先日、国際親善試合が行われた。
日本代表はマリ代表と対戦し、1-1で引き分けた。
ロシアワールドカップもあと3ヶ月もない状況。メンバー発表も5月末ということで、最後のアピールの場となる今回の遠征。
先発は大迫、長谷部と核となる選手を配しながら、中村、宇賀神、大島、宇佐美、森岡と試したい選手も入れての試合。
序盤はマリのディフェンスの裏をとる動き、ロングボールからチャンスを作ろうとするも、徐々に試合は落ち着いていく。そんな中、大島が怪我で交代してしまう。正直、大島は自分もものすごい期待していたので、残念。その後のうまくいかない試合を観ているとこのチームのキーマンでもあるのかなと思ってしまう。そして、前半終了間際にPKをとられ、失点し、前半を終えた。
後半に入り、次々と選手を交代するもなかなか機能せず、チャンスは作れないし、シュートは打てない。このまま負けてしまうのかと思われた終了間際、小林のクロスが弾かれたところを、三竿がクロスを入れ、中島が決めて同点。追いついて試合終了となった。
この試合を観て、これでワールドカップは大丈夫だと思った人はいないだろう。ワールドカップに出場しないマリ代表にあの内容ではそう思わざるを得ない。これが実際のワールドカップだと、個の力、一対一の場面で突破され、シュートを撃たれ、失点しているんだろうなと想像してしまうシーンがいくつもあった。かといって、どうしたらいいのかもわからない選手を変えるだけで変わるとは思えない、ポジティブな印象を与える試合ではなかった。まさに南アフリカワールドカップ前の状況と似ているが、そのときと同じようにワールドカップでは輝けるのか。このリアルを監督はどう受け止め、判断するのか、次のウクライナ戦も要チェックだな。
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