか言ってませんが。
ちなみにほとんどの人は銀。そして携帯に付けてます。今では幸運の女神と呼ばれるまでになりました。もらった人はこの日記を見て納得してくださいね(^O^)。
時差ぼけも二、三日で治り、おそろしくパワフルな創作意欲の塊になってしまいました。忘れないうちにスケッチブックに色鉛筆で、新鮮だったインテリアを書き留め、作れるものは、買ってきた生地を利用して暇を見つけては創作しています。
インテリアに関しては、ドイツに行って本当によかったと心から感謝しています。ファブリックならフランス、インテリアならドイツだと思いました。ドイツは木製オーナメントやオブジェの宝庫ですが、なぜかパリのショップでセンスのよいものが、ちょこちょこ売っています。不思議と宝庫のドイツでセンスのよいものを捜すのが、かなり難しいのです。

インテリア雑誌もいろいろなものが日本で売られていますが、ドイツのインテリアってないですよね。北欧ほど斬新でなく、フランスより落ち着いた感じで、ぜったい日本人には好まれると思うのですが。ぜひ誰か、「ドイツの窓辺のインテリア集」を作ってください。
今日の写真は、ドイツのカーテンタッセルです。私も初めて見たのですが、Vの字だとカーテンがだぶだぶしないで留められるんですよ。なるほどです!

そして私は、再びレコーディングに入ります。中身は企業秘密なのでまだ言えませんが、先程選曲リストをもらったところです。今年の夏のナオゴロは音源を量産する事になりそうですね。
早くがんばって自分のものにしないと!!
帰国の朝、ギターを手持ちにする為に前が広くなっている席を確保するべく、がんばって早起きして空港へ行きました。その為に空港の近くに泊まったのです。楽器とは繊細なのでフライトは本当に怖いです。もちろん今日は、余裕で飛行機に間に合い、早めに飛行機に乗り込み席に座りました。

あー、これで一安心!と思った瞬間…「あのー、日本人の方ですか?」
見るとまだ首の座っていない赤ん坊を抱っこした日本人の母親が隣に座っていました。
「夫と席が離れてしまったんです。夫と席を代わってください」
と言うのです。私は楽器があると言うと、夫が持つからとにかく代わってくれという事でした。もちろん楽器を他人に持たせる訳にはいきません。
せっかくここに座る為にすべてプランを組んだのに…その為に飛行機代と同じくらいのホテルに泊まったのに…と本当にがっかりしました。でも産まれて日が浅い赤ちゃんを見ると、こんな長いフライトがかわいそうでたまりません。
楽器とは、私にとって神聖な大切なものです。でも、何の為に音楽を奏でるかというと音楽を聴いてくれる誰かの為なのです。音楽では人の命は救えないのです。
短い時間でしたが、葛藤しながらも気付くと彼女の夫と席を代わっていました。

その赤ちゃんの両親は得にお礼も言わず、普通に私を夫の席に案内しました。私の楽器に対する想いなど知るわけもないのですから。「BYE!」と夫に言われ、本当に悲しくなりましたが、やっぱり赤ちゃんの命は神聖です。

ギターどうしよう…と悩んでいると、オランダ人のキャビンアテンダントが見ていて、私の所へやって来て言いました。
「君の希望の席に代わってくれる人を探したけど、みんなNOって言うんだ。でも君のギターは必ず成田まできちんと安全に届けるよ。」とウインクしてくれました。

そうこうしているうちに成田へ到着しました。
早速、ギターを受け取りにオランダ人のアテンダントの元へ急ぎました。そして、私の大事なギターはなんとビジネスクラスのシートに置かれていました。私はエコノミー、ギターはビジネス。大事にしてくれてありがとう!とお礼を言いました。
こうして無事日本にたどり着きました!
まだうまく日本語が出てこなかったり、時差ぼけがあったりするけど、そんなのすぐ治ります。では、おやすみなさーい!
写真はドイツの店先のドア。プレッツェル!
最後のパリの夜をのんびり過ごす為、素敵なホテルにチェックインして、優雅に過ごすこと二時間。たまには日本に電話しようと、電話したのです。
「で、尚美は何でまだパリにいるの?あれ?!朝9時に成田着でしょ。あと4時間しかないよ。」

そう、日にちを勘違いして完全に飛行機に乗り遅れていたのです。やっちゃったみたい…。せっかくいいホテルに泊まったのに…。フロントで事情を説明すると、フロント一同、全員青くなっていました。とりあえずカードで仮チェックアウトして空港へ行くと、普通に明日の便に変えてくれました。こんなに簡単に変えてくれるならあと一週間くらいいたいなーと思いましたが、さすがに言えませんでした。

さて、あと一日楽しむぞ。ホテルに戻り、レストランでディナーを食べていると、私と同じくらいの年齢の女性が隣の席に座りました。この女性がまた、私と言動がそっくりなのです。私たちはすぐお友達になりました。日にちを間違って飛行機に乗り遅れた事を話すと「私もやっちゃうかもしれないわ!」と、唯一彼女だけがこの事に驚かなかったのです。フランス人も真っ青なこんなドジっぷりに。

5分後、彼女の両親が来ました。げっ…。ショーンコネリーのような父親と、上品な母親を見た時に彼女が普通の女の子と少し違う事に気付きました。自家用飛行機でパリに来たモナコのお嬢様だったのです。お嬢様は民間の飛行機は使った事がないので、乗り遅れるという感覚がないのでしょう。
すっかりこの家族と仲良くなり、楽しい夕食でした。

そして楽しい人をもう一人発見!バゲットを丸まる一本注文し、リスがどんぐりを持つようにパンを持ち、お餅を飲むみたいに、一本一気食いするおじ様。15秒の出来事です。朝も席が目の前だったのですが、ひと呼吸あったものの同じ食べ方をしていました。あー、朝からおもしろくて吹き出しちゃう!

さーて、後は飛行機に間に合いますように!写真はドイツの街角のツリー。部屋から撮りました。朝までライトアップしています。
帰国まであと一日とせまりました。
美術館も見たいけど、やっぱりお散歩がしたい!というわけで、リュクサンブール公園でのんびり過ごして、そこから歩いてメダルで有名な教会に行って、友達へのお土産にメダルをたくさん買いました。

自分へのお土産には、ボディーショップで化粧品を買いました。ケルンのボディショップで、ドイツ式のお化粧を習ったのですが、これがまた日本人の常識を覆すものだったのです。文章にするのは難しいので省略しますが、ドイツの女性はみんなアイメイクが上手だったのでレクチャーを受けてみました。知りたい方は御一報ください。

そして最後の夜はとびきり贅沢なホテルでのんびり過ごす事に決めました。パリらしさはないけど、自分にご褒美!よく一人でここまで来れたね。おめでとう…!と、一回り成長した自分を褒めてあげるのです。写真はお散歩中に出会った本屋のショーウインドーの中のクロネコ。本物です。しかーし、これは一波乱の前触れだったのです…。