米沢牛黄木 金剛閣・旬なお便り

白昼に見られる木星食 2012年7月15日

おはようございます。明星樋口です。

2012年は食現象の当たり年です。

珍しい金環日食が5月21日に見られた後は、6月4日に部分月食が見られました。
さらにその2日後には、これまた珍しい金星の太陽面通過が起こりました。

そして今から紹介する7月15日の木星食。




さらに8月14日は金星食まで見られます。



こんなに食現象で忙しい年はなかなかないでしょう。

実はこの金星、明星の名前の由来となった星なのです。

英語では「Venus」ヴィーナスと言います。

明星に来店された方はご存知かと思いますが、店内中央にこのヴィーナスが、

ガラスにレリーフとして描かれています。

ギリシャ神話の中で、金星は愛と美の女神「アフロディテ(英名ヴィーナス)」

とされています。

その美しい輝きときらめきを見れば、その名前の由来もおのずと

納得できますよね。

また、金星は魚座と深いかかわりを持つ星のひとつで

ギリシャ神話の中にもそのお話が出てきます。

アフロディテとその子エロス(英名キューピット)からユーフラテスの川岸を

歩いていると、テュホォンという化け物が襲い掛かってきました。

みんな鳥や虫などさまざまな姿に変身して川へ飛び込み難を逃れました。

その時の魚が、星占いでおなじみの魚座のはじまりなのです。

金星が愛と美の女神アフロディテであり、魅力いっぱいにきらめくように

私達も人を引きつける"味力"を持つ存在でありたい…

そんな願いをこめて「明星」と名づけました。そんな由来があるのです。

明星へいらした際は是非、このガラスのレリーフもご覧ください。

それでは本日も皆様のご来店を心からお待ちしております。