KAGEROU


第五回ポプラ社小説大賞受賞作である水嶋ヒロ著の「KAGEROU」を読んでみました。
100万本突破の超話題作ということや発売前から注目されていたということでどんな作品なのか気にはなっていました。
個人的な感想としては意外といったら言葉悪いが、思ったよりひとつの作品としてまとまっている印象を受けた。
背景描写も例えを用いながらよりわかりやすく表現しているし、言葉もそんなに難しい言葉がないので、俺みたいなそんなに小説を読まない人でもすごく読みやすいと思う。
内容は正直そんなに頭にガーンって打ち響くほどのインパクトはなかった。まぁ、そんな作品はそうそうないけどね(^^;)
ただ、著者の言いたいメッセージ性ってのがすごく伝わってくる内容だし、それについて考えさせられるものはあったと思う。

ポプラ社小説大賞受賞に値するのかどうか出来レースだったのではないかとかいろいろ言われている作品でもあったのだが、そこらへんは他の作品がわからんし、なによりプロでないので、俺如きが読んでもわからない。まぁ、正直そこらへんは俺から見たらどうでもいいしね(笑)
でも、非常に重要なメッセージ性のある作品なので、読んでみて考えさせられたという部分では読んでみてよかったと俺は思う。
映画化の噂もあるみたいだが、ぜひ、こちらの地方で撮ってほしいものだ。
って、最初のビルのシーンは難しいけどね。

この記事へのコメントはこちら

※このコメントを編集・削除するためのパスワードです。
※半角英数字4文字で入力して下さい。記号は使用できません。