生活
レコーディングのプリプロ(プリプロダクションの略。本番前にざっと構成を決めつつ一通り録音する事。)に突入しました。風邪ひけないです。 最終新幹線までに間に合ったので、新幹線のホームにおりました。なぜか5号車の気分だったので、5号車の乗り込み口で待っていると、何と5号車の一番前の窓側に座っていたのは私の友人でした。 でもいつもの表情と全く違うので、人違いかもしれないと思い「こんばんわ」と話しかけてみました。するとやっぱり友達でした。 「どうしてこんな時間に新幹線に乗ってるの?」と尋ねると、大学の帰りだという答えが返ってきました。彼女が大学生だった事を初めて知りました。 「私ね、米留学してる時に911にあって、ショックで向こうの病院に入院してたの。だから大学に入るのが遅くなっちゃったの。」 私と話し始めると、彼女は少しづついつもの表情に戻りました。
こんなに近くに、あの事件によって深く傷ついた人間がいたなんて…。彼女は見てしまったものを、一生背負って生きていかなくてはいけないのです。でも、彼女は自分の夢を叶える為に再び大学に入ったのだそうです?心から応援するので、いろんな事を乗り越えていってほしいと思います。 私もがんばっていい音楽を作ろうと思いました。 ...もっと詳しく |
いよいよ明日からF1を見に鈴鹿へ行ってきます!ようやく念願が叶ったので、とーってもうれしいです。明日の晩御飯は名古屋コーチンにしたいと思います!(^o^)!
さて、ここ一週間ドイツのガイドブックにかじりついている私です。以前、日記で御紹介した、ドイツのFMでナオゴロをかけてくれたペテルさん達とブレーメンでニューイヤーを迎える事になったのです。フランスにもアメリカにも、一日も正月休みはなく、当然ドイツもないだろう…と考えていたのです。「12月31日に着いて2日に発つからよろしくね」とすべてを手配したところで、ドイツにも日本のような正月休みがある事が発覚…!でも真面目で義理深い北ドイツ出身のペテルさんは、せっかくの連休を喜んで私の世話にあててくれたのです(実際はうざったがられているかもれませんが…)。何を案内するかいろいろ考えてくれてるみたいです。ペテルさん、ありがとう(^o^) それにしても、一番気になるのは気温の事。−20℃になるワシントンDCに住んでいた人間から、恐ろしく寒い話をたくさん聞いてしまい、ペテルさんに聞いてみました。すると、意外な答えが返ってきました。夜にたまにマイナスになる程度で、昼は摂氏10℃くらいあるそうです。日本の仙台くらいの位置にあるワシントンよりデンマークの下のドイツの方が暖かいなんて!大陸は冬寒いという事でしょうね。 さて10月20日に発売の私も参加したスープレシピ付きコンピアルバム。333discsより「スープと音楽と」の撮影現場です。私は超売れっ子フードコーディネーターの松長絵菜さんと組み、絵菜さんのレシピをみて曲を作り、歌わせて頂きました。冬のギフトにどうぞ! |
マリアカラスのDVDを入手しました。1959と1962のハンブルグコンサートが収録されている貴重な映像です。オペラ座の映像はないらしく、まさにオペラも私生活もプリドンナだった彼女の映像は少ないのです。
彼女のハバネラを聴いたのが、私にとって初めてのマリアカラスでした。とにかく歌がうまく、スキのない彼女。 1959の時点では、事実上のマネージャーである夫と、パリのオペラ座で全盛期を迎えていたのです。歌う彼女はまさに黄金の輝きを放ち、ソプラノの声はどっしりとしていて、でも少し悲しそうなのです。 そして1962までの間に、離婚して、船舶王オナシスと暮らし始めます。オペラ座の契約はこじれてしまい、ソプラノの声も高い音が出なくなってしまいました。 そんなこんながあり1962のコンサートは別人になっています。ソプラノ曲は1曲だけです。そして一曲歌い終えた彼女の笑顔に吸い込まれてしまいそうです。たくさんの痛みを知ったのでしょう。歌い方も、すべてを包み込むように、ものがたりを語るように、やわらかいのです。 そう。その後、恋人オナシスはマリアから離れ、ジャクリーン ケネディと結ばれるのですが…。結末を知った私がマリアだったとしても、絶対オナシスを選んだでしょう。きっと歌手としてだけでなく、一人の女性として生きたかったのだと思います。生きたマリアカラスの歌を聴きたかったな。 |
昨夜、駐車場を歩いていると、足元をものすごい速度で何かが駆け抜けました。猫でもいたちでもない、野生味あふれる力強く地を蹴る足音でした。生まれて初めて動物に感じた野生感。昔、ソムリエの田崎さんが「 うーん、ブルゴーニュの森を駆け抜ける野生の獣のような香りがします。」っておっしゃってて、一体どんな香りだろう?と長年分からなかったけど。初めて野生の動物を間近で見て、とてもよく分かりました。 その動物は10メートルくらい向こうで立ち止まり、じっと私を見つめています。暗くて後ろ半身しかよく見えなかったのですが、後ろ足は鹿です。大きさは私の膝くらいあり、ビーグルのミーナよりひとまわり大きく、ミニブタくらいです。あの溢れでる雰囲気は、私の中では大地を駆ける鹿でした。でも鹿にしては小さいのです。 一体あの動物は何だろう? 知識欲が旺盛な私はその辺りにいたおじさんに尋ねてみました。
「あのー。ものすごく足の速い、中型犬くらいの大きさの、後ろ足が鹿みたいな動物がいたんですけど、何か分かりますか?」 おじさんは、「猪かうさぎだね。猪だったら捕まえればよかったのに。しし鍋は最高だよ。」と教えてくれました。私が捕まえたところで、さばけないなぁ。私は大きさ的に子供の猪だと思いました。 そして視線を感じ、ふと闇に目をやると、なんとぴんとたった二本の耳がこちらを向いていました。そう、猪ではなく、野うさぎだったのです。大きい! 先日、自分で作った曲をレコーディングしました。韻のよしあしもあり、「野うさぎの走るのを聞いた」と歌詞に入れたのですが。まさか本当に聞けるとは! それにしてもうさぎ狩り犬のビーグル、ミーナはそんなんじゃうさぎに食べられちゃうよ! |
今年も残すところあと三ヶ月ちょっととなりました。いよいよ12月で30才を迎えてしまう私です。いい節目だと実感しています。 そんな今年の年末をどうやって過ごそうか考えたのですが、クリスマスライブが終ったらフランスに飛び、一人のんびり年越しする事にしました。 ナオゴロをサポートしてくださっている、パリのフルール ド クールの方に、お会いするのもとても楽しみです。これからどんな大人になっていこうか、考えるいい機会かもしれませんね。 節目というものは何なのでしょうか?いつも突然しっぽを現し、最近…何かの節目かな?と意識して行動しているうちに、いつの間にか次のページに進んでしまっていますよね。そしてまさにページがめくれる瞬間は、不思議といろいろな事がバタバタと起きてくるものです。
結局のところ、どんな事があろうと、自分で意識するかどうかという問題なのですが。節目とは何だろう?といろいろ考えたのですが、私の答えは「人生の衣替え」です。皆様はどんな答えが浮かびましたか? 今日の写真はモンマルトルの丘から撮ったサクラクールの夕暮れです。 |
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せっかく楽園みたいな所に行けたのに…。だらだら起きる私を、ミーナはいつも通りに起こしてくれました。
それにしても本当に品格ある美しい鳥だったなぁ。雄と雌がいるんだなぁ。フェニックスってよくあるイラスト通り、黄色と赤かと思ってたのに…。
バリバリ、ドッグフードをほおばるミーナの横で、フェニックスが頭から離れませんでした。
今日のショットはよく行くチャイニーズレストランのお料理です。人参が蝶々。どうやって切るのでしょうか?