「長男」という言葉に、
人財を繋ぎとめる力は残っていない。
家長制度というガムも、
さすがにもう味がしないということだろう。
過疎化が進む地域と、
そこで育った人たちを辛うじて繋げているのは、
何だかんだと言っても人でしかないように感じる。
雇用も、育児環境も、福祉も、経済も、勿論大事だけれど、
より良い場所を探せばたくさんあるし、
言ってもここは日本だ。
多くの場合、
何人の人とどれだけの太さのラインがあるかが、
その人がその場所で暮らす意味だと感じるし、
自分が今ここにいる理由も、
振り返ればそういうことであるように思う。
ちょっと言い方は悪いかもしれないけれど、
新しくて気持ちのいい「しがらみ」を
未来に何本絡まさせられるかが、
きっと過疎地域の本当の課題なんだろうと思います。
この記事へのコメントはこちら