HOME > 記事一覧

除湿すると同じ温度でも涼しく感じる

除湿すると涼しくなる理由は、この顕熱と潜熱の関係で説明することができます。

人間は、体温を調整するために熱を発散させますが、このとき比較的に温度が高くても相対湿度が低ければ対流や輻射で熱の発散(蒸発)が汗としてスムーズに行われ、不快な感じがしません。これが除湿による効果なのです。一方、温度は同じでも相対湿度が高い場合には、潜熱(湿度)により熱の発散が阻害されて鈍くなり、汗の発散(蒸発)もスムーズにいかないので不快な感じを受けるのです。梅雨時などの無風の状態で感じる蒸し暑さは、躰から発散した湿度が除湿されないための現象です。

 

2018.06.10:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

不快指数のお話

6月になってまもなく梅雨の時期をむかえます。今年は例年より一週間程早く梅雨入りするのではとラジオで話していました。

ムシムシした不快感をおぼえる嫌な気候ですね。

そこで、今回はこのお話です。

 

不快指数のお話

体感温度とは、まわりの温度が体温よりも低ければ、人体と空気の間に差が生じるので、対流による熱の発散が行われます。空気温度が低いときには、まわりの壁や床の表面温度も低くなるので、輻射による熱の発散も行われ、実際温度よりも低温に感じます。これが冬の寒さです。逆にまわりの空気の温度が体温に近くなると、人体と温度差が小さくなり対流や輻射による熱の発散が十分に行われなくなりますが、今度は汗などの発汗により潜熱の発散で体温調整を行います。周囲の湿度が高いと発汗による蒸発が十分に行われなくなり、不快な気持ちになります。これが夏の蒸し暑さです。冬期に周囲が寒くて焚き火をすると直接火の暖かさが感じられるのは、直射熱(顕熱)が空気の冷たさに関係なく光のように移動してくるからです。太陽光の暖かさは代表的な顕熱です。このように体感温度は、周囲の壁などからの輻射熱や温度環境によっても大きく変わります。潜熱と顕熱で感じられる夏の体感温度は、おおよそ目安として下図の不快指数で表現することが出来ます。

 

家の内までムシムシとした不快な環境では、たまりませんね。換気と除湿そして通風を考えた建築的な工夫によって、家の内を爽やかな環境にすることを可能にした、SCの家なら梅雨の時期も快適です。

是非、大東住宅の展示場で体感して下さい。

2018.06.03:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

新年 明けましておめでとうございます。

  • 新年 明けましておめでとうございます。
新年 明けましておめでとうございます。

皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと
お喜び申し上げます。

さて、今年も初日の出の画像をUPさせていただきます。

毎年同じ場所ですが、(近いので)
裏山の公園へ初日の出を拝みに行ってまいりました。





(遊歩道もこんな感じです。)

元旦の朝は、快晴ではありませんが初日の出を見るのには、まずまず
のお天気でした。(ちょっと寒かったです。)






今年も奥さんと一緒です。【娘も一緒に行くと言っていましたが
寝不足(飲みすぎ)のせいか(起きれません)と断念しました。】
六時半過ぎに家を出ましたが、だいぶ明るくなっておりあまり
余裕はないようです。






奥さんには、今回もコーヒーを買いにコンビニに寄ってもらい
私は、場所の確保に急ぎました。そこそこ人は、集まっていましたが、
何とか良い場所が取れました。【奥さんも日の出前に無事到着です。】






しばらくすると、雲間から赤い光が走り空が真っ赤に染まりました。







そして、眩しいくらいの光を放った太陽が顔を出しました。







今年も素晴らしい初日の出を見ることが出来ました。
前にも言ったことがおりますが、何か勇気を頂いたような気
がします。【よ~し今年も頑張るぞ!!】てね




それでは、本年も「家造りと共に信頼づくり」をモットーに
地域の皆様、そして多くのお客様にお選びいただけるよう
安全・健康・環境に配慮した快適な住いづくりを目指して
更なる努力をしてまいります。
何卒宜しくお願い申し上げます。
2018.01.03:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

よい年をお迎え下さい

  • よい年をお迎え下さい

本年中は、皆様方に大変お世話になりまして
誠にありがとうございました。

 来年も地域の皆様、そして多くお客様にお選びいただけるよう
安全・安心・健康そして環境に配慮した快適な家造りをめざして
更なる努力をしてまいります。

 何卒宜しくお願い申し上げます。

 それでは皆様、良いお年をお迎えください。

2017.12.30:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]

『体感温度』のお話

今回は体感温度のお話です。

当社のブログで何度かUPされている内容ですが、この時期ですのでご案内させて頂きます。

 

「上図のように同じ室温20℃の住宅でも、断熱性能が高い住宅と断熱性能が低い住宅では、体感温度(実際に身体で感じる温度)が全く異なります。

 断熱性能が低い住宅では、暖房しても暖房温度は外気に影響された壁や窓などの温度に吸収され、逆に冷たい輻射熱を感じて、20℃という室温よりも遥かに低い温度に感じてしまいます。これを冷輻射現象と言います。

 逆に床や壁、開口部周辺を高断熱・高気密にすると外気の影響を受けにくくなり、壁や窓の表面温度が高くなって壁や窓に近づいても冷輻射が起こらず、熱が奪われる事が無いので寒さを感じなくなります。

断熱性能の良い床や壁は、表面温度や足下付近の温度の低下を抑えて体感温度を高め、足下付近の冷えも感じさせることもなく、寒さによる不快感も感じなくなります。

 体感温度が高いと暖房に縛られる必要なくなるので、室内の動きも楽になり自然に運動量も増えて行きます。

 上図中の体感温度の計算式で、居住空間における体感温度は計算で求めることが出来ます。表面温度と室温を足して2で割ることで簡単に求めることが出来ます。

 体感温度は18~20℃程度あり、全室暖房が実現出来ていれば室温の低下による不快感を感じることがありません。この場合、室温はそんなに高くありませんから暖房も高温で暖房する必要もなくなります。

 暖房の必要温度は、住宅性能によって変わります。冷輻射を感じる住宅では、必然的に高温の暖房が必要となります。開放式の石油ストーブや石炭ストーブ、薪ストーブは、800℃もの表面温度を必要としますが、高断熱住宅の全室暖房に採用される蓄熱ストーブや温水暖房は60℃以下でも充分暖かくなります。

 このような低温で暖房する暖房器具を断熱性能の悪い住宅で使用しても、全く暖房効果は期待出来ません。高断熱住宅で使用出来る暖房装置は、ほとんど火災の心配も少ない暖房装置になります。近年では寒冷地用のヒートポンプも一般化し、寒冷地でもエアコンの暖房が可能になって来ました。

 高断熱住宅の壁や窓の表面温度の上昇は、副次的な効果として、カビの発生を抑え健康的な住環境を創るためにも貢献します。」

 

 

家を高断熱化することが、さまざまな意味で重要なのは皆様もご存じの通りです。しかしながら高断熱住宅と言っても、断熱・気密施工がしっかり行われていないと、断熱効果は期待出来ません。工法や仕様・施工方法などの確認も必要ですね。

 

2017.12.10:m-seino:コメント(0):[清野 光芳/レポート集]